猛暑日が続く夏、涼しさを求めて美術館や水族館に足を運ぶ人は多いはず。そんな夏のおでかけスポットにぴったりな、没入型アート展「ブルーピリオド展 アートって、才能か?」を紹介する。

■ブルーピリオドとは
講談社「月刊アフタヌーン」にて連載中の山口つばさによる漫画。2020年にはマンガ大賞を受賞し、今話題沸騰中の漫画だ。成績優秀かつスクールカースト上位の主人公、矢口八虎が一枚の絵に心を奪われたのきっかけに美術の世界に身を投じる、アート系スポ根漫画。展覧会では、八虎が美術に出合い、藝大受験に挑むまでが追体験できる内容となっている。

本展示は、普通の漫画展にあるような、原画展ではない!というところが見どころである。ブルーピリオド初心者の筆者でも楽しめた、おすすめの展示3点を紹介する。

■ブルピリの世界に没入できる「青の渋谷シアター」
まず初めに紹介するのが、「青の渋谷シアター」。「早朝の渋谷が青い」と感じた八虎の見えた世界を、三面の大型スクリーンによって再現。目の前に実際の渋谷が広がっているような迫力あるオリジナル映像で、漫画を読んで想像していた「青の渋谷」の世界に自分も溶け込んでいるような体験だった。映像には、主人公が美術の世界に入り込むきっかけとなったシーンのセリフが乗せられていて、漫画の世界を知らない人でもブルーピリオドのストーリーに没入できる。

■アートが学べる「描くのは好き、見るのは苦手」
2つ目におすすめするのは、「描くのは好き、見るのは苦手」というコーナー。

ここでは、自分が絵画を買い付ける気持ちになり、説明情報のない中、漫画に登場した名画の中から買いたい絵画を直感で一つ選ぶ。その裏面には、キャラクターからの解説がぎっしりと書かれており、名画の見方、捉え方を学ぶことのできるコンテンツになっている。

自分が直感でいいと思った理由と照らし合わせながら、キャラクターが名画の秘密を解き明かしているので、絵画鑑賞のポイントも体得でき、しっかり時間をかけて楽しみたいコンテンツだ。

名画の見方をしっかりと学んで、感性が研ぎ澄まされた状態で見る次の展示がこちら。

名画の見方を学んだ上で、この作品を見てどんなことを感じるのか、思ったことを自由に付箋に書き、展示品の1つとして参加することができる。自分の意見だけではなく、他の観覧者の感性も吸収することができ、ここもまた見応えのあるコンテンツだ。

■デッサンができる「キャラ大石膏室」
3つ目におすすめするのは、迫力満点の「キャラ大石膏室」。キャラクターをモチーフにした石膏像が並べられ、その精巧な作りに迫力を感じる。

また、このコンテンツでは、デッサンを体験することができ(平日限定)、その作品は一定期間展示される。デッサンができる美術館が珍しい中、自分の作品がブルーピリオド展の1つとして飾られるのもまた、このアート展の魅力である。

■デジタルコンテンツでも楽しめるブルーピリオド展
本展示は、遠方に住んでいる方でも楽しめる「ブルーピリオド展デジタル」も用意されている。展覧会をVRで見られるバーチャルエキシビション(7月中旬公開)や、「マル秘公開!山口つばさの制作密着動画&インタビュー」やブルーピリオド展公式アンバサダーの麒麟・川島明さん、ブルーピリオドファンのパンサー・向井慧さんら出演の「川島明のブルーピリオドが好きすぎて!」など、限定コンテンツも豊富である。

ぜひこの夏はアートの世界に没入できるブルーピリオド展に行ってみよう。

■展示会概要
展示会名:「ブルーピリオド展 アートって 、 才能か?」
期間:2022年6月18日〜9月27日(火) ※前期 6月18日〜8月5日(金) 後期 8月6日(土)〜9月27日(火)
ブルーピリオド展デジタルは10月27日(木)まで
時間:10:00〜20:00(最終入場は閉館時間の30分前まで)
会場:東京 天王洲 寺田倉庫G1ビル
住所:東京都品川区東品川2丁目6-4
料金(入場券):一般2000円、高校生・大学生1400円、小学生・中学生900円※チケットの購入はオンラインのみ、学生の方は入場時に学生証提示、土日祝日は日時指定あり
料金(プルーピリオド展デジタル):1500円
主催:ブルーピリオド展製作委員会
オフィシャルホームページ:https://blueperiod-ten.jp/

※新型コロナウイルス(COVID−19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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