2017/09/27 06:21 ウェザーニュース

「一雨一度」(ひとあめいちど)って、みなさん聞いたことがあるでしょうか?
秋の季節の移ろいを表現した言葉なのですが、どういう意味なのか簡単に解説したいと思います。

この言葉の根拠となる天気。そもそも秋の深まりとともに主役が交代しているんです。

8月下旬〜9月頃ほど、日本列島の上空は夏の湿った暖かい空気と秋のカラッとした涼しい空気がせめぎあって秋雨前線が停滞しやすく、ぐずついた天気が数日間続くことがあります。

10月になると秋のカラッとした空気が優勢になって秋雨前線は本州の南の海上まで南下。本州の周辺はすっかり秋の空気に入れ替わります。その後は低気圧や前線と高気圧が交互にやってきて短い周期で天気が変わります。

雨⇒冷たい空気⇒気温が少し下がる

低気圧や前線による雨は降っても数日間続くことはなく、すぐに高気圧に覆われて秋晴れとなります。

その後、大陸から冷たい空気が流れ込んでくるため、雨の後の晴れは、降る前に比べて気温が少し下がることが多いのです。

雨⇒冷たい空気⇒気温が少し下がる、の一連の流れを繰り返し、秋は深まっていきます。この様を「一雨一度(ひとあめいちど)」と表現しているのです。

これからの季節は雨が降るたびに、次の季節への準備を進めていく目安にするのも良いかもしれません。