「防災ってRPGに似ているんです!」防災のプロとして活躍する国際災害レスキューナース・辻直美さんと現役パパの漫画家・エイイチさんの最新刊『防災クエスト』(小学館クリエイティブ)より、家族みんなでできる防災をご紹介。家族というパーティで協力してアイテムをそろえ、レベルを上げる……。「防災クエスト」最終回!<<連載『防災クエスト』で防災をもっと知る>> 辻 直美

「防災クエスト」の案内人。国際災害レスキューナースとしてさまざまな防災スキルを教えてくれる。 Aファミリー

防災クエストアカデミーに参加しているファミリー。パパ・ママ・娘の3人家族。

災害時こそ、温かいご飯を食べよう!

食料はどれくらい備蓄すればいいの?

最低10日分の食料と水を用意する必要があります。災害が起きると、物流がマヒして食料の入手が困難になるからです(コロナの流行でマスクや消毒液が入手できなくなったときと同じです)。

ところが「10日分」と言われると、置く場所がない、賞味期限を切らしてしまいそう、と感じる人も多いでしょう。そこでオススメするのが「ローリングストック法」です。

防災食ではなく、食べ慣れたカップ麺やパスタ、レトルト食品、好きなお菓子などを普段より多めに買って、ストックしてください。それらを日常生活の中で消費し、食べた分を買い足す―この循環を続ければ、つねに新しいものがストックされ、わざわざ災害用の食料を備蓄する必要がなくなります。

『防災クエスト』連載は今回で最終回。いつか来る災害に備え、家族みんなで防災スキルを上げてくださいね。

<<連載『防災クエスト』で防災をもっと知る>>

(文・漫画:『防災クエスト』(小学館クリエイティブ)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

書籍『防災クエスト』について

「防災」と聞くと、「大変そうだな」「ハードルが高いな」と感じがちですが、そんなことはありません。災害は怖いけど、防災はおもしろいんです。

本書は、子どものいる家庭に最低限知っていてほしい防災の知識を、RPG(ロールプレイングゲーム)風のマンガで紹介する本です。防災はRPGに似ています。だれもが最初はレベル1。そこから少しずつ経験値を積み、スキルを覚えて、パーティ(家族)で力を合わせて災害に立ち向かう。本書では、防災スキルを覚えるための13のミッションを紹介しています。知るだけでOKの簡単なものから、少し難易度が高いものまでさまざまですが、どれもゲーム感覚で取り組めるものばかり。防災に取り組んでいるのはママだけ、という家庭が多いかもしれませんが、パパも子どもも一緒になって、遊びながら防災に取り組めます。

著者プロフィール 辻 直美さん
国際災害レスキューナース。国際緊急援助隊医療チーム(JMTDR)や災害派遣医療チーム(DMAT)にも所属。
吹田市民病院勤務時代に阪神・淡路大震災で被災し、実家が全壊。その後赴任した聖路加国際病院で勤務中、地下鉄サリン事件の救命活動にあたり、本格的に災害医療活動を始める。東日本大震災や西日本豪雨(平公式サイト:成30年7月豪雨)などで救助を行う一方、ナースの育成や企業・行政向けの防災セミナーも行っている。看護師歴29年、災害レスキューナースとしては26年活動。大阪市防災・危機管理対策会議で防災専門家として活動中。著書に『レスキューナースが教えるプチプラ防災』(扶桑社)など。
Instagram:@nao_saigairescue

漫画家プロフィール エイイチさん
イラストレーター、漫画家
1児の父。デザイン会社勤務を経て、「子育てや家事にもっとかかわりたい」という思いからフリーランスに。テレビや全国誌、書籍にて芸能人の似顔絵、挿絵、漫画などを描いているほか、絵本『いっしょのちがうもの』(絵本塾出版)の絵を担当したり、学校の教材や地方公共団体の啓発動画のアニメーションを制作したりするなど、多様なコンテンツを手がける。著書に『スキンヘッドパパの育児日記』(日経BP)など。
公式サイト:https://a-ichi.jp/