佐藤琢磨に角田裕毅に岩佐歩夢と豪華ゲスト襲来! モビリティリゾートもてぎにてHRS-Kの特別講習会を開催

この記事をまとめると

■HRS(ホンダ・レーシング・スクール)内にあるカート部門の特別講習会が開催された

■角田裕毅選手や岩佐歩夢選手、HRSプリンシパルの佐藤琢磨選手が訪れた

■カートを使って生徒たちと模擬レースを行ったほか、Q&Aセッションも開かれた

将来有望な若手レーサーがカートでガチレース!?

HRS(ホンダ・レーシング・スクール)は、国内外で活躍するドライバーを多数輩出したレーシングスクール。2022年からはいままで以上にホンダの意思を入れるために、名称を鈴鹿サーキットレーシングスクール(SRS)から、HRSに変更している。

そんなHRSでは、カートクラスであるHRS-Kというカテゴリーも設定されている。ここでは、マシンの性能をフルに引き出すためのセッティング方法をはじめ、講師を務めるプロのレーシングドライバーたちと一緒に走行を重ねるなど、今後トップカテゴリーで活躍していくために必要な基礎知識を身につけることができる。

そんなHRS-Kの特別講習会が、12月2日にモビリティリゾートもてぎ北ショートコースで開催された。本講習会ではレッドブル・レーシングからF1世界選手権に参戦し、HRSのアンバサダーを務めるセルジオ・ペレスが、特別講師としてHRS-Kの生徒たちと交流を図る予定だったのだが、飛行機の遅延により残念ながら欠席。

なので今回は、HRSプリンシパルの佐藤琢磨に加え、日本人唯一のF1パイロットである角田裕毅と、F1の直下カテゴリーであるF2で活躍し2024年シーズンからスーパーフォーミュラへのフル参戦が発表されている岩佐歩夢が、ピンチヒッターとして参加した。ちなみに角田と岩佐は、ともにHRS(当時の名称はSRS)の卒業生である。

特別講習会では、実際にスクールで使用されているカートを用いて、スクール生5人に角田と岩佐を交えた10周の模擬レースが実施された。ここで現役F1パイロットの意地を見せつけたのが、最後尾からスタートした角田だった。レース開始早々に大外刈りを披露して大幅にポジションアップ。生徒たちに存在感をアピールした。

2位までポジションが上げた角田は、ファイナルラップでトップを走行する松井沙麗にプレッシャーをかけ勝負をかけるも、まさかのスピン。トップを死守した松井に対して佐藤プリンシパルは、「あのプレッシャーのなかでよく耐えた!」と言葉をかけていた。

模擬レース後には生徒たちから、佐藤プリンシパル、角田、岩佐に対してQ&Aセッションが実施された。レース前に行うルーティンについて、「とくに何も考えずリラックしていますが、眠たくならないようにレッドブルを飲んでコーヒも少し飲みます」と角田。一方の岩佐は、「レースで自分がどのような展開に持ち込めるか、さまざまなシチュエーションの想像をします。そうしないと逆に不安になるので……」と語る。

また、佐藤プリンシパルは、「レースウィークは週末ヴィーガンになる。血液がサラサラになるから、持久力もアップします。お肉はレースが終わったら解禁します。自分にあったルーティンをいろいろ勉強して見つけることが大事です」とアドバイスを送った。

F1とF2という世界のトップカテゴリーで活躍するドライバーたちと一緒にレースができたことは、今後ステップアップを目指す生徒たちにとっては忘れられない時間になったはず。間近で見て感じた先輩ドライバーたちの走りやアドバイスを活かして、世界の舞台へ羽ばたいてほしいと願うばかりだ。