■ モダンな店内でゆったりとコーヒーが味わえる「RAIL COFFEE ROASTERS」

八女の「Muff」内でコーヒーを淹れていた上村さんが、自家焙煎のカフェをオープン。

ハンスウェグナーなど名作チェアを配したモダンな店内でゆったりとコーヒーが味わえる。山ノ内 明氏のイラストを使ったセンス抜群のグッズも注目だ。

「RAIL COFFEE ROASTERS(レール コーヒー ロースターズ)」福岡県八女市納楚597-1 / 0943-22-8639 / 11:30〜22:00 / 火曜日休み、第1・3水曜日休み / 20席 / コーヒー1杯420円〜

■ 女性ロースターが焼く日常に最適な一杯「Tomomo Coffee」

久留米郊外の長閑な田園地帯。「トモモ コーヒー」は辺鄙な立地ながらもコーヒーファンには密かに知られた店だ。オーナーは業界では数少ない女性ロースター・深町朋子さん。コーヒーへの思いが募り、東京の名店「堀口珈琲」「カフェ・バッハ」のセミナーなどに通い、07年に開業した。

豆は堀口珈琲が主催する生豆共同購入グループの豆を使用する。高品質な豆ながらも深町さんはスペシャルティをほとんど主張しない。「お客さまにとってはその豆がスペシャルティかどうかより、実際においしいかが重要。だからお客さんの好みに合うような焙煎を心がけています」と深町さん。

華やかなフレーバーよりも味わいを重視するので、生豆の精製方法もきれいな飲み口になるウォッシュドをベースに仕入れている。また、同じ豆を中深煎りと深煎りなど、2種類の焙煎度合いで提供するのも特徴。しかもストレートは9種類中8種類で深煎りを用意する。「私は豆のよさを引き出す焙煎度合いは1つではないと思います。酸がしっかり出る豆を選んでいるので、中深煎り以上で焼いてもバランスのとれた味になるんです」。

聞くほどにこだわりが詰まったコーヒーだが、豆売りは480円からと驚くほどリーズナブル。喫茶のどの銘柄も430円で統一され、お代わりは200円とすこぶる良心的だ。わざわざ訪ねる価値のある鄙の名店だと思う。

「Tomomo Coffee(トモモ コーヒー)」福岡県久留米市北野町中659-3 / 0942-78-3787 / 10:00〜20:00、土・日・祝日〜17:00  / 水曜日休み / 16席 / コーヒー1杯430円

■ 久留米の文化サロンのような空間で読書にふける「琥珀亭」

古本屋と見まごうほど、いたる所に積まれた本や雑誌の山。創業42年の「琥珀亭」は今でいうブックカフェの先駆けともいえる店だろう。

店主の石川滋孝(いしかわしげたか)さんは映画・音楽の知識はもちろんのこと、小説を書き、50代後半からは波乗りも始めたという趣味人。その人生を謳歌する達人を慕う若者も多い。店では12年間で110回も落語会を開き(2017年で終了)、毎年クラシックのコンサートも開催。土曜の夜はカルチャーについて自由に話す座談会も開くのでのぞいてみたい。

[琥珀亭(コハクテイ)]福岡県久留米市津福本町62 / 0942-38-0570 / 13:00〜20:00、土曜〜21:00、日曜・連休最終日〜19:00 / 火曜休み、不定休 / 32席 / コーヒー1杯500円〜

■ 歴史を刻んだ日本家屋で喫茶ができる「あだち珈琲 八女店」

江戸〜明治期に建てられた「旧寺崎邸」内にオープン。

コーヒーは代表の安達和宏さん自ら生産国を訪ね仕入れた豆やCOE入賞豆をはじめ、10種類以上から選べるなどバラエティも豊か。また、筑後エリアの厳選食材を使った軽食も充実する。

「あだち珈琲 八女店(アダチコーヒー ヤメテン)」福岡県八女市本町327 旧寺崎邸 / 0943-24-2222 / 11:00〜18:00(LO17:30) / 火・水曜日休み / 12席 / コーヒー1杯350円〜

■ 目指すのは至福の一杯ではなく毎日の一杯「Morrow珈琲」

「昔は自分がコーヒー嫌いだったからこそ、飲みやすいコーヒーを提供したい」と語る店主の三宅淳司さん。

目指すのは至福の一杯ではなく毎日の一杯。価格も苦味と酸味を調和させたブレンドをはじめ100g 400円の豆も多く、普段飲みに最適だ。

「Morrow珈琲(モローコーヒー)」福岡県小郡市横隈1664-10 / 0942-65-7238 / 10:00〜18:00 / 不定休 / 14席 / コーヒー1杯250円〜(九州ウォーカー・九州ウォーカー編集部)