「じっとしていられない」「集中力が続かない」こんな育児シーンに遭遇したら、子どもにどのような声かけをしたらよいのでしょう。『みんなの自己肯定感を高める 子育て言い換え事典』(KADOKAWA)より、親子が幸せになれる声かけ方法をご紹介します。→『みんなの自己肯定感を高める 子育て言い換え事典』のほかの記事はこちら

【注意散漫で落ち着きがない】注意散漫で集中力がない子へ

無理に集中させようとするのはNG。その子が集中できる場所や時間を知ろう

先にも述べたように、私は、子どもには大きく分けて2つのタイプがあると考えています。それは「マルチタスク型」と「シングルタスク型」です。

注意散漫で集中力がないのは「マルチタスク型」の特徴。このタイプは周囲の変化に気づきやすく、まわりの音や情報をすべてキャッチします。たとえば、母親が台所で野菜を切っている音まで聞いて、気にしてしまうのです。

マルチタスク型の子にとって「空間づくり」はとても重要。気が散る要素を取りのぞいたり、気が散らない場所に移動したりする必要があります。そもそも家は憩いの場ですから勉強用に設置されていません。そのため自習室やカフェなどで勉強したほうが集中できる子は多いです。

集中できる場所や時間は、子ども一人ひとり違います。朝ごはん前が集中できる子もいれば、夕方のほうがはかどる子、夜やるのがいちばんという子もいます。時間によって場所を変えたい子も。画一的に判断するのではなく、その子が集中できる場所や時間を探してみてください。

また、マルチタスク型が集中できる時間はそう長くありません。まずはその子が何分集中できるのかを調べるべく、タイマーではかってみます。集中できる時間が10分であれば、10分経ったら休憩を入れるようにします。時間を分割して、少しずつ集中できる時間をのばしていくのです。

育児への向き合い方

自己肯定感を高めるワンポイント

マルチタスク型は一点に集中できない反面、全体を捉えたり、周囲に気をくばったり、空気をよんだりすることが得意です。そのため学校の先生やマネジメント職に向いているといわれます。

また「損か得か」を判断基準として動く傾向があります。方法論やノウハウが好きで、秩序立てて進めていくことを好みます。

ポイント
マルチタスク型の子どもには、スケジュールをつくり、ノウハウを教え、それをやることによってどれだけ“得”するのかを教えると能力が開花しやすい。

(石田勝紀(教育家)、カワグチマサミ(漫画家)『みんなの自己肯定感を高める 子育て言い換え事典』(KADOKAWA)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

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書籍『みんなの自己肯定感を高める 子育て言い換え事典』について

大人の前で自分の気持ちを上手に話せない

ゲームや動画に夢中になってしまう

口答えや言い訳ばかり言う

このような育児シーンに遭遇したとき、子どもにどのような声かけをしていますか。

親の言葉が知らず知らずのうちに子どもの心を傷つけ、自己肯定感を下げてしまっていることがあります。

そしてそれは親自身の自己肯定感も下げてしまい、家族全員がマイナスの方向に向いてしまうことにもつながります。

これまで5万人以上の生徒を指導し、全国でママカフェを主宰して様々な悩みや相談に応えてきた教育家・石田勝紀さんが子どもへの適切な声かけを「場面別」「性格別」にわかりやすく解説!

つい言ってしまいがちが「ネガティブワード」を「ポジティブワード」に言い換える方法を、具体的なシーンと合わせてご紹介します。

著者プロフィール 石田勝紀さん
教育デザインラボ代表理事。都留文科大学国際教育学科元特任教授。
20歳で企業し学習塾を創業。これまで5万人以上を指導。現在はMama Cafe主宰、執筆、講演活動を精力的に行っている。
『東洋経済オンライン』連載(累計1億PV)の他、『子どもの自己肯定感を高める10の魔法の言葉』(集英社等)合計20冊以上出版し、メディアにも多数出演。

Twitter @ki0701ki
Official website 石田勝紀オフィシャルサイト
Official blog ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?

著者プロフィール カワグチマサミさん
漫画家・イラストレーター。2012年に男の子を出産。産後に働きすぎて体調を崩してから、「スキあらばゴロゴロ」をモットーに働いている。育児をしながらエッセイ漫画を描いたり、子育てフリーランスに向けた講演会に登壇したりしている。
著書に『子育てしながらフリーランス』(左右社)『ゼロからわかる お金のきほん』(高橋書店)がある。

Twitter @kawaguchi_game
Lit Link カワグチマサミ