2017/07/17 05:54 ウェザーニュース

17日からは七十二候「鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)」の期間となります。

今回は鷹ではなく…

鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)とは、鷹の幼鳥が飛ぶことを覚えるということです。

なぜ鷹が起用されているのか、その理由は明示されていません。もしかすると「幼鳥が飛ぶこと覚える時期」ということを強調する狙いがあったのかもしれません。

もっと身近な鳥だと、ツバメの幼鳥もこの時期に飛ぶことを覚えます。
それも関係してか、会員の方からはたくさんのツバメのリポートが届いています。

ということで今回は、鷹ならぬ「ツバメすなわちわざをならう」というテーマでお伝えしていこうと思います!

ツバメの生態

ツバメが関東地方にやってくるのは、だいたい3月下旬〜4月上旬頃です。
また、ツバメが卵を産む時期は4月末〜7月末頃で、一回に3〜7個の卵を産みます。

しかし、これらがすべて巣立つことができるのは稀なケースです。
巣立った直後の若い鳥は、カラスやワシ・ハヤブサなどに狙われるため、生きていくのに必死です。

そんな環境下で見事生き残り、一人前となったツバメだけが、南に渡ることができるのです。

物件探しは慎重に?!

「ツバメは毎年同じ巣に戻ってくる」とも言われていますが、必ずしも全てのツバメがそうというわけでもありません。

体の小さなツバメには天敵がたくさんいるため、物件探しは慎重です。
あえて人目の多いところに巣を作り、スズメやカラスなどを近づけない工夫をします。

他にも駅のスピーカーの上など、雨風に当たらない場所をうまく利用し、巣作りをしています。

力が弱い分、非常に賢いです!

一人前になるために

一般的に、ツバメのひなは孵化してから20日前後で巣立ちを迎えます。
巣立った後は一人で生きていかなければならないので、親から飛び方や餌の獲り方を教わります。

これがいわゆる「わざをならう」時期なのです。

一人前になるべく、大きな一歩を踏み出したツバメを、ぜひあたたかく見守ってあげてください。

参考資料など

【参考・参照元】
初王子・日野カワセミ会「ツバメQ&A」http://kawasemi.fan-site.net/research/tubame/tubame_qa.html