女優の市川由衣さんが、1歳次男の夜泣きがひどく、すがる思いで“あの曲”を流したところ、あっという間に静かになったという逸話をInstagramに投稿し、話題になっています。あの曲とは……反町隆史さんの代表曲「POISON 〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜」。

「POISON」イントロの数秒で泣く子が静かに!

市川由衣さんは10月20日にInstagramを更新し、「明け方、珍しく次男くんの夜泣きがすごくて何やっても泣き止まなくて、ちーん…ってかんじで泣いてる彼を見守ることしか出来ず、、」と投稿。ふと、以前テレビで見た「反町隆史さんのPOISONを聴かせると赤ちゃんが泣き止む」という噂を思い出し、最大級の眠気に耐えながらすがる思いで「POISON」を流してみたところ……?

なんと、泣いていた次男くんはイントロのわずか数秒で静かになり、もぞもぞし始め、曲をかけてから3周目くらいで寝入ってくれたそうです! 市川さんは「本当にびっくりしました」「す、すごいです」と感激し、「まだ試したことない方は是非、POISONしてみてください 大人もよく眠れます。笑」と綴りました。

反町隆史さんの代表曲「POISON」は、これまで多くの親子を救ってきたようです。昨年5月に第一子を出産したタレントの高橋真麻さんも「POISON」に助けられた一人だそうで、昨年末にブログで「今年もたくさんの方々にお世話になりましたが 私が一番お礼を言いたいのは……反町隆史さんですっ」と大きな感謝を投稿。高橋さんは「今年、何百回聞いたか分かりません」と言い、iPhoneのミュージックアプリで「POISON」の再生回数がダントツの1位であることを写真付きで証明していました。

今年2月に49歳で第一子を出産した女優の小松みゆきさんも、「POISON」は育児の必需品だと絶賛。寝ぐずりしている赤ちゃんをバウンサーに乗せ、「POISON」をやや大きめの音で流すと、赤ちゃんは聞き入るように静かになり、やがて深い眠りに…入っていくのだそう。



小松さんは、「ポイントは何回もループさせて眠りについてもしばらくは流し続けることです」と書き添え、お昼寝のときでも「POISON」を流しているとおも。「不思議ですが本当に助かってます これが無かったら、私の睡眠時間は今の半分以下になっていることでしょう」と、抜群の効果に感嘆していました。

公式が検証した「POISON」の仕組み

なぜ「POISON」で泣き止む?

なぜ「POISON」を聴くと赤ちゃんは泣き止むのでしょうか。反町隆史さんの所属事務所である研音は、公式YouTubeチャンネルにて検証動画を公開しています。

まずVTRではニュージーランドやアメリカ、ブラジル、イギリスの赤ちゃんも「POISON」でピタッと泣き止むことを検証。なんと、お腹がすいたり眠かったりで泣く0〜1歳の子だのみならず、「おもちゃを片付けたくない」と泣いている2歳の男の子にも効果があったというから驚きです。

日本音響研究所の鈴木先生は、およそ3ヶ月〜2歳くらいの赤ちゃんには有効だと解説。「POISON」で赤ちゃんが泣き止むのは、イントロのギター音が赤ちゃんにとって刺激的で興味を引きやすいこと、反町さんの低い歌声とサビのフラットなメロディが、子守歌のような鎮静作用を持つことが理由ではないかと分析しています。

ちなみに反町さん自身のもとにも、「聴かせたら子どもが泣き止んだ」と喜びの報告はしばしば届くそうで、反町さんは「みなさんの役に立っていると思うとうれしい」と笑顔になっていました。

そもそも赤ちゃんが泣く理由は、発達によって少しづつ変化します。0〜3ヶ月の頃は、お腹がすいた、暑い、お腹がいっぱいで苦しいなど、不快を訴えて泣くことが多いですが、3ヶ月を過ぎるとそれらに加えて、眠いのに眠れない、構ってほしい、退屈といった感情を表して泣くことも出てくると言われます。

6ヶ月〜9ヶ月頃の赤ちゃんは、人を区別できるようになり、信頼している相手以外にお世話されると人見知りして泣いたり、ママやパパを後追いして泣いたり、ということも始まります。このほか、食後の消化で腸が動いてお腹に不快感がある、歯が生え始めてムズムズするといった理由でも泣くものです。

とはいえ、明確な理由がわかるときばかりではないのが実際のところ。何をしても泣き止まないとき、どうして泣き続けるのか、その理由はわかっていません。ただ、赤ちゃんはとくに生後1〜2ヶ月に泣きのピークを迎えること、そのときは何をしても泣き止まないことがわかっています[*1]。

赤ちゃんが泣くのは、あくまでも発達の過程のひとつです。なかなか泣き止まない赤ちゃんの対応は、どんなママやパパでも心がしんどくなってしまうものですから、反町さんの「POISON」は本当に多くの親子を救っていると言えそうですね。

参考文献
[*1]厚生労働省「赤ちゃんが泣きやまない 泣きへの理解と対処のために」