共働き家庭が増えるにつれ、「家事も子育ても夫婦が協力して行うべき」という考え方が一般的になりつつあります。女性が男性同様の働き方を求められたうえに家事・育児の負担をすべて背負うなんて、そもそも無理な話。でも、実のところ夫はどう感じているのでしょうか? リアルな家庭の声をまとめました。(イラスト:まちこ @achiachiachico)

あなたの夫は、「妻が仕事をしていても、家事・育児は基本的には妻がやるもの」という考えですか?

仕事で疲れて帰ってきたところへ、先に帰っていた夫に「ご飯作って〜」と言われることほど、悲しいことはありません。

「たとえ妻が仕事をしていても、基本的な家事・育児は妻がやるもの」と夫が考えている、と感じているママは約42%もいました。では、どのようなシーンでそのように感じているのでしょうか? 詳しいエピソードをご紹介します。

家事・育児をしようとすらしない……

自分から動かない

私のほうが帰りが遅くても、食事は用意してくれないので、帰ってすぐにしないといけないから。

(40歳以上/金属・鉄鋼・化学/技術職) ずっと座って待っている。

(35歳/小売店/事務系専門職) 自分が休みの日に家事をしていても、横で寝ているかスマホを見ている。

(40歳以上/情報・IT/技術職)

はっきり言葉にはしないものの、積極的に家事・育児をしない態度がすべてを物語っているようです。隣で忙しく家事や育児をしている妻を見ても手伝おうとすらしない夫は、やはり「家事・育児は妻の仕事」と認識しているとしか思えません。

「自分もやらなきゃ!」と自覚してもらうにはどうすればいいのか……。ついついため息の回数が増えてしまいますね。仕方がないと諦めるか、「あなたもやってほしい」と地道に声をかけ続けるか、妻の悩みは深まるばかりです。

はっきり言われる

家事ができていないと怒るから。

(31歳/金融・証券/営業職) 仕事が忙しく家事に手が回らないとき仕事を辞めるように言ってくる。

(40歳以上/小売店/販売職・サービス系) 実家でそう育った感じがするので。ご両親を見ていればわかる。

(26歳/小売店/販売職・サービス系)

「夫は外で働き、家事・育児は基本的には妻がやるもの」という考え方は、ひと世代前の日本の家庭では当たり前だったようです。「男性が家事や育児をするのは、みっともない、男らしくないことだ」と言われたり、「女性のほうが家事・育児は得意だ」という思い込みがあったりしたのです。こうした価値観の家庭で育った男性は、同じような価値観を持ってしまいがちです。時代の変化とともに価値観をアップデートしてもらえるといいのですが……。怒られたり、仕事を辞めろと言われたりするのはつらいですね。

積極的! 家事・育児をする夫

率先して動いてくれる

自分から積極的に家事をしてくれるから。

(29歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職) 仕事から帰ってきたら、積極的に洗い物など家事をしてくれる。

(31歳/機械・精密機器/技術職) 復職する際に、家事分担を自ら提案して夜の担当を買って出てくれたから。

(33歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)

積極的に家事・育児を行うのは、「家事も育児も自分の仕事のひとつ」と思っているから。パパが自分から率先して動いたり、役割分担を提案してくれたりするとママも助かります。新しい時代のロールモデルとして、子どもたちのいいお手本になってくれるのではないでしょうか。年齢を重ねても、お互い協力しながら仲よく暮らしていけそうです。

努力しているのがわかる

あたりまえだと思わず、ありがとうの一言があるので。

(37歳/商社・卸/秘書・アシスタント職) 気が回らないタイプなのでいちいち頼まないとやってくれないけど、頼めば嫌がらずにやってくれる。指示待ちなのはイラッとするけど、まあ仕方ないと諦めている。

(35歳/学校・教育関連/秘書・アシスタント職) 子どもの風邪は半々で面倒をみる。

(33歳/電力・ガス・石油/事務系専門職)

指示待ちになってしまうのは、「家事・育児は基本的に妻の仕事」という固定観念から抜け出せないのか、ただ単に気配りが下手なだけなのか、単純に判断できませんが、努力していることは伝わります。感謝の気持ちを言葉にしてくれるだけでも、心がほぐれます。子どものピンチには必ずいっしょに対応してくれる夫は、頼もしいパートナーですね。

まとめ

「男は外、女は内」という考え方は、過去の遺物となりつつあります。少子高齢化時代、女性も社会を支える重要な働き手ですし、家事・育児は男性も女性も平等に担うものとして、お互いに協力していくことが必要とされています。まだアップデートできていないパパには、ぜひ認識を改めてもらいたいですね。

これを機に、あなたの夫がどう考えているのか、じっくり話をきいてみてはいかがでしょうか。ただし、ケンカにならないように気をつけてくださいね!

マイナビ子育て調べ

調査日時:2021年12月3日〜2022年1月15日

調査人数:108人(22歳〜40代までの働くママ)

(マイナビ子育て編集部)

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