楽しいドライブ時ほどやりがちな「ありえないミス」! 意外に多い「人的トラブル」とその対処法5つ

周囲に迷惑をかけることなく的確に対処することが重要!

「油断は禁物」という言葉があるように、楽しいドライブの時ほど、浮かれてしまって注意力が散漫になってしまうこと、あるんですよね。いつもならこんなうっかりミス、しないのに〜。と思うようなことを、やらかしてしまうこともあるものです。人間ですから。

 でも大事なのは、そうしたうっかりミスをしてしまった時に、どう的確に対処するか。同乗者や周囲のクルマ、歩行者などになるべく迷惑をかけないよう、安全に確実に対処することが重要です。なので今回は、運転中に困りがちなポイントと、その対処法をご紹介したいと思います。

1)降りるはずのICを通り過ぎてしまった

 まずは、高速道路を走っていて、話に夢中でついつい降りるはずのICを通り過ぎてしまった! 似たような名称の出口で、間違えて降りてしまった! というとき。たまに、バックで本線に戻ろうとしたり、Uターンして逆走するクルマの目撃情報があったりしますが、それは危険なので絶対にNGです。もし降りるはずの出口を通過してしまったら、次のICの料金所へ。この時、ETCを利用している場合でもETCレーンではなく「一般レーン」に進みます。係員に「出口を間違えてしまった」と伝えると、適宜、最適な処理をしてその後の指示をしてくれます。

2)高速道路の通行券を紛失してしまった

 次に、高速道路の通行券を紛失してしまった! という場合です。いつもはETCを利用している人でも、たまにカードを忘れた場合などに一般レーンで通行券を受け取って走行することもありますね。風の強い日に窓を開けた瞬間に飛んでいってしまった、シートの隙間に挟まって取れなくなってしまった、という話も聞きますが、何らかの理由で通行券を紛失してしまったときは、目的地のICの料金所で「一般レーン」へ進みます。係員に紛失した旨を伝えると、安全な場所に駐車するよう指示や誘導があり、事務手続きをする流れになります。

 問題は、自分がどのICから高速道路に入ったのか、それを証明できるかどうかです。IC直前のガソリンスタンドやコンビニ、道の駅などに立ち寄った際のレシートなどがあれば、証明できる可能性が高いでしょう。もし、それが証明できない場合には、原則としてもっとも遠いICからの料金を徴収することになっているそうなので、紛失には十分に注意したいものですね。普段からチケットなどを紛失しがちな人は、同乗者にスマホで通行券の写真を撮っておいてもらうなど、予防策を考える必要がありそうです。

道路に落とし物をした際は「#9910」に通報を

3)高速道路を走行中に落し物をしてしまった

 続いては、高速道路を走行中に落し物をしてしまった! というとき。ルーフレールにしっかり固定したはずの荷物が落ちてしまったり、子供が遊んでいたオモチャを窓から投げてしまった、などなど、予期せぬ落し物をしてしまうこともあるかもしれません。そんな時はまず、安全を確認した上で路肩に停止し、道路緊急ダイヤル「#9910」で道路管制センターに通報します。落とした場所、何を落としたのかを明確に伝えられるように準備しましょう。そのまま放っておくと、その落し物が事故の原因になる可能性もあり、危険です。すみやかに対処してもらうことが大切です。

 また、もし落下物を発見した場合にも、通報すると二次被害を未然に防げるかもしれません。料金所や、SA/PAの係員に落し物の旨を伝えるだけでも、高速道路の安全確保につながります。

4)インロックをしてしまった

 次に、急いでいたり、慌てている時に限ってやってしまいがちな、キーの閉じこみ。いわゆるインロックをしてしまった! という場合です。うっかりクルマのキーを車内に置きっ放しにしておいたり、車内のバッグに入れたままだったりといった時に、何かの拍子でカチッとロックされてしまうことがあります。自分や同乗者の誰かがスペアキーを持っていれば安心ですが、そうでない場合はまず、車内に小さな子供やお年寄りが乗っていたら早急に119番で救急車を呼びましょう。

 炎天下などで熱中症などの危険性があり、レスキューの到着を待てない、一刻を争う場合には窓ガラスを割る覚悟も必要。フロントドアのガラスに、自宅のキーの先端など硬い棒状のものなどを押し当て、力を込めると割ることができます。この時、ガラスの中央ではなく、サイドミラーに近い隅っこの部分に押し当てるのがコツです。

 さて、ひとまず命の心配がない場合には、家族や友人、仕事関係の人などにスペアキーを持ってきてもらえるかどうか、算段してみましょう。もし難しい場合は、鍵屋さんかJAFに連絡して助けを求めましょう。自分がJAFの会員でなくても、同乗者の誰かが会員であれば無料で対処してもらえます。また、非会員でも有料で助けてもらうことができます。

5)「ガス欠」をしてしまった

 最後は、ガソリン車やハイブリッド車にとっては致命的な「ガス欠」をしてしまった! という時。燃料計のエンプティーランプがついているのは気づいていたけど、次のガソリンスタンドまでは走るだろう、と思ったら予期せぬ大渋滞。そんな時もガス欠になりやすいシーンですね。でも、完全にクルマが動かなくなってしまう前に、予兆というものがあります。アクセルを踏んでいるのにスピードが出ない。エンジンから音や振動が大きくなる、信号待ちなどでエンストする、といった症状がガス欠の前兆です。この症状を感じたら、急いで安全な場所、なるべく交通の妨げにならないような場所に停車しましょう。もし、いきなりエンジンがストップしてしまったら、同乗者や周囲の人の助けを借りて、クルマを押して安全な場所に移動します。その後、ガソリンを調達するか、ロードサービスでガソリンスタンドまで運んでもらうことになります。

 ガソリンを調達する場合には、数人で乗車していて、なおかつ徒歩圏内にガソリンスタンドがあれば、1人が購入しに行きます。事情を話して携行缶に最小限の燃料を入れてもらい、クルマに戻って給油します。この際、静電気や火の気には十分に注意しましょう。両手を一度、地面につけるなどして静電気を逃してから作業すると安心です。徒歩圏内にガソリンスタンドがない場合は、JAFや加入している任意保険に付帯しているロードサービスを利用しましょう。JAF会員であれば、ガソリン代の実費のみで給油をしてくれます。非会員でも有料で燃料の補充をお願いすることができます。

 また、高速道路上でガス欠になった場合、道路交通法第75条により違反とみなされ、2点減点及び普通車で9000円の罰金が科せられますので注意しましょう。

 というわけで、運転中に遭遇しがちなさまざまな困りごとと、その対処法をご紹介しました。自分は大丈夫、と思っていても、誰かのクルマに同乗している時に遭遇するかもしれませんので、対処法を頭に入れておくと安心ですね。慌てたりパニックになるのがいちばん危険です。まずは心を落ち着けて、1つずつ対処していきましょう。