天才バレエダンサーとして名を馳せ、近年は舞台の芸術監督や振付・演出家として活躍する熊川哲也。そんな熊川が手掛けるグランドバレエ「クレオパトラ」が、この秋、東京・名古屋・大阪の3都市で開催され、2017年10月12日(木)に「愛知県芸術劇場 大ホール」(名古屋市中区)で名古屋公演が行われる。

クレオパトラと言えば、紀元前1世紀に古代エジプトの女王として君臨し、時の権力者たちを魅了した絶世の美女。彼女の名前と美しさは、現在もなお語り継がれるほど有名だが、彼女の半生はいまだ多くの謎に包まれている。熊川は、そんなクレオパトラに取り巻く歴史を独自の視点で捉え、オリジナルストーリーを構築。全2幕に渡るグランドバレエに仕立てた。

この舞台でクレオパトラを演じるのは、世界トップクラスのバレエダンサーである中村祥子。美しい体と表現力、そして舞台上での存在感はまさに女王そのもの。さらにクレオパトラを取り巻く人物たちにも、宮尾俊太郎をはじめバレエ界の第一線で活躍するダンサーを起用した。

さらに舞台美術デザインは、メトロポリタン歌劇場やミラノ・スカラ座など世界有数のオペラ劇場を手掛けるダニエル・オストリングが担当。一流デザイナーが作る空間が、ダンサーたちによる迫真の演技をさらに盛り上げる。

また、2017年9月10日(日)には、グランドバレエ「クレオパトラ」の公演を記念した「熊川哲也とクレオパトラ、ときどき市村正親〜世界初公演の舞台裏〜」(CBCテレビ、深夜26:25〜)が放送。番組では、グランドバレエ「クレオパトラ」の舞台裏や、熊川と舞台界トップの市村正親との対談、古代エジプト学者である吉村作治が語る“クレオパトラの魅力”など、さらに舞台が楽しめる情報が満載となっている。

熊川哲也によって創られる新しい「クレオパトラ」。“芸術の秋”を満喫するにはうってつけの舞台となるだろう。【東海ウォーカー/淺野倫孝】