ただでさえガソリン価格高騰で衝撃の価格も! SAやサーキットの「ガソリン」が街中よりも高いワケ

この記事をまとめると

◼︎ガソリン価格は2008年まで上限が法律で決まっていたが今では撤廃されている

◼︎高速道路上やサーキット内のスタンドでは需要が限られているがゆえに高額にせざる得ない

◼︎高額だとしてもその場にあった需要と供給でしっかりと成り立っている

離島でもないのにガソリンがなんでこんなに高い?

 最近、高騰が続いているガソリンの価格。日常的にクルマに乗っている人からすれば非常に痛い出費となるため、少しでも安いガソリンスタンドを探して給油しているという人も多いことだろう。

 そんな中でも安定した高値を維持しているのが高速道路のサービスエリア内にあるガソリンスタンドや、サーキットに併設されているガソリンスタンドだ。果たしてこれらの場所のスタンドはなぜ高値安定となっているのだろうか?

 まず、サービスエリアのガソリンスタンドであるが、じつは2008年までは上限価格が設けられており、前月の全国平均価格を元に算出された額となっていた。

 しかし日常的にガソリンの価格が上下するようになると、前月の平均価格を元にしているサービスエリアのガソリンスタンドの方が一般のガソリンスタンドよりも安い、もしくは高いという状況が続いてしまうため、不公平感が出てしまうということで、2008年5月に上限価格の設定が撤廃されたのである。

 となると、サービスエリアのガソリンスタンドも利益を上げるためにガソリンの価格を上げるということになる。

街中のスタンドとは事情が全然違うが故に仕方がない

 サービスエリアにあるガソリンスタンドは一般の街中にあるガソリンスタンドとは異なり、車検やコーティングといった利幅の大きなサービスを実施することができない。

 また、基本的にサービスエリアに併設されているガソリンスタンドは24時間営業となるため、そのための光熱費や人件費といったコストもばかにならないだろう。

 そうなると、経営をしていくためにガソリン代を高めに設定せざるを得ないというワケなのだ。

 これはサーキットに併設されているガソリンスタンドも同様で、こちらもサーキット利用者がメイン顧客となるため、全体の給油量は微々たるもの。

 そして、身も蓋もない話となるが、サービスエリアもサーキットの敷地内もある意味で閉鎖された空間となる。高速道路上でガス欠になるわけにもいかないし、わざわざインターを降りて近くのガソリンスタンドへ向かうのも手間となる。

 サーキットであれば、人里離れた山の中にある場合が多く、近くにガソリンスタンドがないケースも多い。ナンバーのないサーキット専用車両であれば自走で給油に行くこともできないし、セルフスタンドでは積載車に積んでいる車両への給油はNGの場所も多いのだ。

 そのため、その場所でしか給油することができない人の“足もとを見ている”という側面もないとは言えないだろう。