油揚げは冷凍しても、味や食感があまり変わらず、使い勝手もいい食材。たくさんあるときは冷凍保存しておくと便利です。今回は、油揚げの使いやすい冷凍保存の仕方をご紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

旨みやコクを出してくれる油揚げは、みそ汁や煮物などにも活躍する食材です。私も大好きで、ついついあちこちに入れてしまうんですよね。カリカリに焼いてもおいしく、サラダに加えたり、炒め物に加えてもおいしいです。

地域やご家庭で使い方や使う頻度はさまざまだと思いますが、ひと袋に入っている量が多くて、使いきれなかったことはありませんか? 油揚げは傷んでくると酸っぱいニオイがしたり、カビが発生したり……また、そこまでいかなくても油が酸化して味が落ちてしまうことも。できれば上手に保存して、おいしく食べたいですよね。

油揚げを冷凍するメリット

実は油揚げは冷凍しても、味や食感があまり変わらない食材。もともと水分が少なく、油でコーティングされていることもあって、冷凍・解凍しやすく、細胞壁が壊れて食感が変わってしまうような生鮮食品とは異なります。冷凍してもおいしさが保てるなら嬉しいですよね♪ 冷凍するときも、使うときに合わせていろいろな形で保存することができます。

① 保存期間が長くなる

冷凍してもおいしさにあまり変化がない油揚げですが、それでも徐々に酸化し、品質は落ちていきます。保存する形によって変わりますが、2〜4週間程度で食べ切るようにすればOK! かなり余裕をもって使えばいいので、多少たくさんストックがあっても焦らずにすみます。

② 時短できる

油揚げを使うときの下処理などを冷凍前にまとめてしておくことで、実際に使うときにはすぐに使えて時短できます。使いたい量だけすぐに出して調理すればいいので、手軽さは格段にUP!

油抜きの方法

油揚げを使うときは油抜きをして使うことが多いと思いますが、冷凍前にこれを済ませておくと、調理が即できるので便利です。油抜きすることで、油っぽさや酸化した油のニオイを取り、味もしみ込みやすくなります。もし、この油でコクを出したい場合には油抜きを省いても大丈夫です。また、油抜きすることで、カロリーをダウンさせることができます。

【キッチンペーパーで吸い取る】

油抜きはいろいろなやり方がありますが、冷凍する場合にオススメなのはキッチンペーパーで油を取る方法。油揚げをキッチンペーパーで包んで手で押さえ、油を吸わせるだけです。冷凍するときには、霜がつかないように、水分をできるだけ切ってから冷凍庫に入れたいので、水を吸わせないこの方法だとすぐに冷凍できます。

【軽く煮る】

しっかり油抜きをしたい場合は、沸騰したお湯で軽く煮ます。一番しっかり油は抜けますが、水分を多く含むので、冷凍前に水を切ってから冷凍します。

【熱湯をかける】

熱湯をかけて油を落とす方法です。ザルに油揚げを広げ、沸騰した熱湯をかけて水を切ります。

油揚げの油抜き方法は主にこの3つですが、やりやすさや用途によって使い分けたりしてみてください。

油揚げの冷凍方法

油揚げは使いやすい形状がご家庭によっても変わると思います。冷凍するときには、普段使いやすい形にしておくことが大切です。

1枚ずつ冷凍

冷凍するときには、使うときに使いやすい状態にしておくことが時短や便利さにつながります。油揚げをいろいろな料理で使う場合、決まった形にしてしまうと用途に制限ができてしまいます。そんなときには、1枚丸々そのままの形で冷凍しておくのがオススメ。1枚ごとにそれぞれをぐるっとラップで包んでください。

ラップで包んだらフリーザーバッグに入れて空気を抜いて口を閉じます。早く凍るように金属バットに乗せて冷凍庫へ。3〜4週間保存できます。

凍った油揚げは、冷凍庫から出した直後でもカット可能です。そのときの用途に合わせて、自由にカットして使うことができるのが大きなポイント。油揚げ自体は水分も少なく、スカスカしていているので、すぐ解凍できます。自然解凍でも、凍ったまま加熱調理しても、熱湯をかけて解凍してもOK!

カットして冷凍

使うときにその都度切るのが面倒、もっと時短したい、という場合もありますよね。使う用途が決まっているときなどは、よく使う形にカットしてから冷凍すると便利。油抜きして水気を切ったら、お好みの大きさにカットして冷凍しましょう。横半分に切ってから1㎝幅にカットすると、みそ汁やひじきの煮物などに使いやすいです。

切ったら1回に使う分をラップで包んでフリーザーバッグに入れて冷凍。

もしくはフリーザーバックに直接入れて空気を抜いて口を閉じて冷凍しても大丈夫。金属バットに乗せて冷凍庫へ。

油揚げは油でコーティングされているので、そのままくっつかずにバラ冷凍の状態になります。使いたい量を少量からでも取りだして使うことができてすごく便利! 空気に触れる頻度がどうしても高くなるので、保存は2〜3週間程度で使い切りましょう。

冷凍庫から出して、そのままバラバラっと入れて調理できます。バラ冷凍は便利ですが、出し入れするたびに霜がつきやすくなるので、必要な分を出したらすぐに冷凍庫に戻すようにしましょう。

加工して冷凍

いろいろな料理で使う場合はシンプルに基本的な冷凍方法で保存しますが、少し手を加えて、もっと時短できるよう加工して冷凍する方法もあります。ストックしておくと、時間がないときにも調理時間を短縮できます。完全に調理を完了して、冷凍おかずとして保存することもできますが、今回はアレンジもできるレシピをご紹介します。

餅巾着

おでんや煮物などに入っていると嬉しい餅巾着。市販品を使うこともできますが、自作すること自体はそんなに難しくなく、費用も抑えられます。余裕のあるときに冷凍ストックしておくと、かなりハードルがダウンして、気軽に入れることができます。

【材料】

油揚げ、餅、爪楊枝

(油揚げ1枚で2個作れます)

【作り方】

① 油揚げを軽く煮て油抜きする。

② 菜箸を油揚げの端から端まで転がす。

③ 半分に切って、袋状にする。

④ 餅を入れて、爪楊枝で刺して口を閉じる。

⑤ フリーザーバッグに詰め、空気を抜いて口を閉じ、金属バットに乗せて冷凍庫へ。

油揚げを煮てから菜箸を転がすと、剥がれて袋状になりますよ。

凍ったまま加熱調理します。煮ても焼いてもOKです。保存は3〜4週間程度を目安にしてください。

油揚げの甘辛煮

うどんやいなり寿司などに使う油揚げの甘辛煮。まとめて作って冷凍すると、食べたいときにすぐに完成できます。

【材料】

・油揚げ……5枚

・水……100ml

・砂糖……大さじ2

・醤油……大さじ2

お好みで調味料を調整してください。

【作り方】

① 油揚げを油抜きし、半分に切る。

② 鍋に材料を全て入れ、落し蓋をして煮汁がなくなるまで煮る。

③ 小分けにしてラップで包む。

④ フリーザーバッグに入れ、空気を抜いて口を閉じて、金属バットに乗せて冷凍庫へ。

いなり寿司を作る用の場合は軽く煮て油抜きし、菜箸を転がして中を剥がしてから味つけしてください。油揚げは煮汁を吸った状態で包んで冷凍します。

解凍は自然解凍か、電子レンジで温めても。ジュワッと甘辛の煮汁が染みた味を冷凍してもキープしています。水気が多いので2〜3週間程度で使い切るようにしましょう。

炊き込みご飯の素

油揚げを活用するレシピはいろいろありますが、忙しいときには炊き込みご飯さえあれば何とか乗り切れそうですよね。下味をつけた冷凍で炊き込みご飯の素をストックしておけば、すごく助かります。味つけや具材は好みでアレンジOKです。和風の炊き込みご飯にはコクが出るので、油揚げを入れて作ってみてください。

【材料(3合分)】

・鶏もも肉……1枚

・にんじん……1/2本

・油揚げ……2枚

・しめじ……1/2株

・えのき……1/2株

・白だし……大さじ3

・砂糖……小さじ2

・醤油……大さじ2

【作り方】

① 鶏もも肉は小さめの角切り、にんじんはいちょう切り、油揚げは短冊切り、しめじとえのきは石づきを落として食べやすい大きさにほぐす。

② 材料全部をフリーザーバッグに入れ、袋の上から全体がよく混ざるよう揉みこむ。

③ 袋の空気を抜いて口を閉じ、冷凍する。

【炊き込みご飯 作り方】

① 冷凍していた炊き込みご飯の素を解凍する。

② 袋の端を小さく切り落とし、研いだお米(3合)を入れた炊飯器に、解凍した素の液(調味料)をまずは注ぐ。

③ 水を加えて3合のメモリに合わせる。

④ 具材をお米の上に広げて炊く。

炊き込みご飯の素は、炊き具合にむらが出ないように解凍してから使います。炊き込みモードがある炊飯器では、そちらに設定して炊いてください。なければ普通に炊いて大丈夫です。

冷凍・解凍の間に味が入るので、具材をあらかじめ煮なくても大丈夫です。同じようにけんちん汁や豚汁の具材ミックスを冷凍してもいいですね♪ 3〜4週間を目安に使うようにしてください。

まとめ

あると便利な油揚げの冷凍ストック。おいしさもあまり変化せずに保存でき、油でコーティングしてある分、バラ冷凍できたりと使いやすさも◎。みそ汁や煮物などに大活躍するのでおすすめです。

油揚げは冷凍前に油抜きしておくことで、使うときはすぐに調理できます。用途に合わせてカットや味つけをしてから冷凍すれば、もっと時短につながるので活用してみてください。