2017/08/21 12:13 ウェザーニュース

8月に入ってから日照不足が続く東・北日本。特に東北太平洋側は近年にない、深刻な日照不足となっています。

仙台は20日間でたった13時間

東北太平洋側の日照時間を比較してみると、仙台・福島では8月上旬・中旬のこれまでの最少記録より大幅に少ない異常な日照の少なさとなっています。仙台は20日間でたった13時間、1日に平均すると40分も日差しが出ていない計算になります。

東京や千葉でも、有名な冷害年で平成大凶作とよばれた1993年より8月上・中旬の日照時間は少なく、これまでの最少です。

◆8月1日〜20日の各地の日照時間比較

・仙台(宮城県)

 2017年(今年)13.3時間

 昨年までの少ない記録(1961年以降)
 1位:2003年 42.1時間
 2位:1998年 48.6時間
 3位:2001年 51.5時間

・福島(福島県)  

 2017年(今年) 22.6時間
 昨年までの少ない記録(1961年以降)
 1位:1993年 40.9時間
 2位:2003年 49.6時間
 3位:1998年 54.6時間

・東京(東京都)  

 2017年(今年) 36.4時間

 昨年までの少ない記録(1961年以降)
 1位:1993年 40.7時間
 2位:1998年 55.4時間
 3位:2001年 66.0時間

・千葉(千葉県)  

 2017年(今年) 45.7時間

 昨年までの少ない記録(1966年以降)
 1位:1993年 49.7時間
 2位:1998年 72.2時間
 3位:1977年 73.8時間

人々の感覚も…

ウェザーニュースに全国から日々寄せられる数万の気象報告の分析をみてみても、宮城県では晴れの報告が半数を超えた日が1日しかありません。少ない状態が続いています。

農作物だけでなく人の活動にも影響?

ウェザーニュースでは、過去に晴れ・曇り・雨の日にそれぞれ当日のやる気度を全国の会員の皆さんに聞いてみたことがあります。

のべ26,000人の回答を集計してみると、全体的には晴れの日は77%、曇りの日は57%、雨の日は41%の人がやる気があると回答。つまり晴れないと、だいたい半分の人はやる気がでないのです…

農作物の生育への影響が最も懸念される問題でありますが、経済活動全体を見ると人々の生産性にも日照不足が影響するかもしれません。

この先も日照回復は期待できず

東北太平洋側はオホーツク海高気圧の張り出しに伴って東からの湿った空気が流れ込みやすい状況が続き、雲が発生しやすくなっています。
これが日照不足に影響しているのですが、23日頃は少し太平洋高気圧の張り出しが強まるため日差しが期待出来そう。
ただし、長続きはせず日照の大幅回復とはならなそうです。