茶トラの「ミル」、白黒ハチワレの「ポッちゃん」、黒猫の「朔ちゃん」の3匹の猫に世話を焼く日々を描いた漫画が注目を浴びている藤緒ミルカ(@mirumirupakupa1)さん。公式トップブロガーとして認定されているアメーバブログやTwitterに漫画を投稿している一方、ウォーカープラスでも人気の漫画を紹介している。

今回は、猫ちゃんたちの“マタタビ”エピソード漫画をお届け。さらに作者の藤緒ミルカさんにも、そのときの様子について話を伺った。


ある日、マタタビの枝をゲットした藤緒さん。早速猫ちゃんたちに渡すと、ミルとポッちゃんは狂喜乱舞!2匹が「えへえへ」状態の一方、朔ちゃんはというと…。

隅っこでドン引き!!そんな様子を見かねて、娘のナツちゃんが「はい、どうぞ」とマタタビを渡してみると…。

「ふん、ふん、ふん」と神妙に臭いを嗅ぐが、やはり2匹に比べると無反応に近い。「そんなに好きじゃなかったかな…」と思った瞬間、ナツちゃんが朔ちゃんの異変に気付く…!

本作で描かれた出来事について、作者の藤緒さんに話を聞いてみた。

――これまで、マタタビを与えたことはあったのでしょうか?

紙製の爪研ぎにマタタビの粉がついてきたことはありましたが、マタタビの枝は去年が初でした。夫がたまたま道の駅で見つけて買ってきたんです。

「猫にマタタビ」とはよく聞くのですが、実際にどんな感じで喜んでもらえるのかは知らなかったので興味半分だったんですが、思いのほか反応が良くてびっくりでした。ポッちゃんには特に気に入られて、漫画の通りそれはもう大興奮でした。もちろんマタタビそのものも好きなようですが、マタタビを転がしていた床にも匂いがついているのか回収したあとも、しばらく床に愛情を注いでいました。

――今回、朔ちゃんも実は興味があったことがわかりましたが…藤緒さんとしても新発見でしたか?

そうなんです。以前与えたときは、ミルとポッちゃんがマタタビに心奪われている姿を遠くで見てるだけだったので、朔ちゃんはそんなにマタタビはお好みではないんだと思っていました。今回も2人の狂喜乱舞してる姿を離れた場所から見て引いていたので、「猫にも好き嫌いはあるよな」とは思ったのですが、勢いに負けただけかも…と思い、試しに朔ちゃんにも進呈してみたら突然、滝ヨダレが出現して爆笑でした。

ミルのようにかじり付いたり、ポッちゃんのように自分に擦り付けたりなど、マタタビに対してのアクションがないのに、ひたすらヨダレが出てるのがなんといいますか、かわいくて。朔ちゃん自身もどう反応していいのかわからないという感じでしたが、多分嫌いじゃないんだと思います。

――マタタビ以外に、猫ちゃんたちがこんなに狂喜乱舞するものはありますか?

マタタビと同じような反応をするものはありませんが、強いて言うならやはり、ツナ缶を開けた時がうれしそうではあります。ウェットタイプのキャットフードをあげることもありますが、我が家ではそれは缶ではないので、なぜツナ缶を開ける音にそんなにいい反応を示すのかは謎なんですが。おそらく純粋にツナの匂いがおいしそうなんだと思うんですけどね。でも、食べたことないのに毎回非常にうれしそうに駆け寄ってきますよ。


投稿した際には、「我が家の3匹もそれぞれの反応で、よくわかります」という共感の声があった一方で、「すごい酔っぱらいになって、それ以来マタタビは封印してしまいました」「うちも唯一の女子は無反応ですね」といった声も寄せられていた本作。藤緒家の猫ちゃんたちは大好きだったようだが、なかにはマタタビが苦手な猫もいるようだ。

画像提供:藤緒ミルカ(@mirumirupakupa1)