応援しているスポーツチームやアスリートを支援する方法として、今まではスタジアムや会場で観戦したり、ファンクラブに入会するといった手段があったが、コロナ禍によって観戦の機会が減り、支援したくてもしづらい環境になってしまった。さらに、スポーツチームやアスリートによっては、新型コロナウイルスの影響でスポンサー契約が減額になったり、新たな契約の機会を失ったというケースも少なくない。そんな状況も含めて、スポーツ文化をより振興させたいと2020年2月に立ち上がったのが、スポーツギフティングサービス「Unlim(アンリム)」だ。実際にどんな支援ができるのか、わかりやすく解説していく。

■アスリートやチームに経済的支援をすることでスポーツ文化を盛り上げる
「Unlim」を運営しているのは株式会社ミクシィと一般財団法人アスリートフラッグ財団。アスリートフラッグ財団とは登録アスリートやチームの審査、資金などの管理について、公平性ある立場で運営するために設立されたもので、財団の代表理事にはBリーグのチェアマン・島田慎二氏、理事には元プロ陸上選手の為末大氏らが就任している。

アスリートフラッグ財団の目的は「国民の一人一人またはコミュニティが、スポーツに親しみ、スポーツへの関心を深め、スポーツを支える活動へ参画することなどによって、豊かな人間性を涵養(かんよう)し、心身の健康を保持増進させるスポーツ文化に寄与する」こと。

代表理事の島田氏は「当財団ではまずスポーツの核となるアスリート、チームを支援します。そのための手段の一つが、“アスリート、チームへの新しい応援のカタチ”をコンセプトとするスポーツギフティングサービス『Unlim』です」と説明。では実際にどのような流れでアスリートやチームを応援できるのか。その仕組みをみていこう。

■ギフティングとシェア、両方でアスリートやチームを応援!
まずファンは「Unlim」を通じてアスリートフラッグ財団にギフティング(寄付)をすることで、アスリートやチームに応援ポイントを贈ることができる。アスリートフラッグ財団は、贈られた応援ポイントなどを参考にギフティングされた金額を原資として、ファンからの寄付受付金額の67%〜83%を各アスリート、チームに支援金として支払うという流れ。

さらに、ギフティング以外にも、SNS上でシェアして仲間を集めるという方法を選択することも可能。もちろんギフティング、シェアの両方で応援することもできる。

そして登録するアスリートやチームにとってありがたいのが、手間や負担の少なさ。個人などから資金を募る方法としてクラウドファンディングもあるが、登録やプロモーション、リターンの用意など、想像以上に手間と時間を要する。その点、「Unlim」なら登録にあたっての諸条件や審査はあるものの、最短1日で簡単に登録が完了できるのが大きな魅力だ。

■実際にどんなアスリート、チームが登録しているの?
2021年4月現在、登録しているアスリート、チームは165におよぶ。RIZINなどで活躍する総合格闘家の堀口恭司選手、リオデジャネイロオリンピックで銀メダルを獲得した柔道家の原沢久喜選手、2度目のオリンピック出場が期待される体操女子日本代表の内山由綺選手、日本ラグビー界のワンダーボーイと称される藤田慶和選手など、著名なアスリートも登録。

ここ最近では、全日本選手権大会優勝など日本を代表するラクロスプレイヤー・梅原寛樹選手、競輪・自転車競技の両方でトップ選手として活躍を続ける鈴木奈央選手、リオパラリンピックの車いす陸上競技で2個の銀メダルを獲得した佐藤友祈選手(所属:モリサワ)といった、さまざまな競技に関わるアスリートが新たに参加する動きも目立つ。

「Unlim」に参加した理由はそれぞれだが、純粋に競技に全力で取り組むための活動資金を募るのはもちろん、「ファンの応援が目に見え、競技に向けて力になる」「競技についてたくさんの人に知ってもらう機会に」といった声も多く聞かれ、いち選手をただ応援するだけにとどまらないのも、「Unlim」の魅力だ。

また、「Unlim」では提携するメディアなどに掲載されることで、より多くのファンからのギフティングが期待できるのも強み。協業先メディアを経由してギフティングされた場合は、ギフティングされた金額の一部を協業先メディアに分配。さらに、公益スポーツ団体等にギフティングされた金額の一部(3%)を寄付する仕組みも設けている。

WEB上で経済的な支援をし、さらにはメディアやSNSを通した付加価値の創出にも期待できる「Unlim」。まさに“アスリートやスポーツチームへの新しい応援のカタチ”といえそうだ。