芸人のエハラマサヒロさんと妻の千鶴さんが、YouTubeチャンネルで視聴者の「夫にイライラして困っている」という相談に回答。エハラさんも今でこそ子煩悩パパですが、かつては妻にワンオペ育児を強いてもなんとも思わない「ひどい奴」だったそうです。一体なぜ、変わったのか? 背景を語りました。

エハラマサヒロさん「ガチガチのワンオペ」させていた

5人のパパですっかり子煩悩なイメージのある芸人・エハラマサヒロさん。しかし実は、子育てをちゃんとやるようになったのはこの数年のことで、初期は何もしていなかったそうです。

エハラさんと妻の千鶴さんは、YouTubeチャンネルに視聴者からの相談に夫婦で回答する動画をUP。今年の8月に第一子を出産したという女性からの相談内容は、「夫へのイライラが止まらない。どうすれば良いか」というものでした。

相談者は産後1ヶ月半の里帰り期間を終えて、夫との生活を始めるタイミングですが、「イライラが止まりません」。具体的には、「私は赤ちゃんのモノばかり購入していて夫は自分の欲しいものばかり購入していることにイライラ。大きくなってムチムチになった我が子をみて『母乳とミルク飲ませすぎじゃない?』と言ってくることにイライラ。すべての言動にイライラしてしまい、夫と一緒に生活できるか不安です」とのことでした。

相談者は千鶴さんに向けて「ちーちゃんは5人の出産を経て産後のイライラ等ありましたか? イライラしたときの対処法はありますか?」とアドバイスを求めるとともに、「エハラさんはどうやって子煩悩パパに変身したのですか?」と質問しました。

すると千鶴さんは、自身もイライラすると言い、「この症状は正常。赤ちゃんを守るために、お母さんは赤ちゃん以外の人を敵と思っちゃう本能があるんだって。だから仕方ないんだよね」と諭しました。しかしエハラさんは、千鶴さんがイライラしていることにも気づかないほど、仕事ばかりだったそう。

エハラさん「よう言わんかったな! (長女で小学5年生の)美羽のときなんか俺、仕事で走り回ってて」

千鶴さん「いないもんだと思って。全部自分でやるもんだと思って産んでるから」

エハラさん「イライラを押さえるコントロールした?」

千鶴さん「目を閉じて深呼吸です。まあちょっと、見ないようにしたほうがいいよね。何も考えずにお笑い番組を見るとかね」

(エハラ家チャンネルより)

しかし、エハラさん自身も仕事で評価を積み重ねていくうちに余裕ができ、「そこまで売れるを追い求めなくなった。何しても生きていけると思って、家族を守っていけると思ったら、家族優先になれた」そうです。ただ、それも第3子の音羽ちゃんが生まれた2015年頃からのこと。それまでは「ガチガチのワンオペ」だったと振り返りました。

エハラさんは当時の記憶として印象深いことがあるそうです。それは先輩芸人のFUJIWARA藤本敏史さんに「飲み連れてってください」と言ったときのこと。すると藤本さんはそのとき、「お前ひっどい奴やなあ。子ども5ヶ月やろ? 帰りたいと思わんのか? アカん! 帰れお前!」と一喝。藤本さん自身も子煩悩パパで有名ですが、当時はまだお子さんが誕生していないときだったにもかかわらず、「家庭を優先にすべき」と言えたんですね。

エハラさん夫妻はこうした自分たちの経験を踏まえ、「長い目で見て。旦那さんもちょっとずつ変わる」「結婚までたどり着く人ってそんな何十人もいるわけじゃない」と、相談者にエールを送っていました。

【5人きょうだい】パパが子煩悩になった理由

夫へのイライラは、産後の「ガルガル期」?

産後のママは他の人に対して威嚇するような態度を取ってしまったり、イライラしたりすることがあり、この時期は俗に「ガルガル期」と呼ばれています。医学用語ではなく、医学的に定義づけされているわけではないのですが、いわゆる“そのような状態”を指す言葉として、ママたちを中心に使われています。

なぜそのような状態になってしまうのか、はっきりとした理由は明らかになっていませんが、産後の精神面の不安定な状態が一因にあると考えられています。まず産後はホルモンバランスが大きく変化します。初めての子育てによる環境の変化や、不眠、疲労なども重なり、精神的に不安定になるのは仕方がないことです。また、産後に多く分泌されるホルモンの関係で、周りに攻撃的になりやすいともいわれます。

個人差は大きいもののあくまでもこれは短期間のことで、「ガルガル期」は少しずつ落ち着いてきます。感情のコントロールがうまくいかない時期があっても、いずれは治まることなので安心してください。産後は心が不安定になりやすい時期で、イライラが募るのも無理はありません。「ガルガル期」で不安になっても、みんなが通る道と考えて気持ちを楽にし、自身を責めないでくださいね。