自身の妊娠がきっかけで育児などの漫画を描くようになったしゃけなかほい(@syake8989)さん。お店を利用するちょっと変わったお客さんやクレーマー対応したエピソードなどコミカルに描き、今後の展開に注目したい作品がそろう。

今回は、Twitterにて投稿されているエッセイ漫画「スーパーのレジでバイトしていた時の話〜噂のお客様〜」の中から、3つの作品をご紹介します!



■クレーマーによって変更した独特なスーパーのルール

バイト先のスーパーで、ポイントの交換方法についてクレームを受けるしゃけなかほいさん。すると、教育係のパートのおばちゃんが心配そうに声をかけてきて、「うるさいお客さんがいたらスタッフが交換しに行ってあげて」と言う。始めは年配の方に善意で行っていたが、現在はお客さんから希望があれば対応することになったらしい。しゃけなかほいさんは『それをやるからスタッフ全員がやらないといけなくなったのでは?』と心の中で思い、心がモヤッとする作品だ。

■背中に刺青が入る強面の男性を接客

ある日のこと、レジに強面の男性がやって来て、しゃけなかほいさんは内心怖いと思いつつも対応。すると、その男性は「24歳を超えているか」と睨みながらしゃけなかほいさんに聞いてくる。「学生」と正直に答えるとその男性は去って行くが、後ろ姿を見ると背中には大きな般若の刺青が入っている!!あの時、「24歳を超えている」と言っていたらどうなっていたのかと、考えるだけでも恐ろしいと思う作品。

■レジの混雑時にポイント交換を迫る迷惑なお客さん

スーパーが混んでいる時、ポイント払いを希望するお客さんの対応をするしゃけなかほいさん。このスーパーでは、レジ係のスタッフがサービスカウンターまで行き、お客さんのポイントを交換するという謎のシステム。レジに戻ると、「あら、交換しなきゃいけないなら自分で行ったのに」とそのお客さんは言う。接客で笑顔をキープするも、心の中では『嘘つけクソババア』と、思うしゃけなかほいさん。すると、次の優しいお客さんに励まされて心が救われる作品だ。

SNSやブログでコミカルなエッセイ漫画を投稿しているしゃけなかほいさん。お客さんのポイントを交換中に列のお客さんをお待たせしていた状況について聞くと、「実際はどうなのか知りませんが、混むのは夕方…みんな早く帰って夕飯の支度をしないといけなかったり、明日の準備があったり、誰かを迎えに行かないといけなかったり、とりあえず皆が急いでいる時間帯です!きっと後ろに並んでいるお客さんは怒ってるんだろうな。数分レジが止まり、その間隣のレジは2〜3人終わっていくのですから。イライラしたお客さんのいるレジへ戻るのは、怖かったです」と話す。

混雑している時間帯は、1台でもレジが止まると影響が出てしまう。それでも教育係のおばちゃんの指示通りに対応した理由について伺うと、「混んでいるときは隣のレジへお客さんが押し寄せたりして、他のスタッフにも迷惑がかかるのであまり行きたくなかったのですが、仕方ありません。数日前に教育係のおばちゃんにも言われ、以前のようにお客さんからクレームを言われるのも怖くなっていたので、そのように対応しました」と語る。

スーパーのレジ係の日々の苦労などがよく分かる今回の作品。今後はどんな作品が公開されるのか楽しみだ!



取材協力:しゃけなかほい(@syake8989)