列車内にある「ぴえん超えて ぱおんからの ぶおん」というキャッチフレーズの広告が注目を集めています。企画した自動車教習所の営業担当者に話を聞きました。

車内広告が話題に

 話題の広告が掲出されているのは、東武東上線を走る列車内のドア付近。

 停車駅などを表示する電光掲示板のすぐ近くです。

 電光掲示板の文字に似せたデザインで、こんなキャッチフレーズが記されています。

 「ぴえん超えて ぱおんからの ぶおん」

 昨年11月に発表された「今年の新語」大賞に選ばれた「ぴえん」は、悲しい気分であることをあらわす言葉。

 「ぱおん」はその進化形で、「ぶおん」は車やバイクのエンジンをふかした時に出る音です。

 悲しいことがあっても免許があれば大丈夫、といったメッセージのようです。

レインボーモータースクールが企画

 掲出直後からツイッター上で、「疲れてたけどめちゃくちゃ笑った」「何を言ってるのかよくわからない」といったコメントが寄せられて話題になっています。

 企画したのは、レインボーモータースクール(埼玉県和光市)。

 過去には、高田馬場駅に道路標識のようなデザインの広告を出して注目を集めたこともあります。

 今回の電光掲示番風の広告は、教習所職員たちからキャッチフレーズを公募し、投票の結果で上位に選ばれた13作品を使っているそうです。

 「話題になっているキャッチフレーズですが、実は13作品の中でも下位だったんです」

 そう話すのは、教習事業部和光センター営業課の課長・前沢雄一さんです。

発案者に聞きました

 車やバイクに関係がありそうな内容で募集したところ、職員たちから約300作品が寄せられました。

 上位13作品を電光掲示番風にして、列車内の本物の近くに掲出するというアイデアは、同じ営業課の杉山佳苗さん(28)のものです。

 実は杉山さん、「ぴえん超えて ぱおんからの ぶおん」の考案者でもあります。

 「流行語からもじってみようかなと思って、語呂合わせで考えました。勢いでちょっとネジが外れた感じを意識しました」

 掲出が始まった直後から話題になったことで、「まさか下位だった自分のキャッチフレーズがここまで注目されるとは」と驚いているそうです。

 「『何を言ってるのかよくわからない』といった反応も含めて狙い通りだったので、ビックリしつつも喜んでいます」