猛暑。うだる様な暑さ。冷たいモノが欲しくなる。しかし冷たいモノを買って食べたり飲むばかりでは面白くない。ここは一つ自分で作るのはどうだろうか。というわけで、今回はハイアールのアイスクリームメーカー Ice Deliを紹介したい。

アイスクリームメーカーでの失敗

 昔、アイスクリームを作ろうと思って挑戦したことがある。大学時代のことだ。理由はアイスクリームメーカーが特売していたからだ。1980円だったと思う。「100個も作ったら、多分材料費入れてもペイするだろう。」という浅はかな考えだった。兎に角固まらない。後で考えると、冷やし方が足らなかったのだが、製品はちゃんとしたメーカーのモノだったが、欠陥品ではないかとも思った。余りにもいまいましいので、そのままゴミ箱へ。30年も前の話だ。

 アイスクリームは美味しいが、必需品でないため、調理家電として余り着目していなかったのも事実だ。ところが、今年初夏発表されたハイアールの新製品を見て、欲しくなった。よく出来ているのだ。

『Ice Deli(アイス・デリ)』のどこに惹かれたのか?

 惹かれたところはいくつかあるが、一番惹かれたのは、単体で冷却機能が付いていることだ。ご存じの通り、冷蔵庫は年々巨大化している。二人暮らしであっても、余り小型の冷蔵庫は持たない。理由は簡単。毎日買い物に行くような時間がないからだ。今、「専業主婦」という言葉は死語になりつつある。かなり裕福でないと、働かないと食べていけないのだ。また内職と言う言葉も死語になりつつある。男性はもちろん、女性でも外で仕事するのが当たり前だ。しかも5時で、定時退社はまず出来ない。ギリギリまで仕事。これじゃあ、帰りに買い物をするのもきつい。このために買いだめ。大型冷蔵庫が必需品となる。

 ということは、大型でも、必ずパンパンに食料品が押し込まれているということだ。つまり、アイスクリームメーカーを冷凍するスペースなどはないのだ。

 アイスクリームメーカーを持っていない家庭でも、夏には似た事を経験する。「すいか」がそうだ。昔は丸ごとだったのでスイカは盥に氷水を作るか、井戸水で冷やした。今はカットすいかが主流なので、ちょっと整理してなんとか詰め込み、さっさと食べてしまう。とにかく冷蔵庫に余分なスペースはない。スイカ好きを標榜する舘ひろしなどは、スイカ専用の冷蔵庫を持っているそうだ(さすがリッチだ)。

 アイスクリームメーカー自体に冷却機能があるとうれしいわけだ。

ハイアール Ice Deli(アイスデリ)

 次に惹かれたのは、サイズ。適度に小さい。

 毎日使うわけではないので、使わない時は、棚に仕舞うわけで、小さいサイズはやはりうれしい。小さいと言っても、アイスクリームは600mlまで作れる。カップアイスは200mlが標準なので、3つ分だ。4人家族だと150ml。ちょっと足らないかも知れない。最もアイスクリームが、特に美味しいのは一口目、二口目。大人は美味しいところを取り、残りはお子さんにと言う感じだ。

美味しいアイスクリームを作るには

 アイスクリームを美味しく作るポイントは3つ。

1)素材がフレッシュで美味しいこと
2)空気が適度に入っていること
3)均一に出来上がっていること

 2)は専用の用語がある。「オーバーラン」だ。空気の混入割合を言う。単位は%。材料が撹拌により倍に膨れると、100%。アイスクリームのオーバーランは、60〜100%で、60%では食感が重めの、100%では食感が軽めのアイスクリームとなる。

上)材料をセットしたところ下)できあがり。増加分は空気の混入

 また、3)も口当たりに関係がある。均一でないと口の中でストレスなく「溶けて(個人的には「蕩けて」の字を使いたいほどだが……)」くれないのだ。これが「アイスクリームの官能さ」と言うべき食感を出すことにつながる。ゴツゴツしたアイスクリームなどは、アイスクリームとは言えない。

 要するに、アイスクリームメーカーを冷やしながら混ぜることが重要なのだ。