「老人ホーム」と一口に言っても、その施設の特徴はさまざま。「老人ホーム探し」の実情について詳しく描かれた、介護実録漫画が話題となっている。


この漫画を描いたのは、「発達障害グレーゾーン」の特性を持つクロミツさん(@kuromitsu1510)。「甘え」「怠慢」と世間から疎まれる“生きづらさ”を描いた作品『灰低 生きづらい+グレーゾーン』や、脳腫瘍に苦しむ父親の介護生活を描いた『電子書籍と親父の介護』を発表している漫画家だ。

今回紹介するのは、父親の介護を通して家族に向き合うシリーズ『令和介護録270日』の29話と30話。老人ホームの見学を始めたクロミツさん。ソーシャルワーカーにおすすめの老人ホームを紹介してもらいながら、各施設の見学をしていった。

老人ホームと言っても、高級マンションのような施設から、古い病棟を改装した施設まで雰囲気はさまざま。都心から少し離れた埼玉県の老人ホームなども見学をした。

大阪で働く次男に現状を報告すると「友達や親戚が来やすい場所を選んだほうがいい」とアドバイスが。知人と会えることで親父も安心するのではと考え、通いやすさも重視して老人ホームを決定した。

5軒の老人ホームを見学したが、ソーシャルワーカーが最初に紹介してくれた施設を選択。実家から近くて親戚も通いやすいうえ、費用も比較的安い。また、診療所も近く通院にも不便しないなど、多くの利点があった。

入居の手続きを終えて家へ戻ると、少し寂しそうな父親。「本当は自宅に居たいのではないか」と考えるも、認知症の父親のケアはもちろん、ケンカをせずに過ごすための最善の策だと思い直す。「家から近いし、仕事の休みには顔を出すよ」と伝えると、父親は少し安心したようだった。

漫画を読んだユーザーからは「近場だし、ここまでの経緯を考えて見ても最善の選択だったと思いますね」と、悩みながらも老人ホーム探しに奔走したクロミツさんを讃える声も上がっていた。

ついに始まった父親の老人ホーム生活。今後、一体どんな展開が待ち受けるのか注目だ。

画像提供:クロミツ(@kuromitsu1510)