ハード系のパンに力を入れている静岡市葵区のパン店「ブーランジェ キノミ」。自分で起こした4種類の天然酵母を使い、寝る間も惜しんでパン作りをする姿勢は「命を懸けている」とファンに絶賛されています。

いつも通る表通りから1本裏へ入れば、そこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットを巡る「しずおか裏表さんぽ」。静岡市の北街道を静岡流通通り沿いから静清バイパス瀬名ICあたりまで散歩します。

まずはパンの顔ぶれチェック

北街道沿いの瀬名交番の近く、コンビニの角を南へ入ります。表通りから1本裏に入ったところに見つけました。天然酵母パンの店「Boulanger Kinomi(ブーランジェ キノミ)」です。

口コミでは「パン作りに命を懸けている」と絶賛される、知る人ぞ知る人気店。

天然酵母で作る、硬めで小麦の味わい深いパンが特徴のお店です。

「フルーツとクリームチーズ(320円)」や「クルミといちじく(350円)」など気になるパンがいっぱい。「塩バターロール(170円)」も人気だそうです。

岩手産のバターで作った「あんバターサンド(280円)」もありました。

焼き立てで出てきたのは「ミートクロワッサン(340円)」と「ハムとチーズのクロワッサン(320円)」。

表面はパリパリ、中がふわふわ。中の具も味が濃すぎず、ちょうどいいバランスです。

手前右)ハムとチーズのクロワッサン(320円)
奥右)塩バターロール(170円)

天然酵母4種を常時使用

パン作りから販売まで1人でやっているのは、常盤木実さんです。

ブーランジェ キノミ・常盤木実さん:
すごいハードですけど天然酵母だから、かんでいるとジュワッと味がするんですよ。イースト菌なら買えますが、天然酵母なので自分で起こしからずっとやっていきます

天然酵母とは、パン生地を発酵させるために使う菌のこと。

一般的にパン作りは膨らませるのに失敗が少ないイースト菌を使いますが、キノミでは、作ること自体が難しい天然の酵母を使ったパンを販売。

「レーズン酵母」、「ホップ酵母」「ルヴァン酵母」「酒かす酵母」の常時4種類の自家製酵母を使ってパンを作っているそうです。

天然酵母は生地の発酵にも半日以上を費やすため、お店の営業も2日に1回のペースになります。月・水・金がパン生地の仕込み。火・木・土が販売です。

手間隙をかけることで、味わい深い唯一無二の天然酵母パンが完成するんです。

働き過ぎな店主

店を開ける日は午前2時から作業が始まります。

開店の10時半まで成形や焼きの作業をして、午後6時まで店番。午後は居眠りしちゃうほどの重労働なんだそうです。

ブーランジェ キノミ・常盤木実さん:
5年前と比べて少しはいいパンを作れるようになったかなと自分なりに思うんです。「こうしたらよかろう」と試行錯誤してみるんですね

パンの話をすると止まらない常盤さん。まさに命をかけている常盤さんの天然酵母パンを味わってみてください。

■店名 ブーランジェ キノミ
■住所 静岡市葵区瀬名川1丁目22−4
■営業時間 10:30〜18:00 ※パンがなくなり次第終了
■定休 月・水・金・日
■問合せ  054-263-1037