2017/10/18 20:22 ウェザーニュース

宇宙には、恒星や惑星など様々な天体が存在していますが、今回注目するのは「彗星」。

21日に見頃となるオリオン座流星群とも関係があるようです。

彗星って何者?

彗星はとても小さな天体で、全体の約8割が氷で出来ています。そのため、太陽に近づくと氷の表面が少しずつ溶けて蒸発します。
この時、本体からはガスやチリも一緒に放出されているので、淡い光に包まれ、まるで輝いているように見えるのです。

さらに、本体から出たガスやチリは、ほうきのような長い尾を作り出します。ここから彗星は「ほうき星」とも呼ばれています。

流星との関係

太陽の周りをガスやチリを放出しながら回る彗星。実はこの彗星が公転軌道上に残したチリの中を地球が通ることで、流星群が生まれます。

チリが地球の大気圏に突入し、大気中の原子や分子と衝突すると光を放ちます。これこそが流星です。

同じ彗星が生みの親

流星群を生み出した彗星は、母天体(母彗星)と呼ばれています。
21日に見頃となるオリオン座流星群の母天体は「ハレー彗星」。76年周期で太陽の周りを公転しています。

ちなみに、ハレー彗星はゴールデンウィーク頃にピークを迎えるみずがめ座η(エータ)流星群の母彗星でもあります。
つまり、みずがめ座η(エータ)流星群とオリオン座流星群はいわば兄弟といえます。

同じ彗星から生まれた、2つの流星群の違いなどを発見できると、もっと流星観測が楽しくなるかもしれませんね。

参考資料など

【参照・参考元】
国立天文台「彗星」https://www.nao.ac.jp/astro/basic/comet.html
国立天文台「流星群」https://www.nao.ac.jp/astro/basic/meteor-shower.html
JAXA「ハレー彗星」http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/comet_halley.html