こんにちは。40代前半、3児の父にして2021年にFIREを達成した、みもじ(@mimojinojinsei)と申します。私は、貯金ゼロの浪費家から節約家へと転身し資産形成に専念しました。過去に働き過ぎて体と心を壊した経験から、自分の人生を見つめ直しFIREを決断。現在は資産形成のコツや自己の人生観について、Twitterを中心に情報を発信中です。

ここでは「お金を使わずに幸せな暮らしをする」をテーマに、日常的に大切な節約について、あるいは資産運用と節約の大切さ、FIRE後の生活の楽しさなどをお話していきます。今回は、「お金の勉強を趣味にしてみよう」をテーマに、今すぐ始められる勉強法をお伝えします。

■「お金の勉強を趣味にする」とは?
「お金の勉強」といっても資格の取得を目的としているわけではないので、学生のころのように机に向って勉強することではありません。

勉強の目的は、無駄なく効率的に資産形成をすることです。そのため、本やネットなどでさまざまな情報をたくさん吸収していきます。勉強していくジャンルは投資、節約、税金、社会保障、確定申告など自分の人生に関係のあるすべての分野になります。

お金はあくまで道具です。お金の勉強は、道具の使い方を学ぶことです。お金の使い方はとても複雑で、かつ現在進行形で変化しています。自分の人生に必要なオリジナルのマニュアルを作り、それを継続的にアップデートしていく必要があるのです。

お金の勉強を好きになる方法の1つが、身近にある実践できそうな分野から勉強を始めて、すぐに行動に移すことです。行動に移せば結果がついてくるので、勉強した成果を感じられますます好きになっていきます。

例えば“ポイ活”はいかがでしょうか。最近はほとんどの支払いにポイントが付いてきます。さらに獲得したポイントで投資ができるものさえあります。10円でも100円でもよいので、まずは行動してみて、その成果を感じれば勉強の意義を感じることができるのではないでしょうか。

どこでお金の勉強をしたらよいかわからない人には、私自身が参考にした人やサイト、書籍をおすすめします。

・既婚者で上手に資産形成していきたい方は、生活情報誌「サンキュ!」(ベネッセ)がおすすめ
節約術や教育費の準備の仕方など、“上手な家計のやりくり”の実例を紹介してくれています。自分の家族構成に近い人のやりくりを知ることは、将来の資産形成にとても参考になります。また、家計モデルが掲載されているとついつい我が家と比べていましたが、それも楽しかったです。同じ世帯人数の家庭と比べて、食費はどちらが高いとか光熱費はどうとか、今までいろいろな家計と勝手に“勝負”してきました。

・インデックス投資を始めたい方は、水瀬ケンイチさんの「お金は寝かせて増やしなさい」(フォレスト出版)を参考に
インデックス投資で有名な水瀬ケンイチさんが、その実践法から出口戦略までをわかりやすく解説しています。漫画版も発売されています。

・お金のことはよくわからないけれど、これから勉強していきたい方は池上彰さん
ご存じの通り、さまざまなテレビ番組に出演されています。小学生にも理解できるようにわかりやすく解説してくれるのが凄いところです。もちろん、ある程度の知識があり更に知識を深めたい方にもおすすめです。池上さんが出演されている番組を片っ端から観ていきましょう。

そして、お金の知識を身につけるために、以下の行動も忘れてはいけません。

1…本を読む
本は執筆者の経験や知識が詰め込まれています。それを手に入れることができるのはとても凄いことです。1カ月に1冊の本を読むと、年間12冊の本を読めることになります。例えば、投資に関する本を10冊も読めばかなりの知識が身に付いているので、不安なく投資を始めることができると思います。

2…執筆者のSNSを見る
本を書いている人はたいていSNSで情報発信しています。本を読んでみて気になる執筆者が現れたらSNSをのぞいてみてください。継続的にその人の考えを知ることで、さらに知識が蓄積されていきます。

3…自分の興味のある分野を発信しているインフルエンサーを見つける
節約術、投資など何かに特化した情報を発信しているインフルエンサーを見つけてチェックすると、より深く知ることができるようになります。さまざまな活動をしている人が多いので、いろいろなところから情報を集めましょう。1人だけだと考えに偏りが出てしまうので、数人の意見を参考にするといいでしょう。

4…音声SNSを利用する
何かをしながらでも、空いている「耳」で知識を得ることができます。ここでも専門家や有名インフルエンサーが情報発信しているので、ぜひ利用してみてほしいです。“耳だけ勉強”だとそこまで気合を入れなくてもできますし、通勤電車の中でも聞けるので忙しい社会人にはうってつけですよ。

本嫌いの人でもYouTubeなどの動画で学ぶこともできるし、音声配信を活用すれば、料理をしながら情報を得ることができる時代です。使う媒体は自分に合ったものを選ぶと趣味にしやすいと思います。

■お金の知識の積み上げ=資産の積み上げ
私は今まで積み上げてきたお金の知識は、間違いなく資産だと思っています。なぜなら、知識の資産がなければ効率的に資産形成できず、金融資産を積み上げることはできなかったからです。お金は資産そのものですが、お金を作るための知識も資産そのものです。

それでは、知識を積み上げるための基本としてどんなことを行えばいいのでしょうか。主なものを挙げてみます。

・情報を追い続ける
常に本やネットからたくさんの情報を吸収し続けることで、知識が深まっていきます。また、情報を追い続けていると、思いもしなかったような新しい情報と出合うことがあります。お金は生ものなのでお金に関する制度は刻々と変化します。暗号資産などの新しい分野が生まれたりするので、チャンスを逃さないためにも継続的に学んでいく必要があります。私は週に1回は書店で新しい情報はないかをチェックするようにしています。

・自分に必要なお金の「ジャンル」を常に意識する
今必要とする情報も大事ですが、ライフステージが変わっていくと、必要となるお金の知識も変える必要があります。近い将来必要となる未来の情報も集めることで、遠回りすることなく資産形成をしていくことができます。

・苦手意識のあるジャンルは、まず簡単なものから情報を集める
誰にも苦手なジャンルはあると思います。だからといって、いつまでも避けて通る訳にはいきません。避ければ避けるほど損をする可能性があります。ですから、最初は簡単なものでいいので、情報を集める努力をする必要があります。

なぜお金の勉強(知識の積み上げ)が必要なのでしょうか。実は、学ばないことによって「不必要なお金を払ってしまう恐れがある」という大きなデメリットがあるのです。特に気にしなくてはならないのが以下の3つです。

1…リボ払い
リボ払いは典型的な例でしょう。毎月の支払額が一定なので、利用しやすいイメージを抱きがちですが、支払う金利を考えると決してお得ではありません。

2…税額控除や所得控除
会社勤めの方は年末になると年末調整の手続きをすると思います。中身を知らないことで、控除されるべきものが控除されないという結果にもなってしまいます。お金の知識はお金を「守る」ためにも重要です。

3…投資が怖く感じる
投資詐欺などのニュースが多く流れますから、「投資は危険」と思われている方も多いと思います。そのように思い込んでしまうのは、知識が少ないからなんですよね。投資が怖いから「貯金しかしない」という選択は、インフレが起きると資産が目減りしてしまいす。投資にもいろいろ種類がありますが、勉強をすれば決して怖いものではないことがわかるはずです。

家電の便利機能を、家族の中で自分だけが知らなかったとします。みんなは上手に使いこなしているのに、自分だけ使えていない状態です。そのようなときは「自分だけ損した」と思うのではないでしょうか?お金も同じです。

お金の知識がある人はたくさんのことを知っているので、お金を上手に使いこなしています。知らない人だけがうまく使えていない状態であるということをしっかり認識しましょう。

取材・文=澤田佳代