妊娠・出産は一大イベント。特に初マタだと夫や家族への報告、妊婦検診、職場への報告や引き継ぎ、産前の準備などなど、初めてのことで大忙しです。 妊娠出産は人それぞれといいますが、それでも先輩ママたちの経験を聞くと心強いもの。本連載では働く「初マタママ」の妊娠から出産までの体験記をご紹介します!

<<ほかのママの初マタ出産記を読む>>

今月の初マタママのプロフィール

上崎ゆなさん(32歳/公務員/1歳10ヶ月の女の子のママ)

5歳上の夫と2016年に結婚。結婚3年目に妊娠し、2020年に出産。現在育休中で、4月に復職予定。

【妊娠初期】心拍が確認できるまでドキドキ

体調

妊娠6週目からつわりが始まりました。食べづわりだったので、よく食パンなどをつまんで食べていましたね。不思議なことに、急にそうめんが食べたくなったり桃が食べたくなったりすることがあり、よく夫に買ってきてもらっていました。

仕事

妊娠前から、妊娠を希望している旨を職場に伝えていました。「臨時職員を採用する関係で、妊娠が分かった段階ですぐに教えてほしい」と言われていたため、発覚後にすぐに伝えています。

「つわりでもしかしたらお休みすることがあるかもしれない」、「重いものを持てないかもしれない」と考え、妊娠6週の段階で職員の方々にも伝えました。職場では職員の皆さんに体調など気遣っていただけてありがたかったです。

プライベート

妊娠検査薬で、夫婦一緒に陽性の結果を確認しました。きっかけは、ひとりで行った岩盤浴で、「妊娠中の人は入らないでください」という掲示を見たときに生理の遅れに気づき、検査薬を使ってみよう、と思ったことです。陽性の結果に共に驚き、次の日もう1本検査薬を使ったうえで、病院を受診。妊娠が確定した瞬間は夫婦で喜び、実家の両親と義両親もとても喜んでくれたのがうれしかったです。同時に、初めての妊娠に対して、不安も感じたことを覚えています。

そして、無痛分娩で産みたいと考えていたので、対応してくれる病院を探しました。

赤ちゃんの心拍が確認できるまではドキドキでした。赤ちゃんの心臓が動き、映像でチカチカしている様子を初めて見たとき、うれしい気持ちになったのを覚えています。

初めて赤ちゃんの全身をエコーで見ることができました。心拍も確認できてよかったです。

【妊娠中期】つわりが落ち着いたら、今度は便秘に!?

体調

<便秘気味のため、腸内環境を整えるメニューをセレクト>

安定期に入るころ、やっとつわりが落ち着いてきました。食欲はいつも通りでしたが、体重が増えすぎないように食べすぎに気を使っていました。便秘気味になってしまい、ヨーグルトにオリゴ糖をかけたり、朝にキウイフルーツを食べたりしながら、腸内環境を整えました。

<無理をせず、なるべくゆったりした生活にシフト>

このころからお腹が少しずつ出てきて、重く感じ、疲れやすくなってきました。そのため、仕事は早めに切り上げるようにしていました。また、風邪をひいたときは、薬を飲まずになるべく自力で治す必要があると考え、仕事を早退したり早く寝たりと気をつけていました。

また、足がつりやすくなったのもこの時期。妊娠中は足がつりやすいと聞いていたので、特に対処はせずにやり過ごしていましたが、妊娠後期まで続きました。

仕事

仕事は、他の職員の方に配慮していただきながら続けていました。余裕があるときに、次の方に引継げるように準備を始めたのもこのころです。

職場へは自転車通勤だったのですが、転んだときのリスクを考えて夫に車で送迎してもらいました。夫は本当に大変だったのではないかと思います。

プライベート

<妊婦健診は夫婦一緒に>

妊婦健診では、赤ちゃんが順調に育っている様子が分かってうれしかったです。当時はまだコロナ禍ではなかったので、夫も常に一緒に病院に行ってくれました。エコーで赤ちゃんの表情などが見られたとき、夫婦で喜んだことを覚えています。

夫は男の子、女の子どちらでもと思っていたようですが、私は女の子が欲しかったので、性別が女の子とわかったときにはとてもうれしかったです!

<かわいいベビー服に胸キュン>

親戚や知人にも妊娠していることを伝えると、赤ちゃんの洋服や授乳クッションなどのおさがりをいただけました。性別がわかるまでは服などの準備をしなかったのですが、女の子とわかってからは、うすい黄色やピンクなど、かわいくてやわらかい色合いの服を集めはじめました。おさがりも多くて、いただいた服を見ながら「こんなかわいいお洋服があるんだなあ!」とうれしい気持ちでいっぱいでした。今振り返っても、とてもありがたいことです。

義母からいただいた安産のお守り。妊娠をすごく喜んでくれて、ずっと体調を気遣ってくれました。

【妊娠後期】計画無痛分娩で出産。でも、やっぱり痛かった!

体調

どんどんお腹が大きくなってきました。自分の足元が見えなくなって、階段を降りるときは少し怖かったです。また、お腹が苦しくてあおむけでは眠れなくなったり、夜中にトイレに何回も起きたりして、「早く普通に眠りたい……」と思っていました。

産休に入ってからは、毎日とにかく眠くて。朝起きて夫を見送ってから、午前中にまたひと眠りしていました。

仕事

出産予定日の8週間前から、産前休暇に入りました。物の整理や引継ぎなどに追われ、余裕をもって最終出勤日を迎えられませんでしたが、職員の方々が帰りにあたたかく見送ってくれたのがうれしかったです。

プライベート

<ベビーグッズを購入>

産前休暇に入ってから、赤ちゃんに必要なものを買いに行きました。第一子で分からないことが多かったので、とりあえずお店の人にいろいろ話を聞き、必要だと思われるものは全部買いました。このとき、赤ちゃんの鼻水を吸う機械も一応買いました

が、実際はあまり使っていません……。

また、娘は冬生まれで出産日が近付くにつれてどんどん寒くなっていったため、お腹が大きくても着ることができるダウンコートを探しました。

<無痛分娩なのに、痛い!!>

出産は、計画無痛分娩です。前日から入院して子宮口を広げ、当日は朝10時から促進剤をいれました。なかなかお産が進まず、「これは次の日に持ち越しかな」とお医者さんから言われましたが、夕方に急に激しい陣痛が来て破水。覚悟はしていましたが、麻酔が効くまでの痛みは恐ろしいほどでした。その後、夜10時過ぎにやっと出産。この時間まで見てくださった助産師さんとお医者さんには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

出産日のお昼に病院で食べたおそば。このときは、まだ陣痛をそこまで感じていませんでした。しかし、このあと恐ろしいほどの痛みにおそわれ、夜ご飯を食べる余裕がまったくありませんでした。

【産後】寝不足との戦い。周囲の支えに助けられて……

体調

<授乳の不安を解消してくれた助産師さん>

出産したのが夜10時過ぎで、部屋に戻れたのは日付が変わったころです。しかし興奮していたのか、ぐっすりと眠れませんでした。当然ですが、次の日は寝不足に。日中に眠ろうと思ったら娘が泣き、眠気と戦いながら助産師さんに授乳について教えていただきました。

初めての授乳は痛くてびっくり! あまり母乳が出ないことに加え、痛みとの戦いと、常に寝不足で精神的に不安定になりました。

また、その後も母乳の出がよくなかったので、1ヶ月健診で娘の体重増加があまりよくないと指摘を受けて、精神的にとてもつらかったのです。しかし、助産師さんに家に来ていただいて母乳指導を受け、ミルクとのバランスをとりながら授乳を続けることに。すると、娘の体重も徐々に増えてきて、娘の寝る時間も長くなってきました。

このタイミングで、経験豊富な助産師さんから指導を受けられてよかったと思っています。出産してから、授乳の大変さや困ったら助産師さんに来てもらうサービスがあることを知ったので、出産前にそういうことを知る機会があったらよかったなと思いました。

私の場合、母乳とミルクの混合で娘を育てましたが、出産の痛みに加え、寝不足、授乳など世の中のお母さんは本当にすごいと思いました。

出産し、体を洗ってもらった我が子。外の世界に初めて出てきて、ひとしきり泣いたあとはおとなしく過ごしていました。思い返してみると、このときは本当に小さかったです。子供の成長はあっという間です。

仕事

<夫婦で睡眠不足に……>

思っていた以上に育児が大変で、こんなにも自分の時間が取れないのか、と感じたのが正直なところです。睡眠時間もそうですが、あれをやろう、これをやろうと思っても、娘が泣いたら娘中心。時間がないことがとにかく大変でした。

夫も仕事をしながら夜泣きで起きたり、お世話をしたりだったので、眠そうに疲れて仕事に行く姿を見送ることも多かったです。

<娘ともっと一緒にいたい! 育休の延長を決意>

育児休暇は、予定より1年延ばしました。延長することで、せっかっく覚えた仕事を忘れてしまうことや、戻ったときにより大変になるかもしれない、という気持ちはありましたが、それ以上に「娘と一緒にいたい!」という気持ちが強かったので、後悔はありません。夫にも思いを伝え、理解してくれました。子どもがいなくてもハードだった仕事を、子育てしながら両立するのは本当に大変だと思うので、復帰を考えると今も心配ではあります。

4月に復職予定ですが、夫とは役割分担などを相談中です。保育園の見学も済ませ、希望園も決まりました。ただし、2歳児クラスに入れることになったので、かなりの激戦です。無事に入園できるといいなと思っています。

プライベート

出産後3週間は、実家から母が来てくれて身の回りのお世話をしてくれました。母が帰ったあとは、義両親が果物やお菓子などを届けがてら、娘に会いに来てくれていました。夫も一生懸命、娘のお世話をしてくれました。

<思い通りにならない気持ちを、夫が受け止めてくれた>

私たち夫婦は、もともと感情的になってケンカをすることはほとんどなかったのですが、今思えばこのころ私は、初めての育児に直面してさまざまな「うまくいかない」を自分の中にため込んでいたと思います。

「本当はもっと家をきれいにしたいし、いろいろやりたい。授乳もしなきゃいけない、ミルクとの混合だから哺乳瓶も洗って消毒しなくちゃ。でも、娘から目が離せない……」と、夫の前で泣いたことがありました。私のそんな思いに対して、夫は話を聞き、受け止めてくれました。ずっと思っていたことを話したら、少しすっきりとしてきて、夫婦という関係、夫の存在がとてもありがたく思えました。

今でも、「もっとこうしてくれたらいいのにな」と思うところはありますが、夫には夫なりの都合や考え方もあると思うので、思いは伝えますが、あとは彼にまかせてます。

<地域のママたちとの交流>

コロナ禍ということもあり、なかなか外出しにくかったので寂しかったですが、生後半年ころから近くの子育てサロンへ行き、他のお母さん方やそのお子さんたちと交流するようになりました。

最後に、初マタのみなさんへ

妊娠中は、マイナートラブルなどもあり、常におなかのお子さんが気がかりだと思います。出産してからも大変なことは多々ありますが、我が子に出会えたことと、その成長を日々感じられることは本当に幸せです。すべてのママさんが無事に出産し、かわいい赤ちゃんに出会えるのを心から願っています。

(文:上崎さん、編集:マイナビ子育て編集部)

<<ほかのママの初マタ出産記を読む>>

<関連リンク>
→【初マタ出産記】不妊治療で授かった我が子、産後の辛い日々を乗り越え育児を満喫中 〜伊藤さんの場合〜

→【ママ調査】赤ちゃんができた報告はいつ?両親に伝えるタイミング

→【ママ調査】妊娠を実感したタイミングはいつ?