安心のためには「必須」だが若者には凄まじい「負担」! 任意保険を「安く済ませる」ための「加入方法」と「裏技」

免責は高くしておいた方が結果的に得することが多い

 春は進学、就職などもあり、若い人が初めてのマイカーを買うことが多い季節だけに、任意と記されているものの、クルマに乗る以上は義務と思うべき任意保険についても考えなければならない。しかし、若い人は任意保険の対象年齢により料金が高く、さらに使わなければ年々進み料金が安くなる等級(加入者の保険クラス)が進んでいないため、お金に余裕のある人は少ないにもかかわらず、料金が高いのは非常に辛いことだ。そこで、ここでは若い人が少しでも任意保険に安く入るためにできることを挙げていく。今回は任意保険の入り方と裏技的なものを含む番外編だ。

※任意保険は大きく、車両保険(事故でクルマを損傷した、盗難された際の補償)、対人(事故で相手に怪我などをさせた際の補償)、対物(事故の際に相手のクルマや電柱などの道路施設を損傷させた際の保証)、搭乗者(同乗者への保証)に分けられることを頭に置いておいてほしい

■入り方編

●免責(自己負担分)を高くする

 車両保険と対物保険には免責があり、「なし・1万円・5万円・7万円・10万円」といった具合だ。免責を高くしておくと、任意保険を使う際の出費は増えるが、毎月、毎年の料金は格段に下がる。この点に関してはいろいろ考えもあると思うが、事故に遭う確率は少なく(頻繁に遭うようなら、クルマの運転自体をしないことを考えたほうがいいかもしれない)、任意保険はむやみに使うと翌年以降の料金が高くなることもあり、とくに車両保険は軽い損傷などではそうそう使えるものでもないため、毎月、毎年の料金を下げたほうがいいように感じる。

●車両保険を付けるなら限定タイプを考える

 若い人でもクルマによっては車両保険を付けたいこともあるだろう。車両保険は「電柱に側面をぶつけた」などの自損事故(要するに自爆)にも対応するフルカバーがベストなのは確かだが、なにしろ高い。そのため車両保険には俗にエコノミータイプとよく言われる、自爆の場合は使えないが、相手がいるケースや一番悔やみきれないであろう盗難などに対応する限定タイプもあるので、こちらにすると料金は一気に下がる。

■番外編

●マイカーは21歳まで我慢する

 乗用車の任意保険の年齢区分は大きく全年齢、21歳以上、26歳以上(26歳以上はさらに細かい)に分かれる。そのため、いっそ18歳で運転免許を取ってもすぐにはマイカーを持たず、「26歳まで我慢しろ」というのもクルマに乗りたい盛りの若い人には酷なので、必要性が薄いなら間を取って21歳まで我慢するという手はあるかもしれない。その間は家族と同居の人なら家のクルマ、レンタカーなどを使えば、クルマに乗れる機会は少なくないと思う。

●家族と同居の人なら家族の名義にする

 マイカーを家族の名義にしてもらえば、保険を使わなければ自分の等級が進むというメリットがない代わりに、年齢が上かつ等級が進んでいる家族の名義で対象年齢を一番若い人に合せてもらえば、任意保険代は安く済む。

●同居の親族から保険の等級を引き継ぐ

 これは任意保険最強の裏技的なものだと思うが、同居の親族同士なら等級の引き継ぎが可能だ。利用例を挙げると「同居のおじいさん、おばあさんが免許返納で使わなくなった保険等級が20等級だった」、「家に複数台クルマがあり、1台減らすのだけど、減らしたクルマの等級が進んでいた」という場合に、若い人に引き継ぐと進んだ等級からスタートできるので、料金は劇的に下がる。

■まとめ

 後編で書いた「若い人の任意保険代をなるべく安くする入り方」に関しては、そういったことを教えてくれる担当者に出会うことも重要だ。その意味では最近はネット型の普及もあり減っているそうだが、代理店型に代表される対面型の任意保険にも、料金は高い代わりに大きなメリットもあることも頭に置いておいてほしい。