トレンドフードとして大注目のイタリアンスイーツ「カッサータ」は、手軽に作れるアイスケーキ。チーズと生クリームの濃厚な味わいと、断面のきれいな映えスイーツとしても人気です。アレンジもしやすく、いろいろな味のカッサータを作ってみると、楽しみ方も広がってきます♪

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

イタリアのスイーツは、たっぷりのクリームとチーズを使ったものが多いですよね。それだけでは単なるチーズ味スイーツですが、さまざまな具材を組み合わせ、オシャレで満足度の高いものにしてあるデザートがたくさんあります。中でもアイスケーキの「カッサータ」は、今大注目のトレンドスイーツです。

今回はカッサータのレシピを、ベーシックなものからアレンジしたものまでご紹介します。気軽に作れるものばかりで、好みで分量や具材も変えてもOKなので作ってみてくださいね♪

カッサータとは?

カッサータは、イタリアのシチリア島発祥のアイスケーキ。リコッタチーズや生クリームを混ぜ合わせたクリーミーでコクのあるアイスに、彩りのよい断面が特徴。

カッサータ自体は最近日本に登場したわけではなく、すでに知っている人は知っているイタリアンスイーツでしたが、ここ数年の間に断面が映えるとSNSで人気が出はじめました。

形や味のアレンジがしやすく、さまざまな種類がありますが、多くのカッサータで共通しているのがナッツとドライフルーツを入れること。これが香ばしさやフルーティーな香り、甘酸っぱさと食感の違いを生み出してくれます。

簡単!カッサータレシピ4選

リコッタチーズは品揃えのよい大きなお店でしかなかなか手に入らないので、クリームチーズを代用して作ると価格的にも手ごろ。泡立てた生クリームとクリームチーズを合わせ、ナッツやフルーツを混ぜ込んで冷凍するだけで完成します。

食べるときにも切り分けやすく、気軽におうちで楽しめるのがカッサータの魅力です。凍った状態、半解凍、解凍してムースのように食べたりもできます。

ゼラチンを使って固めるときのような配合バランスなども、冷凍して仕上げるカッサータには不要。生クリームとクリームチーズのバランスや、混ぜ込む具材も好みで調整しやすいカジュアルなスイーツです。

ベーシックなカッサータ

カッサータらしいベーシックな具材と、クリーミーで濃厚な味わいです。具材の種類や分量はお好みで調整してください。

材料(18×8cm パウンド型1台分)

・クリームチーズ……200g

・生クリーム……200ml

・チョコレート……50g

・冷凍ラズベリー……30g

・冷凍ブルーベリー……30g

・ミックスナッツ……40g

・ドライフルーツミックス……40g

・砂糖……50g

※チョコレート、ミックスナッツは刻んでおきます。

※冷凍ベリーは解凍せず凍ったまま使うので、直前まで冷凍庫から出さないように。

※クリームチーズは常温に戻す。

作り方

① クリームチーズを室温に戻し、クリーム状に練る。

② チョコレート、ミックスナッツ、ドライフルーツを加えて混ぜる。

③ 生クリームに砂糖を加えて泡立て、七分立てにする。

④ ②と③を混ぜる。

⑤ 冷凍ラズベリーと冷凍ブルーベリーを加えて、崩れないよう優しく混ぜる。

⑥ クッキングシートを敷き詰めた型に流し込んで、冷凍庫で凍らせる。

※クリームチーズがなかなか柔らかくならない場合は、電子レンジで10秒ずつ温めてみてください。

クッキングシートは、ちょっと大きめに敷き詰めておきましょう。生地を流し入れた後に型から余分に出ている角部分に切り込みを入れ、内側にたたんでしまえば、表面を覆うことができます。その後、霜がつかないようにラップで覆ってから冷凍庫へ。

冷凍庫から出してすぐには取り外しにくいかもしれません。そんなときは、型の側面を手で温めてあげると外しやすくなります。温め過ぎると溶けてくるので注意。また、先ほどの余分なクッキングシートを引っ張れば、型から引き出しやすくなりますよ。

カットするときは、お湯でナイフの刃を温めて水分をふき取ってから切ってみてください。断面模様は1カットごとに異なってキレイですし、どのような形になるのか楽しみ♪ クリーム分が多いので固く凍りにくく、比較的カットしやすくなっています。

チーズと生クリームの組み合わせは間違いないのですが、さらにその濃厚なコクとまろやかさやクリーミーさにナッツの香ばしさ、フルーツの甘酸っぱさとよく合います。

濃厚クリーミー♪ チョコレート味カッサータ

チョコレートを加えた味は、さらにリッチな味わいで楽しませてくれます。チョコレート色に映える具材を選べば、大人カラーでおしゃれなひと切れに。

材料(18×8cm パウンド型1台分)

・クリームチーズ……100g

・生クリーム……200ml

・チョコレート……80g

・ラズベリー……50g

・ミックスナッツ……40g

・ココアビスケット……6枚

・砂糖……40g

※チョコレート、ミックスナッツは刻み、ココアビスケットは粗目に割っておく。

※ラズベリーは冷凍でも可。冷凍の場合は凍ったまま使うので、直前まで冷凍庫で待機。

※クリームチーズは常温に戻す。

作り方

① 生クリーム50mlだけ鍋に入れて温め、縁に泡が出る程度になったら火を止めてチョコレートを加えて溶かす。

② 粗熱が取れたら、クリームチーズを加えてよく混ぜる。

③ ボウルに生クリームの残りと砂糖を入れて泡立て、七分立てにする。

④ ②と③を混ぜる。

⑤ ミックスナッツ、ココアビスケットを加えて混ぜる。

⑥ クッキングシートを敷いた型に流し入れながらラズベリーも入れていき、表面をラップで覆って冷凍庫で凍らせる。

フレッシュなラズベリーを使用したので、つぶれないよう生地に混ぜ込まずに型に詰める段階で加えました。冷凍ラズベリーを使う場合は、固さがあってすぐにはつぶれにくいので、生地を混ぜる段階で入れても大丈夫です。

白いカッサータとはまた違った色の映え方。具材はチョコやチーズと合うものなら間違いなし!

濃厚なチョコ感と口どけのよさがたまりません。フレッシュなラズベリーは、シャリシャリとした食感になりますよ。

ヘルシー♪ ヨーグルトカッサータ

カッサータはおいしいけれど、それなりにカロリーがありそうで気になる……というときには、クリームチーズを水切りヨーグルトに代えてみて。全体の雰囲気はそのままでも、後味が軽く、お腹にもたれません。

材料(18×8cm パウンド型1台分)

・ヨーグルト……400g(水切りして200g)

・生クリーム……200ml

・柑橘系ジャム……100g

・ミックスナッツ……40g

・砂糖……40g

※ミックスナッツは刻んでおく。

※柑橘系のジャムは、今回はみかんジャムを使用。オレンジピールなどでもOK! ジャムの甘さに合わせて砂糖の量を調整してください。

作り方

① ヨーグルトをひと晩水切りして半分の重さにする。

② 生クリームに砂糖を入れて泡立て、七分立てにする。

③ ①と②を混ぜる。

④ ジャムとナッツを加えて混ぜる。

⑤ クッキングシートを敷いた型に流し入れて、表面をラップで覆って冷凍庫で凍らせる。

ヨーグルトの爽やかさも残しつつ、クリーミーさもあります。クリームチーズを使用したときよりも、食感は少しシャリッとしていて軽やか。

カッサータホールケーキ

カッサータは四角い型で作ってカットしているものが多いですが、丸いケーキ型を使うと、見た目も変わってまたいいですよね。作るときは底が外れるタイプの型を使うと、後で取り外しやすいのでオススメです。

材料(12cm ケーキ型1台分)

・クリームチーズ……200g

・生クリーム……150ml

・砂糖……60g

・ミックスナッツ……60g

・冷凍ラズベリー……60g

・冷凍ブルーベリー……60g

・ココアビスケット……60g

・無塩バター……30g

・レモン汁……大さじ1

※トッピングは分量外です。今回はココアビスケット、ベリー、ナッツ、タイムの葉を使用。

※ミックスナッツは刻んでおく。

※クリームチーズは常温に戻す。

作り方

① ケーキ型にラップを貼りつける。

② 細かく砕いたココアビスケットに溶かしバターを混ぜ、型の底に敷き詰めたら、冷蔵庫で冷やし固める。

③ 常温に戻したクリームチーズに砂糖の半量を加えてよく混ぜる。

④ 生クリームに残りの砂糖を加え、七分立てに泡立てる。

⑤ 生クリーム1/3をクリームチーズに加えて混ぜる。

⑥ 残りも加えてふんわり混ぜる。

⑦ ナッツとベリーを加え、ふんわり優しく混ぜる。

⑧ 型に詰めて上にラップをして、冷凍庫で冷やし固める。

お好みでデコレーションすると、一気にケーキ感が増してきます。アイスケーキは時間をかけてデコレーションすると溶けてしますので、あらかじめデコレーションデザインを決めておくとイイですね。

まとめ

カッサータはリコッタチーズと泡立てた生クリームに、ナッツやドライフルーツを混ぜ込んで冷凍したイタリア発祥のアイスケーキです。今回は入手しやすいクリームチーズで代用するレシピをご紹介しました。

ほかのフレーバーを加えてみたり、具材を変えてみることも自由! キッチリとレシピのまま作らなくてもできてしまうくらい簡単なスイーツなので、気軽に作ってみてくださいね♪

よんぴよまま
この記事の執筆者
よんぴよまま
男の子3人、女の子1人の母。 自宅にてフラワーケーキ、キャラ弁教室を主宰。 料理、クラフト作り、ラッピングなどものつくりが大好きです。 生活に役立つ情報を発信したいと思います♪
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