1more Baby応援団は6月2日、既婚者と40代で出産を経験した女性を対象に実施した「夫婦の出産意識調査 2022」の結果を発表しました。

「2人目の壁がある」理由、経済的理由は減少傾向

「2人目の壁」は存在すると思うか尋ねたところ、75.8%が「思う」と答えました。同様の設問で調査を始めた2014年からほぼ横ばいでしたが、今回の調査では上昇しています。男女別に見ると、女性は78.6%、男性は68.0%で、10.6%の開きが見られました。

「2人目の壁」を感じる理由は、2014年からの推移を見ると、「経済的な理由」は緩やかな減少傾向にありました。しかし、育児ストレスなどの「心理的な理由」は緩やかに増加しています。

理想の子どもの数について聞くと、2013年以降、緩やかな減少傾向にありました。今回の調査では、2021年から微増したものの、1.91人で2人を下回っています。

「理想の子どもの人数」の変化(増減)について尋ねたところ、これまでの人生の中で「増えた」(14.8%)より、「減った」(28.9%)が上回りました。「理想の子どもの人数」が減少した理由は、「体力的に厳しいから」(34.7%)、「収入が低いから」(33.2%)が上位を占めています。

きっかけ別に「理想の子どもの人数」の減少理由を見てみると、「結婚時に理想の子どもの人数」が減少した人は「収入が低いから」(37.7%)、「将来も収入が上がる見込みがないから」(33.4%)など、収入に関わる不安が多くなっています。「出産時に理想の子どもの人数」が減少した人は「体力的に厳しいから」(42.7%)のほか、「出産後、想像以上に子育てに厳しい社会を感じたから」(36.7%)など、日常生活において子育てする厳しさを減少理由に挙げる人が多くなっています。

今後出産すると思う(したいと思う)かについては、調査開始以降、ほぼ横ばいで推移してきましたが、2021年は初めて50%を下回り、今回は過去最低値の47.1%でした。「今後出産はしないと思う」という理由は「経済的不安(子育てや教育にお金がかかり、家計に不安を感じる)」と回答した人が最も多く、6割以上の方が金銭面に不安を抱えていることがわかりました。

正規雇用者同士の夫婦であっても、57.5%が「経済的不安(子育てや教育にお金がかかり、家計に不安を感じる)」を理由に「今後出産はしないと思う」と回答しています。一方、子どもがいない既婚女性は、心理的な不安が62.1%と最も高く、経済的な不安(56.1%)などよりも高くなりました。

年代別に「妊娠・出産・育児で大変だったこと」を聞くと、40代の母親の45.0%は「年齢を考え、子どもに対して申し訳ないと思うことがあった」、35.2%は「『高齢出産』と言われる機会が多く、嫌な気持ちになることがあった」、27.6%は「子どもの友達の親は若い親が多かったので、居心地の悪さを感じた」と答えました。こうした回答率は全体平均よりも19〜30%ほど高く、その他の世代と比較して年齢を起因とする心理的負担が大きい傾向にありました。

2人以上の子どもを出産した人に対し、「2人以上の子どもを出産して満足」と回答した人は10年間を通して90%台後半を推移しています。今回の調査でも、95.7%が満足と答えています。

「2人以上の子どもを産んで/育ててよかった」と感じる理由を聞くと、「家族が多くなったので、にぎやかで楽しくなった」(66.0%)が最も多く、「子ども同士(兄弟姉妹)で遊べるようになった」(62.4%)、「子ども同士(兄弟姉妹)で成長した」(55.9%)と続きました。家庭や子どもへの好影響の観点から2人以上の子どもを出産して良かったと感じている方が多いことがわかりました。

子育てをするにあたり「自身が親として十分と思うか」と質問したところ、「子どもなし」家庭では、全項目において「子ども1人」家庭、「子ども2人以上」家庭の数値を下回っています。最も差が大きかった項目は「親としての責任・覚悟」でした。「子ども1人」家庭と比較すると18.0%、「子ども2人以上」家庭と比較すると16.8%の数値の差があります。

調査概要

事前調査:2022年4月6日(水)〜4月12日(火)

本調査:2022年4月8日(金)〜4月11日(月)

調査方法:インターネット

調査対象:既婚者2,955名、40代での出産者409名

1more Baby応援団

https://1morebaby.jp/

(マイナビ子育て編集部)

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