上の3桁の数字からひらがなまでそのままでナンバーを変更可能

 今年4月から交付が始まった「ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート」。これは交付手数料+1000円以上の寄付金を支払うことで交換できる図柄入りのナンバープレートなのだが、最大のポイントはベースカラーが白色であること。つまり軽自動車でこのラグビーナンバーに交換すると、普通車っぽい白ナンバーで堂々と公道を走れるようになるのだ。良くも悪くも目に付くあの黄色ナンバーがあまり好きじゃない、という軽自動車ユーザーの間ではけっこう話題になっている。

 ちなみにラグビーナンバーには、寄付金ゼロの交付手数料だけでも交換可能。その場合は図柄は入らず、右上にちょこっとピンク色のエンブレムロゴだけが入るデザインとなる。ただ、こっちの方がより普通車っぽいので、単に白ナンバー化したい軽自動車ユーザーなら、わざわざ寄付金を払うケースは少ないかもしれない。一応、寄付金を払った場合は図柄入りもなしも両方選べるのだが。

 ともあれ、このラグビーナンバー登場をきっかけに、「ナンバーを換える」ということが軽自動車を楽しむ1つの要素として広まりつつある。10月には東京五輪&パラリンピック2020の特別仕様ナンバープレートの交付も控えているし、来年は各地で地方版図柄入りナンバープレートが交付されるという話も国土交通省のHPに記されている。この流れが加速していくのは間違いないだろう。

 またそれと同時に、普通車ほど普及率の高くなかった軽自動車の字光式ナンバーも、今静かに注目を集めている。というのも、ラグビーナンバー登場を機に、数字や文字を一切変えることなく、通常のペイント式ナンバーから字光式ナンバーに交換する手続きが可能になったからだ。

 以前はペイント式から字光式に換える際、メインの4桁の数字は変わらなくとも、上の3桁の数字や平仮名が変わってしまうのは避けられなかった。よって車検証も再発行となり、それに伴って保険会社に連絡したりといった面倒な手続きが発生したわけだが、その必要もなくなった。今はより手軽に字光式ナンバーを楽しめるのだ。

 こうしたナンバー交換の手続きは、ディーラーや販売店に頼めば引き受けてもらえる。わざわざ軽自動車検査協会に足を運ぶ必要もないので非常に楽ちん……ではあるものの、当然ながらお金を取られる。一方、自分でやれば交付手数料の7000円前後(地域により多少異なる)だけで済む。少しでも節約したいなら挑戦したいところ。

 ラグビーナンバーも字光式ナンバーも、申し込みはすべてWEBでやれる。ナンバーを受け取る際には軽自動車検査協会の窓口に行かなくてはならないが、特に難しいことはなく、ナンバーの脱着も軽自動車は封印がないので簡単。

 ナンバー交換の流れを大まかに説明すると、1.専用サイトの手順に従って申し込み。2.申し込み完了メールを受信。3.メールに従って交付手数料(寄付するなら寄付金も)を支払い。4.入金確認メールを受信。5.軽自動車検査協会の窓口でナンバー交付、という感じ。ラグビーナンバーも字光式ナンバーも基本的な流れは一緒で、まずはWEBから申し込み、銀行振り込みなどで手数料を支払い、最後に軽自動車検査協会に行ってナンバーを交換してくるだけ。専門的な知識など必要なく、誰でもやれる手続きになっている。

 申し込みは、「図柄ナンバー申込サービス(https://www.graphic-number.jp/html/GKAA0101.html)」から。ここではラグビーナンバーだけでなく、数字&文字をキープしたまま字光式ナンバーに換える申し込みも行える。いずれもサイトの案内に従って申し込みを進めていき、「標板の種類」を選択するところで、ラグビーナンバーなら「ラグビー」、字光式なら「字光式」を選べばいい。

ナンバー受け取りは「お盆」がオススメ!

 申し込むのは簡単ながら、問題になりそうなのはナンバーの受け取り。軽自動車検査協会は土・日・祝日は営業していない。平日どうしても仕事を休めない人には厳しいわけだが、諦めるのはまだ早い。間もなく迎えるお盆の時期には休めないだろうか。というのも、検査協会にいわゆるお盆休みはなく、平日であれば暦どおり営業している。しかもこの時期はディーラー関係が休みだったりするので、窓口が空いているケースも多い。うまくいけば、1時間も掛からずにナンバーを受け取って帰って来られる。お盆はチャンスなのだ。

 車検証は再発行になるが、この機に希望ナンバーを取得するのもおすすめ。ラグビーナンバーや字光式ナンバーと組み合わせれば、より一層面白いだろう。とくに後者は、「好きな数字を光らせる」という魅力がある。軽自動車の字光式はまだ見掛けることも少ないので、個性を出したいユーザーにはうってつけだ。

 希望ナンバーに変えつつ字光式にしたい場合は、「希望番号申込サービス(https://www.kibou-number.jp/html/GCAA0101.html)」から。ここでも「標板の種類」を選択するところでは「字光式」を選ぶべし。1つ気を付けたいのが、「33-33」や「77-77」といった抽選対象希望番号(全国共通で14種類あり。地方によってはさらに増える)の場合。これらは週に1回の抽選に当選しない限り、手数料支払いのステップには進めない。お盆にナンバー交付を目指すなら、すぐにでも申し込んだほうがいい。

 抽選対象ではない一般希望番号の場合でも、ナンバープレートは手数料の支払いが確認されてから製造されるため、今日申し込んで明日取りに行く、というのは無理。番号を変えずにラグビーナンバーや字光式に交換する場合も一緒で、これらはいずれもオーダーメイド。地域によって多少異なるが、支払い確認からナンバー交付までは5営業日、つまり1週間ほどは掛かると見ておこう。

 軽自動車検査協会へ持っていくのは、基本的に「車検証」「現在のナンバープレート」「印鑑」の3つがあればいいが、手数料を支払った後に届く通知メールもプリントアウトして持って行くとスムースだろう。また字光式ナンバーに換える場合は、同時に窓口で照明器具を購入する必要がある。その分のお金を持っていくのもお忘れなく。照明器具の予算の目安は、前後セットで2〜3万円くらい。

 それと最後に注意点をもう1つ。「希望ナンバー+ラグビー」「希望ナンバー+字光式」の組み合わせはOKだが、「ラグビー+字光式」の組み合わせはNG。軽自動車で白ナンバーを光らせることは残念ながらできず、白ナンバーか、光るナンバーか、どちらかを選ばなくてはならない。実に悩ましいところだが、お盆のようなチャンスはなかなかない。このチャンスを逃さず、ぜひナンバー交換にチャレンジしてもらいたい。