三人の子どもを育てるタレントの藤本美貴さんが、自身のYouTubeチャンネルで展開しているお悩み相談が人気です。9月7日に公開された動画では、自身の体験を踏まえたうえで「子育てと仕事、どちらを取る?」という悩ましい相談に、ズバッと回答していました。

藤本美貴さん「子どもってずっと子どもじゃないのよ」

三児のママである藤本美貴さん。2009年に「品川庄司」の庄司智春さんと結婚し、小学4年生の長男、6歳長女、1歳次女の3人の子どもたちを育てています。今回は、自身のYouTubeチャンネルで以前、Instagramで募った恋愛相談にアドバイスする生配信を企画したものの、そのとき話が脱線しすぎてろくに答えられなかったため、あらためて寄せられた相談に応じる動画を公開しました。

寄せられたリアルな相談の数々に、ズバズバとアドバイスしていく藤本さん。子どもと仕事の両立タイミングについても、自身の体験を踏まえながら意見を述べています。

「旦那に子ども欲しいと言われるけど、お仕事頑張りたい自分がいます。どうしたらいいですか?」という相談に、藤本さんは、「これもさー、結婚も今じゃないとか子どもも今じゃないとか、いろんな考えがあるじゃない? 別にこの人が思ったタイミングですればいいと思うんだけど」と前置きしつつ、あくまでも「個人の考え」として次のように話しました。

「やっぱり子どもが生まれると、子どもが一番メインになってきてはしまう。その時期だけちょっと、休まなくてもいいにしても、いろんな仕事をセーブしなきゃいけないって時期はあると思う。それは夫婦で話し合って、夫婦のどっちがその時期にするのか、たとえば交互にするとかいろいろあると思うんだけど。

でも、子どもっていつでも産めるわけじゃないじゃない? だし、欲しいと思ってすぐできるわけじゃないじゃない? って私は思ったの」

(藤本美貴さんYouTubeより)

藤本さんは「過度なダイエットをしたこともなく、ザ・健康」なタイプだと自認していたため、結婚して避妊をやめればすぐ妊娠するんだろうなと思っていたそう。もちろん、一般的に見ればとても順調な流れで第一子、第二子……と妊娠出産に至っていることはわかっているとしつつ、それでも、子どもを望んですぐ妊娠するわけではなかったことに驚いたそうです。

また、育児が何十年も続くわけではないこと、長い人生で仕事をセーブする時期があってもいいことにも言及。

「子どもができたあと仕事をセーブしなきゃいけないのは確かにそうだけど、私が思うのは、子どもってずっと子どもじゃないのよ。子どもを産んでからずーーっとセーブしなきゃいけないのかなと思いきや、保育園なり幼稚園なりに行くようになったらちょっと手が離れて、自分の時間だったり自分の仕事に費やせる時間も増えるし。小学校行ったらもっと増えるし、小学校高学年になったら一人でお留守番もできるとか。中学校だったらもうほとんどご飯さえ与えておけばみたいな感じになってくるじゃない(笑)、自分が子供の頃考えてもさ」

「人生100年時代。まあ80歳まで生きるとしても、(仕事セーブで子育てメインになるような時期は)せいぜい10年くらいじゃない? 出産しても仕事辞めるわけじゃなくて地道に続けて、ちょっとの間ゆっくりにして、それからまたずっと働いたとしても、長いよね」

(藤本美貴さんYouTubeより)

藤本さんが「産むタイミング」で悩まなかったのは、このような考えが根底にあったからなのですね。最後に藤本さんはあらためて、「本当に思う。いつでも産めるわけじゃないんだよね。すぐできるとは限らないんだよね。って思うと、最終的には子どもが欲しいっていうんならチャレンジしてみてもいいんじゃないかなって私は思います」と、相談者にエールを送っていました。

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男女とも、年齢が高まるにつれて妊娠の確率は減少

女性がもっとも妊娠しやすいのは20歳前後とされており、30歳を超えると徐々に妊孕力は下がり始め、35歳くらいから明らかに低下、40歳を過ぎると急速に低下します[*1]。45歳を過ぎると、生殖補助医療を受けても妊娠することはきわめて少ないとされています。

理屈上では、何歳まで自然妊娠できるかはその人が閉経する時期に左右されるということになりますが、実際には閉経の約10年も前から、妊娠する可能性は非常に低くなると言われています。

男性も年齢が高まるにつれて精巣機能は低下し、精液量、正常な形の精子や精子の運動能力が減少します。また、加齢によって精子のDNA異常も増加すると考えられています。たとえば35歳以上の男性では、25歳未満の男性に比べ、1年以内に妊娠に至る確率は半分と報告されています。

加齢とともに自然妊娠しにくくなることを「全然知らなかった」という人は多くはないでしょう。しかし、ライフスタイルや社会環境の変化により、高齢出産は増加傾向にあります。出生時の母親の平均年齢を出生順位別にみると、1995年は第1子、第2子、第3子の出生時にそれぞれ28.5歳、29.8歳、32.0歳、一方、2015年にはそれぞれ30.7歳、32.5歳、33.5歳と1.5〜2.7歳上昇しています[*2]。

個人差は大きいものの、妊娠できる年齢は、一般的には閉経の約10年前までとなります。妊娠中や出産の時のトラブルも年齢とともに増えていきます。また、男性も、一般的に年齢とともに生殖能力は低下していきます。そろそろ子どもがほしいと考えたら、まずは夫婦ともに医療機関で体の状態を確認しましょう。

参考文献
[*1]日本生殖医学会ウェブサイト「不妊症Q&A」
[*2]内閣府資料 少子化対策の現状(第1章 2)晩婚化、晩産化の進行