江崎グリコは9月12日、2022年10月から「産後パパ育休(出生時育児休業)」「育児休業の分割取得」が施行されることに伴い、男性育休取得済み・または今後取得予定の男女400名を対象に実施した「男性育休」に関する意識調査の結果を発表しました。

男性が育休取得前に不安だったことは「職場の反応」が第一位に

初めに、育休取得経験者・予定者に対し、育休の法改正を詳細まで知っているか尋ねたところ、「詳細まで知っている」と答えた人は30.5%と3割に留まりました。育休取得経験者・予定者であっても、この10月の法改正の認知度はそれほど高くないことが伺えます。

次に、男性版育休(パパ育休)に関する自社制度について聞くと、「詳細まで知っている」は、25.3%と3割未満でした。

その一方、育休取得意向について尋ねると、男性版育休(パパ育休)に関する自社制度を「詳細まで知っている」と回答した人のうち73.3%が「積極的に利用したい」と答えています。

このことから、男性版育休(パパ育休)は「会社の制度が整っていること」「その内容が周知されていること」の2つが重要なカギであると言えそうです。

続いて、「育休取得前に不安があった」と回答した男女197人に対し、具体的に何が不安だったのかを尋ねたところ、「職場の反応」(58.9%)が最も多くなり、以下「復帰後の仕事への影響(配置転換、昇進等)」(58.9%)、「家計の影響」(50.8%)と続きました。

不安に思った理由としては、「育休を取得する人が少ない」が最も多く、51.3%という結果になりました。男性だけで見ると、ハラスメントや嫌がらせに対しより不安を抱く傾向にありました。

その一方で、職場復帰後の変化を聞くと、全体の35.5%が「育休取得者に対する理解が生まれた」と回答しています。男女別に見ると、「理解が生まれた」と回答した割合は、女性が25.5%であったのに対し、男性は45.0%と高くなっています。

次に、男性育休に対する満足度について尋ねたところ、取得者本人は66%、パートナーの56.7%が「大変満足」「やや満足」と答えています。

また、職場の女性の産休・育休支援が進んでいると思うか聞くと、71.6%が「とても進んでいる」「少し進んでいる」と答えました。一方、男性の産休・育休支援が進んでいると回答したのは38.8%と、大幅に下回る結果となりました。

男性の産休・育休支援が進んでいないと思う理由については、「人員不足」(62.0%)が最も多く、「育休を取りたいと声を上げづらい」(53.5%) 、「会社の支援制度が充実していない」(43.0%)と続きました。

育休経験者が求める、仕事と育児の両立に必要な会社の支援について聞くと、「時間単位で取れる有給制度」(48.5%)、「子どもの病児休暇制度」(47.8%)、「フレックス制度」(44.3%)など、柔軟な働き方が多く挙がっています。

また、産休・育休前の社内の子育て研修について、あったらいいなと感じるものを尋ねると、最も多い回答は「補助金などの制度について」(61.3%)で、「出産や育児にかかるお金について」(48.3%)、「育休取得経験者の体験談について」(46.5%)と続きました。

調査概要

調査名:育休経験者及び育休取得予定者の育休意識調査

調査方法:インターネット調査

調査対象者:現在妊娠中もしくは0歳〜2歳までの末子を持ち、本人またはパートナーが男性育休取得済み・または取得予定の男女

調査期間:2022/08/01〜2022/08/03

サンプル数:事前調査4,316名 本調査男女200名 計400名

江崎グリコ

https://www.glico.com/jp/

(マイナビ子育て編集部)

<関連リンク>
→産後パパ育休(出生時育児休業)とは? 損をしない取得方法も解説!

→育児休業給付金(育休手当)はいつまで・いくらもらえるの? 2022年10月からの新制度も解説

→#古坂大魔王のモヤズバッ! Vol.3 男性育休の前例がない会社、父親として取るべき?