「エルサみたいな髪にして〜」と子どもにおねだりされても、ヘアアレンジに自信がなくてうまくできなかった経験はありませんか? 今回は、不器用さんでも簡単にできる「エルサ風」「ジャスミン風」「ラプンツェル風」のヘアアレンジと、基本のヘアアレンジ(三つ編み・編みこみ・くるりんぱ)を現役美容師が教えます!

美容師の楠 ヤスタカです。

子どもにヘアアレンジをしてあげると喜びますよね。

日常的にはもちろん、イベントの日にささっとアレンジしてあげたいと思うママ・パパは多いのではないでしょうか。

実際に私が働いている美容室で子どもたちからオーダーされることが多いのは、「エルサ」や「ラプンツェル」といったプリンセス風の髪型。今回は、手先の器用さに自信がないママ・パパでもできて、子どもが喜ぶ簡単ヘアアレンジの方法を紹介します。

簡単なものからややコツがいるものまで解説しますので、できそうなものからトライしてみてくださいね。

プリンセス風ヘアアレンジの前に押さえたい! アレンジ技3つ

プリンセス風ヘアアレンジと聞くと難しく感じますが、実はヘアアレンジは小さい技の組み合わせ。

今回のプリンセス風ヘアアレンジで使う技はこの3つです。

三つ編み

編み込み

くるりんぱ

どれも簡単でよく使う技なので、すでにできる方もいるかと思います。「不器用だからできない……」という方でも、少し練習すればできるようになるので安心してください。どれか2つ以上できれば、組み合わせ次第でプリンセス風のヘアアレンジが完成します。

まずは、「三つ編み」「編み込み」「くるりんぱ」のやり方をおさらいしていきましょう。

三つ編み

3つの束を順番に編んでいく方法。最も一般的なヘアアレンジ手法です。

1. まずは3つの毛束を作ります。

2. 右端(左でも可)の束を上から真ん中に移動させます。

3. 反対側の束を上から前に持っていきます。

4. 1〜3をを毛先までひたすら繰り返したら完成。

このように、毛束を上から交互に編む三つ編みを「表編み」と言います。

反対に、下から交互に三つ編みを作るとボリュームが出にくい「裏編み」になります。

三つ編みは簡単ですね。

編み込み

三つ編み同様、左右の毛束を交互に真ん中に入れていくときに、他の毛束も拾って(追加して)編み込んでいく方法です。

1. 頭頂部の髪だけ掴みます。

2. 三つ編みと同じ要領で3等分にして編んでいきます。

3. 次に編む際に、下の毛束を追加して編んでいきます。今回は右端の毛束のさらに下の毛を取りました。

4. 合体して真ん中に入れます。

3〜4を繰り返すとこんな感じに。

三つ編みよりもさらに立体感が出てボリューミーな仕上がりになります。

くるりんぱ

1つ結びをし、結んだ毛束を1回転させて結び目を大きくする方法です。

主に後ろのボリュームを出すときに使います。

1. ゴムで後ろの上半分を1つ結びにします。

2. 結び目の上に穴を開けます。

3. 毛先を上から穴に通してくるんと1回転させます。

4. 通した毛先を2等分にして、左右に引っ張ります。

これで完成。簡単でかわいいですよね。

どれも簡単なのですでにできる方もいると思いますが、一見複雑そうなヘアアレンジもこれらの技の組み合わせでできているんです。

苦手な技はぜひ練習してみましょう。

イベントや発表会におすすめ!プリンセス風ヘアアレンジ3つ

さて、3つの技をおさらいしたらいよいよプリンセス風ヘアアレンジに挑戦してみましょう。

子どもとヘアスタイルを決めるときは、「エルサみたいな髪型にする?」と実際にキャラクター名を挙げてヘアアレンジをしてあげると喜びます。

完璧にキャラクターの髪型を再現する必要はありません。それっぽくしておけばOKです。

今回はプリンセス風ヘアアレンジのやり方を、アレンジが簡単な順に3つ紹介します。

エルサ風(アナと雪の女王)

ジャスミン風(アラジン)

ラプンツェル風(塔の上のラプンツェル)

※ヘアセットに自信がない方でもできるよう、簡単なバージョンを紹介しています。自信がある方はアレンジを付け足して、さらにゴージャスにしてみてください。

<必要なもの>

髪ゴム

コーム

ダッカール(髪留め)

<あると便利なもの>

コテ(カールアイロン)

ストレートアイロン

ヘアバーム

エルサ風ヘアアレンジ

1. こめかみから前の毛を【写真左】ぐらいの範囲で取り、【写真右】のようにダッカールを使ってブロッキングします。

2. ブロッキングした前側の髪をコームを使って後ろにとかします。上から見るとまさにオールバック。

3. 後ろに向かって頭頂部からえり足の方まで頭全体を「編み込み」をします。後ろに向かうにつれて両サイドの毛をどんどん巻き込んでいきます。

下まで編み込んでいけば完成。

編んだ髪を少しほぐしてルーズな仕上がりにしてもかわいいです。編み込みができれば簡単なエルサ風のアレンジができちゃいます。

ジャスミン風ヘアアレンジ

途中まではエルサ風と同じ手順です。

1. こめかみより前の髪を取り、ブロッキングします。

2. 後ろにとかして編み込みをしていきます。ここまではエルサ風アレンジと同じです。

3. 編み込みをしながら、襟足までいったら毛先をゴムで結びましょう。

4. 毛先に玉ねぎをつくり、結び目より3〜5センチ程下をゴムでまとめます。

5. 【写真左】のように真ん中を引き出して、ふわっとさせます。すると【写真右】のように。

6. さらに3〜5センチほど下にゴムを結び、真ん中を引き出しその下に同じ要領で玉ねぎをつくっていく……を繰り返します。

完成。エルサ風に飽きたらイメチェンとして楽しめますね!

ラプンツェル風ヘアアレンジ

ラプンツェル風は今までに比べると少し難易度が上がりますが、ゆっくりトライしてみましょう。

1. まずは上半分を「くるりんぱ」します。

2. サイドの髪を拾って編み込みしていきます。

3. 逆サイドも同様です。

編み込み終えたらそのまま下に下ろしておきます。

4. 次にくるリンパの毛先を「三つ編み」します。

5. 下半分は【写真左】のように2つに分けて「三つ編み」をします。下まで三つ編みし、【写真右】の形になったらOK。

編み込まれた髪の束が手前に3本、奥に2本、合計5本ある状態です。

6.この5本の毛束を「三つ編み」していきます。真ん中の3本(上の写真2・3・4)を編み合わせながら、両サイドの2本(上の写真1・5)を拾っていくように編み合わせると完成です。

ちょっと難しいですが、ラプンツェル風ヘアアレンジは目立つこと間違いなしです!

子どものヘアアレンジに使うアイテム

プリンセス風のへアアレンジをする前に必要な物が揃っているか確認しましょう。

必要なアイテムを3つ、あると便利なアイテムを3つ紹介します。

ヘアアレンジに必要なアイテム

髪ゴム

黒い小さなゴムがあるとくるりんぱが簡単にできます。

100円ショップで大量入りで売っているので、1つ買っておくと便利です。

コーム

テール(長い棒)のついたコームがおすすめです。

前髪をアイロンするときや、編み込み・くるりんぱをする前にコームで髪をとかしてからアレンジしましょう。

ダッカール(髪留め)

(photoAC)

髪をブロッキングするのに使います。

ヘアアレンジであると便利なアイテム

コテ(カールアイロン)

コテ巻きをしてからヘアアレンジをするとフワフワ感が増してかわいいです。

大きさは26ミリ〜32ミリがおすすめ。

子どもさんを巻く場合は温度は下げて100℃〜160℃で巻いていきましょう。

ストレートアイロン

ストレートアイロンはやけどしにくいのでお子さんにおすすめ。

前髪をワンカールするときに使えます。

ヘアバーム

髪をまとめるのに使いやすいヘアバーム。ワックスと違って植物性由来の物が多く肌が荒れにくく、保湿してくれるので、肌が敏感な子どもにも使えます。

コテで巻いた後にヘアバームをつけてからアレンジをスタートするとやりやすいですよ。

簡単アレンジで気分はプリンセス!

イベントなどの特別な日から日常まで、幅広いシーンで使えるヘアアレンジ方法を紹介しました。

お子さんが「ディズニープリンセスみたいになりたい!」とおねだりしてきたら、ぜひ今回紹介したプリンセス風ヘアアレンジにチャレンジしてみてくださいね。

(文・写真:楠ヤスタカ)

楠 ヤスタカ
この記事の執筆者
美容師
楠 ヤスタカ(くすのきやすたか)
武蔵小杉の美容室のマネージャー。
美容師歴は13年。
勤めるサロンは2022年度KAMICHARISMAを受賞。
ヘアケア家電オタク。オススメのアイテムを紹介するサイト ヘアラボ(Hair's Labo)やインスタアカウント(@hairslabo)を運営。
もうすぐ2児の父で、子育てと仕事とのライフワークバランスを取りながら日々を奮闘中。
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