今となってはレトロだが当時は「未来感」にシビれた! 1周回って斬新な「インパネ」の80年代国産車4選

近未来的なインパネに多くのクルマ好きが憧れた!

 自動車の進化を図るには見た目の変化や動力性能の変化、先進安全装備の進化などさまざまな点が挙げられるが、時代によって大きく変化してきた一つとして挙げられるのがメーターを含むインストゥルメントパネルの変化ではないだろうか。

 現在のクルマではメーター類も液晶化が進み、ナビのモニターも大型化。車種によってはナビのモニターとメーターパネルがシームレスに繋がっていてインパネ全体がモニターのようになっている車種もあるほどだ。

 そんな先進的なメーターももちろん魅力的ではあるが、今回はあえて80年代に登場した車種で今見ると一周回ってカッコよくみえるインパネを独断と偏見でピックアップしたい。

1)トヨタ・ソアラ(初代)

 今でこそ全面液晶パネルのメーターも珍しくなくなっているが、まったく指針のないデジタルメーターを一般車として初めて採用したのが初代ソアラだった。

 エレクトロニックディスプレイメーターと名付けられたこのメーターは、今のフル液晶のメーターに比べるとアナログ感満載ではあるが、当時は先進装備の代表的な存在であり、デジタルメーターブームの立役者でもあったのだ。

2)マツダ・サバンナRX-7

 ロータリーエンジンを搭載したスポーツモデルとして未だに多くのファンを魅了し続けるRX-7。2代目となるサバンナRX-7は、タコメーターを中心に据えたスポーティなメーターレイアウトはそのままに、サブメーターを並べた6連メーターとなっていた。

 さらにワイパーやライトといったスイッチ類がメーターナセルに備わっており、ワーニングランプはインパネセンター上部に集約されているなど、近未来的かつレーシングカー風のインパネに憧れたものだったのだ。

ヘッドアップディスプレイの先駆け的なモデルも存在!

3)いすゞピアッツァ

 サバンナRX-7よりも早くメーターナセルに多くのスイッチ類を配したモデルと言えば1981年に登場した、いすゞピアッツァである。

 特徴的なデジタルメーターは一部グレードのみの装備だったが、ステアリングから手を離すことなく操作できるとうたわれたサテライトスイッチは全グレード共通で、その姿はまさにコックピット。そのスイッチ数は27個にも上り、左右対称のデザインにするためなのか、使用用途のない“予備スイッチ”まで備わっていたのだ。

4)日産シルビア(S13型)

 80年代も後半になってくると先進性よりもスリークなデザインを重視したインパネが採用されることが増えてきた。88年に登場したS13型と呼ばれる5世代目のシルビアは見た目と相まってスリークなデザインといえるだろう。

 しかし、オプションで用意されたハイブリッドメーターと呼ばれるメーターは、最近多くの車種に採用されるようになってきたヘッドアップディスプレイを備えたもので、フロントガラス右下にスピードメーターが投影されるものだった。この仕様のメーターになるとタコメーターが中心に来るデザインとなり、それもまた憧れたのである。