いわば「お通し」? 車検費用の明細に含まれる「ショートパーツ」「パーツクリーナー」代の謎

この記事をまとめると

■車検費用にショートパーツ、パーツクリーナー代が含まれることがある

■これにはブレーキクリーナーやクリーンスプレー、ウエス代も含む

■なくすことはできないのかという声も上がっている

ショートパーツにはウエス代も含まれる!?

 車検は愛車の調子を確認する儀式として重要というのはわかっているというか基本だ。そのうえで費用を安くしたいとも思う。その検討のためだったり、費用について納得や確認するためにもらうのが、見積もり書だ。分解してみて初めて発見される不具合もあるが、基本的には実際に現車を確認してこれぐらいかかるということが明記されている。検査代だったり税金も含まれているが、釈然としないのがパーツクリーナー代だ。ショートパーツというのも気になるし、場合によってはショートパーツにパーツクリーナーが含まれることもある。名称もブレーキクリーナーだったり、クリーンスプレーなどということもある。ショートパーツは細かいピンだったりすることもあるが、汚れを拭き取るためのウエス代も含むという解釈が基本だ。

 そこで思うのが、それらって修理工場としての消耗品というか、経費じゃないのかということ。この点は、今まで何度も質問されたことがあって、答えに窮するのが実際。

「整備に必要だから」といっても天ぷら屋さんが天ぷら油を請求するかという話で、しないだろう。というか実質はされていて料金に含まれているわけで、車検でも整備代に込みにできないかと思うのは当然と言えば当然だ。ある人に言われたのが「居酒屋のお通しみたいなもんですかね」で、ちょっと違う気もするが、気分的には同じだろう。

ホームセンターなどで売っているものより高いような……

 費用に納得がいかないという声もある。ショートパーツは500円ぐらい。パーツクリーナーは1200円ぐらい。納得しないというのは高いからで、布切れが500円するのか? パーツクリーナーはホームセンターで買っても300円ぐらいで、どう見ても高い。しかも大量に入っているので1本使い切るわけではないだろうとも。この点はまさにそのとおりで、パーツクリーナーは使い切ることはないし、1台ごとに新品のスプレーを使っているわけではないのは薄々というか、当たり前なこととして認識している。

 当の整備工場の意見はどうかというと、いくつかで聞いてみたところ「慣例だから」という返事が多い。「もうからない商売だから、少しでももうけないと」という意見もあった。また定価で計上する理由としては、「仕入れて売るから定価でもいいだろう」だったりするもする。ほとんどはお茶を濁す感じだが。

 いらない、いや慣例だからと結局水かけ論となって、冗談でなくて居酒屋のお通しみたいなものに思えてくる。小鉢が300円や500円はしないだろうというのも似た感じ。実際は整備費用のほうに込みにすればいいだけのように思えるし、それも含めた時間工賃をチャンと設定すればいいだろう。そもそも安く買って全部は使わないのだから、いいじゃないかとも思う。この件に限らず、いろいろな分野で昔からの慣習で通せる時代でもない。

 とにかく安く抑えてくれというユーザーがとても多いのもまた問題だが、昨今言われるようになんでも安くだとデフレからは脱却できないのもまた事実。1本のパーツクリーナーにしてもいろいろなことが透けて見えてくる。