駅員経験のあるザバック(@theback_blog)さんは、Twitterやブログにて駅員を主人公にした漫画などを中心に公開している話題の漫画家。ユニークな動物のキャラクターが多く登場し、駅員の日常が垣間見えるような作品ばかりだ。今回は、ブログに投稿された「100日後にやめる契約駅員さん」の中から、退職した同僚のエピソード漫画を紹介。著者のザバックさんに車掌さんのアナウンスについても聞いた。


ある日、駅の構内で定期券の落とし物を見つけたペン助。そのことを後輩のネズイチ君に話すと、ネズイチ君が構内放送することに。
ネズイチ君はマイクを片手に取ると、「お客様のお呼び出しをいたします。ナカタリョウ様。改札口までお越しください」と鼻をつまんだ声で話す。

その構内放送に違和感を感じたペン助は、放送が終わると「なにその昔の車掌みたいなしゃべり方…」とネズイチ君に言うと、「え?知らない?この方が聞きやすいっすよ」とドヤ顔で話す。

その後、お客さんから『放送のしゃべり方が気持ち悪いからやめてください』という苦情メールを受け取るのであった…。

SNSやブログでさまざまな駅員漫画を投稿しているザバックさん。今回は、ザバックさんに車掌さんのアナウンスについてインタビューした。

――車掌さんのアナウンスは独特なイメージがありますが、アナウンスの仕方に決まりなどはあるのでしょうか?

あの車掌の独特な喋り方は、昔の放送機器の性能が低く、あの喋り方のほうが声が通りやすかったからというのを聞いたことがあります。本当かどうかは知りませんが(笑)。

――ザバックさんは仕事でアナウンスの経験があるかと思いますが、実際に何度も練習されましたか?

僕は元駅員なので駅のホーム活動や案内放送しか経験がありませんが、こういうのはぶっつけ本番でやらされましたね。もちろん会社によると思いますけど。その後に練習しました。マイクでの放送は他の業務よりも楽でしたね。



取材協力:ザバック(@theback_blog)