「ちょっとまって」「これにしたら?」子育て中に、ついこんな言葉を使っていませんか? 実はそれって子どもの自己肯定感を下げてしまう悪魔の口ぐせなんです。白崎 あゆみ・著『子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ』(マキノ出版)より、親子の自己肯定感を高める天使の口ぐせを実際にあったエピソードとともにご紹介。<<『子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ』の紹介記事を最初から読む>>

【怒り方のお悩み】予想外の行動におどろいて怒ってしまった

幼稚園に通うはなちゃんはままごとが大好きです。料理や掃除をするお母さんの様子を眺めては再現するなど、観察力も高く、お母さんははなちゃんの成長を日々感じていました。

ある日、お母さんが夕食の準備をしていると、よく使っている皿が見当たりません。一とおり探しても見つからず、「もしかして……」と思って見に行くと、壊れると危ない陶器の皿を、はなちゃんがままごとに使っていました。

驚いたお母さんは思わず「信じられない! 何やってんの!?」と声を荒げてしまいました。

悪魔の口ぐせ



「信じられない!」

天使の口ぐせ



「お母さん、びっくりしたよ」

皿が割れては危険ですし、お母さんはかなりひやっとしたと思います。同時に、子どもの行動が原因で、忙しい時間帯に探す手間をかけられたというイラ立ちもあったのでしょう。

はなちゃんにしてみれば、遊んでいたら急にお母さんから怒られて、怖かったと思います。ましてや大好きなお母さんに「信じられない」と言われてしまっては、小さな心が傷ついたかもしれません。

「信じられない」が口ぐせになっている人は、意外と少なくありません。大人同士の会話の中で、相づち代わりに使っていませんか。これまでの経験や思い込みから「周りから信頼される人でなければいけない」という気持ちが強くなると、自分の考えと合わなかった際に発してしまいがちです。しかしこれは、大人にはまだしも、子どもには悪影響を与えかねない、かなり強い言葉だと思ったほうが良いでしょう。

はなちゃんの場合も「お母さん、びっくりしたよ!」と、まずは気持ちを伝え、なぜやめてほしいのかについて理由を説明してあげれば、十分理解できるはずです。

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次回の内容は……?

まずは一度肯定を…【イヤイヤ期の対応のしかた】についてお届けします。

書籍『子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ』について

★こんな〝悪魔の口ぐせ″使っていませんか?

「何回も言ったよね? 」「こっちにしたら? 」「ちょっと待って」

★無意識に使いがちな悪魔の口ぐせをへらし、天使の口ぐせを増やせば、子どもも親も自己肯定感が高まる

ふだんの口ぐせを変えるだけで、子どもたちの心への響き方だけでなく、お母さんが見る世界も大きく変わります。

何気なく使っている言葉が、親と子の自己肯定感を低下させる「悪魔の口ぐせ」ではないか、確かめましょう。

本書では、お母さんが口にしがちな「悪魔の口ぐせ」を、実際の事例を参考に紹介します。

そして、そのような場合に口にするといい「天使の口ぐせ」を、具体的に示しています。「こんな言葉がけもあるんだな」と、参考にしてください。

著者プロフィール 白崎あゆみさん
1981年6月27日、福井県鯖江市生まれ。
上智大学外国語学部フランス語学科卒業後、アビームコンサルティング株式会社を経て、NRO北陸放送でアナウンサーとして10年勤務。出産後はコーチングに転向。マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー取得後、実績の高さから講師育成トレーナーとなる。TSC認定プロフェッショナルコーチの資格も取得し、コーチングセッションや保育園・幼稚園・こども園向けのナーサリーコーチングなどを行うほか、大手企業で管理職向けコーチング研修やエグゼクティブコーチングを提供している。

白崎あゆみ公式サイト:https://ayumishirasaki.com

(文:白崎 あゆみ『子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ 』(マキノ出版)より/加筆修正:マイナビウーマン子育て編集部)