お店で飲む挽きたてのコーヒーは美味しいのに、いざ同じコーヒー豆を買って家で淹れてみるとあの美味しさが再現できない悲しさを、コーヒー好きなら一度は体験したことがあるのではないでしょうか。

そんな悲しむ人を一人でも減らせるように、9月にオープンした軽井沢の人気コーヒーショップ「丸山珈琲」の表参道店「丸山珈琲 表参道 Single Origin Store」のトップバリスタ・櫛浜健治さんから、自宅でコーヒー専門店並に美味しいコーヒーを淹れる方法を聞いて、実際に自宅で試してみました。

取材をするために伺って驚いたのですが、「丸山珈琲」ではドリップではなく「フレンチプレス」推奨で、実際に店頭でも「フレンチプレス」でコーヒーを淹れていました。元々はドリップで淹れていたものの、味わいをまるごと引き出すために2003年からフレンチプレスに切り替えたそうです。

「フレンチプレス」というと紅茶のイメージが強いですが、本来はコーヒーを淹れるために作られた器具だそうで、紙や布でろ過するドリップよりも、金属フィルターを使うほうが香りを含んだ豆の油分を取り除くことなく、美味しいコーヒーが淹れられるとのこと。

「まず気をつけてほしいのですが」という前置きから最初にお伺いしたのは、コーヒー粉の保存方法。自宅で手軽に楽しむために、店頭でコーヒー粉にしてもらって持って帰る人も多いと思いますが、その際は常温ではなく冷凍保管をしてほしいとのこと。コーヒー粉も食品と同じなので、冷凍保管すると美味しさが長持ちするそうです。

また、淹れるときは、必要な分をとったら、汗をかく前にしっかりと空気を抜いて、すぐに冷凍庫に淹れるのが正しいコーヒー粉の扱いかただそうです。ちなみに、「丸山珈琲」のコーヒー粉の袋にはバルブが付いているため、空気抜きも簡単にすることができます。

正しい保存方法がわかったら、いよいよコーヒーの淹れかたです。ここからは、聞いたものを実際に自宅で試してみたので、写真とともにご紹介いたします。

■ 「丸山珈琲」直伝の「フレンチプレス」を使ったコーヒーの淹れかた(350mlサイズの場合)

【1】フレンチプレスにコーヒー粉を16グラム入れる。

【2】4分にセットしたタイマーをスタートすると同時に、沸騰したお湯を勢いよく半分くらい注ぐ。

【3】タイマーが30秒ほど経過したら、またお湯を回し入れ、ビーカーの上から1.5センチくらい下まで注いだら、フタをかぶせてタイマーが鳴るのを待つ。

【4】タイマーが鳴ったらブランジャーを押し下げて完成。

お店で挽きたて淹れたてのコーヒーを飲んだほうがもちろん美味しいですが、今まで自宅で飲んでいたコーヒーより数倍美味しかったです。特に難しい技術は必要なく、「コーヒープレス」さえ用意すればすぐに試せる淹れかたなので、コーヒー好きな方はぜひ次の一杯から試してみてはいかがでしょうか。あなたのコーヒーライフが、少しでも良いものになりますように。(東京ウォーカー(全国版)・大原絵理香)