CyberOwlが運営する塾や習い事に関する総合情報サイト「テラコヤプラス by Ameba」は5月27日、小学1年生〜小学6年生の子どもの保護者を対象に実施した「新学習指導要領」アンケート調査の結果を発表しました。

プログラミング教育には、7割が期待

2020年度に小学校で「新学習指導要領」(平成29・30・31年改訂学習指導要領)が全面的に実施され、2年が経ちました。「新学習指導要領」に関する認知度を尋ねたところ、38.9%が「移行されたことは知っている」、33.5%が「移行を知っていて、内容もなんとなく理解している」、6.4%が「移行を知っていて、内容も理解している」と答えました。合わせると約8割の保護者が、 新学習指導要領への移行を知っていることがわかりました。

しかし、「移行を知っていて、内容も理解している」という保護者は最も多い低学年(小学1、2年生)のでも9.7%と1割以下でした。「なんとなく内容を理解している」を合わせても5割以下で、移行を知らない保護者や学習指導要領という名称自体を知らない保護者も2割前後見られました。

「プログラミング教育」への今後の期待について聞くと、67.7%が「期待をしている」「やや期待をしている」と答えました。保護者からは、「私たちの時代にはなかった教育なので、今後これがどのように活かされていくのか楽しみ」「プログラミングの授業が始まってから、ゲーム作りに興味が湧いたようで、子どもの将来の目標が増えたことがとても嬉しかった」などの声が寄せられました。

「あまり期待をしていない」「期待をしていない」は32.3%。「子ども達はパソコンを触るだけでプログラミングと思い込んでる節がある。物事の考え方も教えてほしい」「期待したいが、教えてくれる先生の技量にもよるのでは…」などの声が挙がっています。

新しい英語教育に対しては、75.2%が「期待をしている」「やや期待をしている」と回答。しかし、学年別に見ていくと学年が上がるにつれて徐々にその期待度が低くなっています。高学年の保護者からは、「会話重視で文法が身についていない」「読む聞くはやっているようだが書く力が入っていない」など、中学進学後に不安を抱いていることがわかりました。

「道徳」が、新学習指導要領からは「特別の教科」として2018年度より小学校で全面実施となり、成績が付くようになりました。学びの効果を期待する声は67.5%(「期待をしている」「やや期待をしている」の合計)でした。「大人に喜ばれる回答を覚えるだけになってしまいそう」という懐疑的な意見もある一方、「自分自身で考えたり、回りの考えを知る機会になっている」という肯定的な意見も寄せられています。

「主体的・対話的で深い学び」(アクティブラーニング)に対しては、67.1%が「期待をしている」「やや期待をしている」と答えています。「グループで意見をまとめて発表する機会が増えたようだ」と以前との違いを実感している声もありましたが、「グループワークが多くなり、アウトプットが得意な子は良いけれど、自分の意見を主張できない子には重荷に感じる」などの声も挙がっています。

次に、伸ばしてあげたい子どもの能力についても質問しました。

認知能力(学力、計算力のような点数などで数値化できる能力)と、非認知能力(意欲、社会的能力、クリエイティビティのような点数などで数値化できない能力)のどちらを伸ばしてあげたいか尋ねたところ、「どちらかといえば非認知能力」(54.0%)、「非認知能力」(13.4%)を合わせて67.4%が「非認知能力」と答えました。

教育の変化をふまえて習わせたい習い事を聞いてみると、「スポーツ系習い事」(23.6%)が最も多く、「英語教室」(16.2%)、「探求型の学習塾」(15.4%)が続きました。

調査概要

調査時期:2022年4月1日〜2022年5月2日

調査方法:インターネット

調査地域:全国

調査人数:2021年度の小学1年生から小学6年生の保護者501人

CyberOwl

https://www.cyberowl.co.jp/

(マイナビ子育て編集部)

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