2017/07/28 15:30 ウェザーニュース

ここ最近、少しでも土砂降りの雨になると話題にでる『ゲリラ豪雨』。

実際に、近年ではゲリラ豪雨と呼べるような短時間で局地的に降る雷雨が増えています。

気象庁の統計の1日の降水量が50mm以上の日数を見ても、年々大雨が降る日が多くなってきていることが明らかです。

ちなみに、50mm以上の雨というのは、滝のように降って、傘をさしていても役には立たず、視界は真っ白になるため車の運転が危ないレベルです。

一度にたくさんの雨が降るようになると、どうなるのでしょうか。

日常生活が「いきなり大雨に降られてびしょ濡れになった」どころの問題ではなくなり、ときには命にかかわるような災害も発生します。

たとえば、川の急な増水で人が流されたり、大量の雨によってマンホールの蓋が外れたり、地下街に水が流れ込んだりするなどです。

このような背景があり、ウェザーニュースでは、10年前からゲリラ豪雨から人々を救う取組を続けています。

ゲリラ豪雨から人々を救いたい

きっかけになったのは、2008年に起こった兵庫県神戸市の痛ましい事故です。

この事故は、市街地を流れる都賀川で起こりました。川の上流に大雨が降ったことで、川の水位が10分間で1.3mも増水し、児童ら5人が流されて亡くなってしまったのです。

そこで、ウェザーニューズでは、毎年7月頃〜9月末に「ゲリラ雷雨.Ch」というコンテンツを設置し、ユーザーの皆さんにいちはやく天気の急変をお知らせしています。

では、具体的に「ゲリラ雷雨.Ch」とはどのようなものなのでしょうか。
今回は、「ゲリラ雷雨.Ch」の運営を行っている、ウェザーニューズのトランスメディアコンテンツ事業部の若狭洋平さんに、詳しくお話を伺いました。

まず、この「ゲリラ雷雨.Ch」には、大きく3つの機能があります。
それは「ゲリラ雷雨危険度マップ」「ゲリラ雷雨アラーム(有料会員のみ)」「ゲリラ雷雨リポート」です。

「ゲリラ雷雨危険度マップ」は、自分が今いる都道府県で、急な雷雨が実際に起こっているのか、近いうちに発生しそうかどうかがわかる地図です。

この、マップ上にある点や矢印は何なのでしょうか。

「『ゲリラ豪雨防衛隊』に入隊をしてくださったユーザーからのリポートが表示されています。矢印は、矢印の示す方向に積乱雲があるということです。そして、丸印は、真上に積乱雲があるという意味ですね。背の高い雲があると、丸印の周りに、丸印のほうを向いた矢印が取り囲んでいることもあるんですよ」

そして、「ゲリラ雷雨アラーム」とは、発生の危険性が高い時に、PUSH通知でお知らせがきます(ただし、ウェザーニューズ有料会員限定の機能)。

ちなみに、通知のタイミングはというと、「昨年は全国で平均して59分前でした」とのこと。

そして、発生前には、2012年以降で90%台という高確率で通知が出せているという実績を誇ります。

これだけ事前に、ほぼ確実に通知が来るのであれば、ちょっとした買い物や用事などで出かける前に雨が降るかどうかがわかるので、洗濯物を取り込むかどうかや、雨具を持っていくかどうかの判断がしやすくなります。

実はこれだけ早く通知機能を送れるのは、現在ウェザーニューズだけなんです。

なぜ、そんなことが可能なのでしょうか。後編で詳しく説明します!