これまでの建物設備はそれぞれがクローズドな構成で独立した管理が行われてきたが、効率的なビル管理やビル利用者の利便性向上のために、建物内外の様々なシステムや IoT 機器と連携するビルディングオートメーション(BA)システムの導入が増えている。また、工場などの分野では、Society5.0の推進を目的にファクトリーオートメーション(FA)システムにより効率的な管理、運用が求められるようになってきている。

ただし、建物の IoT 化が進む中で、各建物設備がインターネット環境と接続することが増えたことは、裏返せばサイバー攻撃の脅威にさらされる可能性が高まっていることにもつながる。

経済産業省が策定した「ビルシステムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン」では、ビルディングオートメーションシステム/ファクトリーオートメーションシステムで活用される制御システムについて、ネットワークの汎用化や大規模化などにより IT システムと同様に日常的なサイバー攻撃のリスクがあることを指摘している。さらに、制御システムに関するセキュリティ標準である IEC(国際電気標準会議)の規格をビルシステムのセキュリティ標準に考えるアイデアも示している。

そこで、SB テクノロジー、サイバートラスト、日本電気の 3 社は、ビルディングオートメーションシステムやファクトリーオートメーションシステムに対するサイバーセキュリティ対策システムとして『Smart Secure Service(スマート・セキュア・サービス)』を共同開発し、提供を開始した。

Smart Secure Serviceは、2017年にSB テクノロジー、サイバートラスト、竹中工務店との 3 社で実施した『竹中工務店所有ビルに対するビル設備脆弱性診断の実証実験(https://wirelesswire.jp/2018/05/65214/)』を行ったことが開発の基点になっている。実証実験で得られた知見から、スマートビルの普及には建物設備のライフサイクルにあわせたセキュリティ対策が必要であると考え、開発を進めて今回の製品化につなげた。

(図 1:『Smart Secure Service』で提供する4つのサービスメニュー)

 

Smart Secure Serviceで提供する IoT-GW サービスは、日本電気と サイバートラストが提供する下記のデバイスおよびコンポーネントで構成されている。

(図2: IoT-GW サービスの提供イメージ)

 

SB テクノロジー、サイバートラスト、日本電気の 3 社は今後も、『Smart Secure Service』の機能拡充など BA/FA システムのセキュリティ対策強化を支援する取り組みを進め、Society 5.0 時代のスマートビルやスマートファクトリーの普及を支援する。

『Smart Secure Service』のリリース詳細についてはこちら(https://japansecuritysummit.org/2020/10/2460/)より確認いただきたい。

また、『Smart Secure Service』についてのウェビナーが開催される
是非、こちらに参加の上、ビルディングオートメーションシステム/ファクトリーオートメーションシステムのセキュリティ対策について学んでほしい。

ウェビナー参加申込はこちら