子どものお金教育が複雑化しています。最近では「どれくらいチャージしたらいいか」など、物理的なお金のやりとりが見えづらいキャッシュレス決済や電子マネーの使わせ方に悩む親も増えているようです。

カードにお金をチャージして子どもに渡す

(photoAC)

1月14日放送の『ノンストップ!』(フジテレビ系)では、電子マネーの使わせ方について、コメンテーターの千秋さんや藤本美貴さん、虻川美穂子さんがそれぞれの考えを語り合いました。

気になる話題を徹底討論するコーナー「ノンストップ!サミット」で14日に取り上げられたテーマは「子どもの金銭感覚の身につけ方」。中でも多く上がったのが、交通系ICカードなど電子マネーにまつわる悩みでした。

小学5年生の息子を持つ30代の母親から寄せられたのは、ICカードの無駄遣いに関する悩み。

「電車で塾通いをする息子に、交通費と、おなかがすいたとき用に交通系ICカードを渡しているんですが、残高が1000円を切ると、何かあったときに不安でつい追加でチャージしてしまいます。そうすると息子は自由に伝えるお金が増えたと思って無駄使いをしてしまうのですが、どうしたらいいか分からず悩んでいます」

このエピソードが紹介されると、コメンテーターは次のように持論を展開しています。

普段から子どものICカードに5000円ほどチャージしているという藤本美貴さん。「子どもが使うときに絶対電話かかってきます。塾の帰りに『コンビニでお菓子買うから使ってもいい?』とか、たぶん電話しないと使えないと思っているのかもしれない。あと履歴とかも出せたりするから、たまに履歴使っているっていうお母さんも多いですよね」と、何かあったときに使えるお金は残しつつも、無駄遣いをさせないように許可制を導入していることを明かしました。

多めにチャージするとリスクも?

一方で、かつて娘の小学校で電子系ICカードの使い方が問題となっていたという千秋さんは、身近で起こった事例を次のように語りました。

「うちの娘が小学校低学年のときに、ICカードでジュースを買えることに気づいたある男の子が、毎日5人くらいの友達にジュースを買ってあげていて。子どもたちの間でも『カードでピッってしたらジュースが買えるんだって』って噂が広まって、買ってもらった方のお母さんが学校に報告して問題になったことがあった。自分の娘も『魔法のカードがあってどんどんジュースが出てくるらしい』って羨ましがっていた」

ある程度は多めにチャージしておきたいものの、お金の概念を理解していなかったり、金銭感覚が身についていない状態でICカードを持たせておくと、リスクもあるようです。

「多めにチャージしちゃう」視聴者の70%以上が共感

視聴者の声を集計する「せきらら投票」では、「何かあると不安だから子どものICカードについ多めにチャージしちゃう親の気持ち…」という問いに対し「理解できる」という回答が72%を占めています。物理的にお金のやりとりが見えないと、より説明しづらいという親も多いのではないでしょうか。

また、子どもの頃から駄菓子屋に通っていたという虻川さんは、「自分たちは駄菓子世代で10円・20円のやりくりを一生懸命やっていたのが、いきなり1000円、2000円になっちゃったら、親もどうやって教えていいか分からない」と、自身が子どもだったときと比べて、金銭感覚を身につける機会が減っていることも悩みの一つだと語りました。

最近では、電子マネーの使い方が学べる子ども向けの体験講座や、出展者もお客さんも子どものみで開催されるキッズフリマなど、金銭感覚を身につけるイベントも増えています。まずはお金の教育について親同士でしっかりと話し合い、ルールを決めたり、イベントに参加させたりすることが正しい金銭感覚を身につけさせる第一歩となりそうです。