ランクル300が新車の倍の1600万円! 新車が売ってるのに中古のほうが高い「もはや異常事態」のクルマ3選

この記事をまとめると

■新車で販売されていながらもプレミアがついているクルマをピックアップ

■新車価格の倍以上のプライスがついているモデルもある

■即納が売りだったクルマまで納期が遅れている

ランクル300はやっぱり別格だった

 今、圧倒的な供給不足に陥っている半導体。この影響は自動車業界にも大きなダメージを与えており、コロナ禍によって公共交通機関を使わず、マイカーを求める層が増えたにもかかわらず、自動車を製造するのに必要な半導体が足りないことで、新車の納期に大きな遅れが出ているというのは皆さんもご存じのことだろう。

 その影響もあって、すぐに乗り出すことができる中古車に注目が集まっており、中古車の平均価格も上昇しているのだが、中には納期遅れの影響を直に受けて高騰しているモデルも存在している。今回は、そんな半導体不足による納期遅れの影響で価格が高騰している中古車をチェックしてみたい。

トヨタ・ランドクルーザー300

 高い人気と納期遅れのダブルパンチでとんでもないことになっている代表格と言えば、やはり新型となるランドクルーザー300で間違いないだろう。

 現在、トヨタのホームページ上では納期4年以上というアナウンスがなされているが、一説には現在の納期は7年とも9年ともいわれており、もはや前例のない納期といえる。

 そんなランドクルーザー300も中古車市場に何台か流通しているが、価格が表示されているモノの中でもっとも安価なものがおよそ1600万円となっているのだが、新車時の価格はもっとも高いグレード(GR SPORTのディーゼルモデル)でも800万円だから、新車価格の倍以上のプライスタグが付けられているという異常事態なのである。

定価より高いことはほぼ確実な状況となっている

ホンダ・ヴェゼル PLaY

 ホンダのクロスオーバーSUVとして安定した人気を誇っていたヴェゼルは、昨年4月に2代目へとフルモデルチェンジを果たした。当初は他メーカーのSUVに似ているという声もあったが、フタを開けてみればより上質感を持ち合わせた内外装や一新されたハイブリッドシステムも相まって、瞬く間に人気モデルの仲間入りを果たしたのである。

 そんなヴェゼルは現在、ガソリンモデルで半年程度、ハイブリッドモデルでは半年以上の納期となっているのだが、ハイブリッドモデルの最上級グレードである「PLaY」については、部品供給の遅れの影響を大きく受けて、執筆時点で注文の受付を一時ストップしている状態となっているのだ。

 そのため、新車ではフルオプション(メーカーオプション)にしても360万円ほどのヴェゼルPLaYが、400万円オーバーの価格で中古車店に並んでいるという状況となっている。

軽商用バン

 納期遅れの影響は乗用車だけでなく、商用車にも及んでいるのだが、なかでもいわゆる軽バンと呼ばれるハイゼットカーゴ、エブリイバン、N-VANとそのOEMモデルの納期遅れが顕著となっている。

 通常、これらのモデルはビジネスユーザーが必要と感じたときにすぐにでも納車できるようにと、多くの販売店ではある程度の在庫を抱えているもの。もしビジネスユーザーが欲しいと思ったタイミングで提供できないようだと、そのユーザーは商売上がったりとなってしまうので、他メーカーのモデルへ移ってしまうからである。

 にもかかわらず、現在の納期は車種によって前後するものの、おおよそ2カ月〜半年となってしまっており、登録済未使用車などもプレミア価格とまではいかないものの、ほとんど買い得感のない価格で取引されるようになっているのが現状なのだ。