子育て家庭を支援するために、行政はさまざまな育児サポート制度を用意しています。しかし、実際にはどれくらいの人が活用できているのでしょうか? 十分活用できている人、利用に消極的な人、それぞれの理由を聞いてみました。妊娠中のプレママのみなさんは、参考にしてみてくださいね。(イラスト:まちこ @achiachiachico)

自治体が提供している子育てサポート(保育園を除く)を自分は活用できていると思いますか?

各自治体では、子育てをサポートしてくれるサービスが多く存在します。しかし、自分が住んでいる自治体ではどのようなサービスを行っているか、ご存じですか? 知らなければ利用することも難しいですよね。

「自治体が提供している子育てサポート(保育園を除く)を自分は活用できていると思いますか?」と聞いたところ、「活用できている」と思っている人は約18%、「活用できていない」と思っている人が約82%という結果になりました。

なぜそのように感じるのか詳しく聞きましたので、ご紹介します。

活用できている

自治体のクーポンを使って、産後ケアサービスを受けたり、土日に開いている児童館や無料イベントはチェックして、よく利用している。

(35歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職) 公民館や児童館を親子で活用できています!

(39歳/その他) ファミサポは安いし頼りになる。

(31歳/商社・卸/事務系専門職)

地域によって内容は異なりますが、多くの自治体で、産前産後から乳幼児育児の支援サービスが提供されています。助産師の家庭訪問、乳幼児の一時保育、地域の育児経験者によるファミリーサポート、乳幼児を連れて出かけられる各種イベントの開催、保育士・栄養士による育児相談会などが代表的なものです。児童館や育児支援センターなどの拠点で提供されるサービスや、公的な助成金・支援金制度もあります。

産後は、慣れない赤ちゃんのお世話で大変ですから、出産前にどんなサービスがあるのか、手続きはどうしたらよいのかを調べておくとよいでしょう。

活用できていない

情報が届いていない

どういったサポートがあるのかよくわからない。

(40歳以上/学校・教育関連/秘書・アシスタント職) あまり使い方がわからない。

(32歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系) いろいろ調べるのが面倒で……。

(29歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)

活用できていないと感じている理由のひとつが、情報不足。自治体からの情報は、配布される自治体便りや公式ツイッター、ホームページなどで得ることができます。しかし、どれも自分から積極的にアクセスしないと情報が得られません。また、自治体のホームページを見にいっても、わかりにくくて必要な情報に辿りつけなかったりするんですよね……。忙しい育児の最中に、自分でいろいろ調べることに限界を感じている人もいます。

広報力不足で、積極的に情報を手に入れるアクティブな人にしか情報が届かない状況はもったいないですね。必要な人に必要な制度を届けるための仕組みが必要です。

手続きが面倒

一時保育は事前の面談や登録手続きが面倒。

(40歳以上/情報・IT/技術職) 手続きする場所が限られている。

(37歳/医療・福祉/専門職) できていない。手続きが煩雑だから。

(35歳/学校・教育関連/専門職)

利用の手続きが面倒、という理由もあげられています。手続きに必要な書類を書いたり、書いたものを窓口に持参する必要があったり、乳幼児を抱えてその準備するのは大変です。

「インターネットを活用すれば、24時間いつでもすべての受付が可能」」というシステムは、そろそろできてもいいのではないでしょうか? 日中仕事をしている人にとっては役所へ行く時間を作るのも難しく、ハードルが高くなっています。

チャンスがない

いつもいっぱいで空席がない。

(29歳/自動車関連/事務系専門職) 行くきっかけがなく、気がついたらこのような状況……。

(35歳/小売店/販売職・サービス系) コンタクトの機会がなかった。仕事中にこちらから連絡を取り合うことは難しい。

(32歳/金融・証券/事務系専門職)

制度は知っているし、利用したいと思っているけれど、人気がありすぎて利用できない……という声もありました。市民のニーズにサービスの量が追いついていないケースです。また、イベントなどに出かけるモチベーションが起こらず、利用が進まないケースもあります。

特に産後は、育児に手一杯。余裕がないと、きっかけすらつかめないですね。ショッピングモールなど、日常生活で行く機会の多い場所でサービスや情報に触れる機会があれば、状況は変わるかもしれません。

安心感に欠ける

知らない人がいるところは不安。

(30歳/自動車関連/事務系専門職) 頼れる環境が整っていないから。

(31歳/小売店/事務系専門職) 安心してまかせられないし不安。

(29歳/電機/事務系専門職)

育児サポートを活用できていない背景には、行政に対する不信感もあげられています。とくに、一時保育など子どもを預けるようなサポートは、実際に携わってくれる人への信頼感は重要です。初めての育児で不安になっている保護者に対すして、ていねいな説明があるといいですね。過去の実績や経験者の体験談を知る機会があれば、不信感や不安を解消する一助になるでしょう。

まとめ

自治体が提供している子育てサポートは、手続きに手間がかかったり、利用認定までに時間がかかってしまい、民間サービスと比べると不便さが否めません。しかし、リーズナブルに利用できるというメリットもあります。

利用における不都合も、多くの人が利用して声をあげることで、改善されていきます。自分の住んでいる自治体にはどのようなサービスがあるのか調べてみて、ぜひ積極的に利用を検討してみてください。

マイナビ子育て調べ

調査日時:2022年4月27日〜5月16日

調査人数:158人(22歳〜40代までのママ)

(マイナビ子育て編集部)

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