紅葉シーズンを迎えた京都では、各寺社でライトアップを楽しむ夜間拝観もスタート。特に、紅葉ライトアップが人気の南禅寺、永観堂、金戒光明寺がある岡崎エリアは、毎年、多くの観光客で賑わう。そこで、各寺社の例年の混雑状況から見た、らくらく観覧できる“混雑回避テクニック”を大公開!

■ 南禅寺の紅葉ライトアップ混雑回避テクニック

南禅寺の塔頭の一つで、1339年に光厳天皇の勅許により虎関師錬が南禅寺開山無関普門(大明国師)の塔所として建立された天授庵。本堂は柿茸屋根の建物で、枯山水の本堂東庭と、池泉回遊式の書院南庭の2つの庭園がライトアップされる。緑と紅葉のコントラストは、時を忘れるほどの美しさだ。本堂や書院がある天授庵の境内は小さめで、風情ある2つの庭園は堂内に腰かけてじっくりとその美を感じたい。

【ベストなアクセスは?】最寄り駅の地下鉄東西線蹴上駅から行こう!京都駅から行く場合は市バス5系統で約30分、南禅寺・永観堂道バス停から徒歩7分で行くこともできる。

【鑑賞の所要時間は?】立ち止まらずに回ると15分ほどで1周できる。天授庵の紅葉を存分に楽しむなら、やはり本堂に座ってゆっくりと庭園美を堪能したい。

【ベストな鑑賞時間は?】夜間拝観開始前には行列ができていて、50人ずつの入場制限が。土・日・祝は20時ごろまで入場制限が続く可能性があるので、それ以降に到着しよう。

■ 永観堂の紅葉ライトアップ混雑回避テクニック

浄土宗西山禅林寺派の総本山で、空海の弟子・真紹が藤原関雄の山荘を譲り受け、尊像を安置し真言宗の道場としたのが始まりとされる永観堂。多くの寺宝を所蔵し、ライトアップ期間中には寺宝展も開かれる予定。近年では“モミジの永観堂”としても有名で、境内一帯が深紅に染まるほどの紅葉の名所だ。水面にカエデやイチョウが映り込む放生池は見逃せない。また、石畳の道には優しい光がともる灯籠が並び、ロマンチックな雰囲気に!

【ベストなアクセスは?】バスまたは徒歩でのアクセスとなるが、バスは紅葉時期に渋滞が多く、到着時間がずれることも。少しでも早く到着したい場合は徒歩が確実!

【鑑賞の所要時間は?】決められたルートがなく、ある程度自由に拝観できるので所要時間にはばらつきが。くまなく境内を巡るなら60〜90分は時間が必要。

【ベストな鑑賞時間は?】昼の拝観とライトアップで入替が行われるため、夜間の開門時間となる17時30分には、すでに受付を待つ長蛇の列が。17時前には到着して開門を待とう!

■ 金戒光明寺の紅葉ライトアップ混雑回避テクニック

“くろ谷さん”の名で親しまれる浄土宗大本山である金戒光明寺。白砂と杉苔の枯山水庭園「紫雲の庭」と、池を中心とした回遊式庭園の紅葉が見事な名寺では、2016年で3度目となるライトアップを実施。名仏師・運慶の作と伝わる文殊菩薩をはじめ、寺宝の数々も併せて拝観できる。

【ベストなアクセスは?】行きは市バス岡崎道バス停から徒歩で。帰りはバスも混雑が予想されるので、徒歩20分の京阪神宮丸太町駅を利用するのがスムーズ!

【鑑賞の所要時間は?】特別拝観となる御影堂や大方丈、紫雲の庭をすべて回れば、90分ほど。紅葉をめでつつ、普段は見られない場所を巡ろう!

【ベストな鑑賞時間は?】ライトアップ開始となる17時30分から19時30分までは混雑必至。20時ごろには混雑が解消されるため、快適に境内を回ることができる。【関西ウォーカー編集部】