質問:初夏に生まれた子どもがいます。これから真夏を迎えますが、スキンケアは必要でしょうか? 冬とちがって乾燥はしないような気がしますが……

答え:体質にもよりますし、空調の効いた環境では保湿が必要な場合もあります。大人向けの保湿剤などは安易に使わないほうがいいでしょう。

石橋涼子(いしばし・りょうこ)
東京大学医学部卒業。大学での研修の後、NICU、総合病院、障害児施設などに勤務。1996年からまつしま産婦人科小児科病院(現・まつしま病院)小児科部長、2005年1月に東京・江戸川区小岩に石橋こどもクリニックを開院。

答える人 石橋涼子先生(石橋こどもクリニック院長)

 保湿することの悪影響はとくにありません。冬は空気が乾燥するので乾燥肌が悪化することは多いですが、エアコンの普及で日本の住環境は年間を通じて以前より湿度が低くなっていますので、夏でも乾燥気味になることは珍しくありません。

 ただ、すべての子にケアが必要なわけではありません。肌の乾燥がみられないのに予防的に保湿する必要はないと思います。

 カサカサしていたら赤ちゃん用の保湿剤を使い、それでも肌が荒れるようなら小児科や皮膚科と相談の上、処方された塗り薬を使いましょう。あせもなどで炎症が起こっている箇所には保湿剤によってはかゆみが増したりすることもあるので、処方されたものだけを使ってください。

 生まれた季節にかかわらず、新生児の肌には多くの場合、皮膚のはがれや乳児湿疹(ニキビ)、脂漏性湿疹(うろこ状の炎症)などが見られます。通常は皮膚のはがれは数日で、乳児湿疹と脂漏性湿疹は数カ月で自然に収まります。

 これらも予防的な対策は必要ありませんが、炎症がひどくなるようなら医師に相談してみてください。

  
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