モントレーの夜は500億円が乱れ飛ぶ「クルマ好き大金持ち」の宴! 5億円のF40が可愛く見える衝撃オークションの中身

この記事をまとめると

■モントレー・カー・ウィークの期間中は2社による盛大なオークションが開催される

■RMオークションは約325億3913万円を売り上げ、1955年フェラーリ410スポーツ・スパイダーは約29億9268万円を記録

■グッディング・アンド・カンパニーのオークションの総売り上げも約148億8552万円を記録した

モントレー・カー・ウィークの夜は札束が乱れ飛ぶ

 昼間のイベントが終わっても、モントレー・カー・ウィークの期間、街が眠ることはない。夕方からは世界でも有名なオークショネアによるオークションが開催され、それもまた現地を訪れた熱狂的でリッチなファンのみならず、世界中から出品車の落札を狙うカスタマーが、虎視眈々とオークションの進行を見つめているからだ。

 ちなみに毎年、モントレーのオークションで常に大きな話題を提供してくれるのは、RMサザビーズとグッディング・アンド・カンパニーの2社。両社は今年もマニア垂涎のモデルを出品車として集め、プレビューの時点からその落札価格を予想させる楽しみを与えてくれた。

 木曜日の夕方から3日間を費やして行われたRMオークションでは、さまざまな記録が生まれた。まず全ロットの中で落札されたモデルの比率はじつに95%。総売り上げは2億3925万8340万ドル=約325億3913万円(為替レートは当日の1ドル=約136円とした)に達し、木曜日には1937年のメルセデス・ベンツ540Kスペシャル・バイ・ジンデルフィンゲンが990万5000ドル(=約13億4708万円)で、金曜日にはフェラーリの1957年式500TRCスパイダーが781万5000ドル(=約10億6284万円)で落札されている。

 そして、今年の同社のオークションでもっとも注目を集めたのは、1955年式のフェラーリ410スポーツ・スパイダー。落札価格は2200万5000ドル(=約29億9268万円)で、2022年のRMコレクション、ペブルビーチ・オークションにおける最高落札価格車となったのだった。

 3日間のRMサザビーズのオークションを見ると、やはり高額落札車の傾向は、まだまだフェラーリがメインといった印象。ベスト10の中には622万ドル(=約8億4592万円)で落札された、1988年のF1マシン、F300も含まれており、ベスト10の中で7台はフェラーリという結果になった。

フェラーリF40の史上最高額更新で5億円超え!

 もう一方のグッディング・アンド・カンパニーのリザルトも、2日間のオークションでかなりの売り上げを記録した。彼らはこのオークションに158台のクルマを出品したが、そのうち落札されたのは135台というから落札率は85%。ロットあたりの平均価格は81万758ドル(=約1億1026万円)。総売り上げは1億945万2370ドル=約148億8552万円を記録している。そして100万ドルを超える数字で落札されたモデルはトータルで28台を記録しているのだから驚く。

 今年のグッディング・アンド・カンパニーのペブルビーチ・オークションは、かなりバラエティに富んだ出品内容だったように思う。

 トップセールスを記録したのは、1937年式のブガッティ・タイプ57SCアタランテで、落札価格は1034万5000ドル(=約14億692万円)。

 それに続いては1961年式のフェラーリ・スーパーアメリカ・シリーズ1クーペ・エアロダイアミコ、2007年式のポルシェRSスパイダー・エボ、1995年式フェラーリF50、1969年式ポルシェ908/2、2004年式フェラーリ・エンツォ、1990年式フェラーリF40と続くが、このうちフェラーリF40の落札価格、396万5000ドル(=約5億3924万円)は、F40としては過去最高額となる数字だ。

 夕刻に始まるオークションを最後まで楽しむと、すでに時間はかなり夜遅くなる。けれども明日もまたモントレーの周辺では、見逃すことのできないイベントが多々あるのだ。

 明日はBMW Mの50周年や、ル・マン24時間レースの100周年が特集されるラグナセカの「ロレックス・モータースポーツ・リユニオン」でも訪ねてみることにしようか。モントレー・カー・ウィークの一週間、時間はいくらあっても足りないのである。