4年に1度ぐらいは点検・清掃しておきたい部品

 連日35度以上の猛暑日が続くこの季節、ちょっとスポーツ走行を楽しむと、水温がたちまち上昇し、「やっぱり、大容量ラジエターが必要なのかな……」と考える人もいるだろう。

 交換できるなら、よりクーリング性能のいいラジエターに交換するのが一番だが、その前にラジエター本体を点検してみよう。クルマのバンパーは、ラジエターに効率よく風を当てるために、開口部が大きく開いている。この開口部には、一応ネットが張られているが、ネットでキャッチできるのは大きなゴミや葉っぱなど。

 そのため、ある程度の年数を走っているクルマは、ラジエター前に葉っぱや土、その他が詰まっていて、大きく冷却性能を損ねていることがある。写真は、新品からおよそ7年ほど使用したラジエター。かなり、ゴミが堆積しているのがわかるはず。

 当然、これでは本来の冷却性能はスポイルされてしまっているので、こうしたクルマは、ラジエターの交換を検討する前に、まずは車体からラジエターを取り外し、水で丁寧に洗うことで、かなりクーリング性能が復活するはずだ(高圧の水で洗うのはNG)。できれば4年に1度ぐらいは点検・清掃しておきたい。

 その他、ラジエターキャップも消耗品なので、車検でいえば2回に1度ぐらいの間隔で交換しておくといいだろう(冷却水=LCCは、車検毎の交換が基本。放っておくと、防錆性能が劣化し、エンジン内の水路等が錆びてきてしまう)。

 また、ラジエター本体もじつは消耗品で、樹脂製のアッパータンクが退色してきたり、カシメ部分がゆるんできたら、要交換。とくにアルミ製ラジエターは、7〜8年で放熱性が急速に落ちるので、新品への交換が必須となる。

  

 なお、ラジエターには、メーカー純正品と、純正同等の社外品(安価)、そしてスポーツ走行用に容量の大きいラジエターの3種類がある。スポーツ走行用のラジエターには、アルミ製と銅製の二種類があるが、性能的には一長一短。アルミ製のメリットは、軽いこと。

 その代わり熱を伝えやすいので、エンジンルームの熱の影響を受けやすいというデメリットもある。銅製は少々重たい代わりに、自己放熱性という性質があるので、全開走行だけでなく、真夏の渋滞に突入することを考えれば、こちらの方が水温をより安定させやすい。

 というわけで、ストリートメインのユーザーなら、材質は銅製の方がオススメだ。