アトピー性皮膚炎の娘の肌ケアに忙しい青鹿さん。でも、本当に大変だったのは、むしろ診断がおりる前だったそう。それはいったいどうしてなのでしょうか⁉︎

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「かわいそうよ〜!」と言われても…

人前に出ることが怖くなってしまった

うちの娘・ふーみんは、「アトピー性皮膚炎」です。診断が下りたのは、離乳食を開始した5ヶ月頃でした。

肌荒れが目立つようになった生後2、3カ月くらいにすぐ小児科に連れていったのですが、「この月齢の赤ちゃんによくあることだから薬を塗っておけば治るよ」と言われ、もらった薬を塗っていました。

でも、薬を塗ると一時的によくなるものの、やめるとまたすぐに湿疹が出てきてしまうことの繰り返し。そのたびに病院に行き、同じ薬をもらうばかりで何の説明もなく、だんだんと心配になってきました。

そこで何が原因なのか、どうして繰り返すのかについて医師に質問したのですが、私の聞き方も悪かったのか怒られてしまいました。

「だから、よくあることなの! 心配しすぎ! お母さんなんだからどーんと構えなさい。そんなんで子育てして大丈夫なの!?」

また、医師の処方に文句があるのだろうと受け取られてしまい、「お母さんが言うなら、もっと強い薬を出しましょうか? こっちは別にいいですよ」と言われ、診断や処方を疑っているわけでも、合ってない強い薬を求めたわけでもないことを伝えました。

そのうえ娘を連れて歩いていると、見知らぬ年配の方たちから「かわいそうに」と言われてしまって。「母乳なの? お母さんの食事が悪いから、子供がこんな肌になるんじゃないの? もうちょっと頑張らないと!」などと叱責されたことも……。

母乳育児とアトピーに関連性はないと今ならわかるのですが、当時は「娘の肌荒れは私のせいなのかもしれない」と、とても落ち込みました。

さらに児童館では他の子の親御さんが娘の肌を見て驚いた顔をし、そそくさとお子さんを連れて離れていってしまうこともあり、感染症と間違えられたのだとは思いますが、とても悲しくなりました。

こうして私はだんだんと娘を連れて人と会うことや人前に出ることが怖くなってしまい、人気のない早朝に娘を連れて公園で遊ばせるようになったんです。

ただ、追い詰められた時に、「娘の肌荒れに関する情報収集や判断を任せきりにしないでほしい」と夫に言うことができ(43話、44話)、夫も一緒になって病院探しやケアをしてくれるようになったことは救いでした。(続く)

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医療監修:堀向健太(ほむほむ先生)

医師。小児科医。医学博士。日本アレルギー学会専門医・指導医、日本小児科学会専門医・指導医。学会で各種委員。医学雑誌の医療記事を年間10〜20本、一般向けの医療記事を年間30本以上。

マンガでわかる! 子どものアトピー性皮膚炎のケア

『マンガでわかる! 子どものアトピー性皮膚炎のケア』 文・掘向健太 漫画・青鹿ユウ

ほむほむ先生こと堀向健太先生と一緒にアトピーの本を作りました。アトピーの基本的なケアや治療方法などが漫画でサッとわかり、より詳しい内容が堀向先生のコラムでしっかりわかり、ダブルでサポートしてくれる本です。出典もちゃんと入っているので参考になります。ぜひ読んでみてください。

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 次回更新は、11/20(日)の予定です。どうぞお楽しみに!

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青鹿ユウ 漫画家。夫と娘と猫と暮らしている。自分の経験、専門家から学んだことを「気軽に楽しく読めて、ちょっとためになる」漫画にしたいと思っている。著書に『今日から第二の患者さん』(小学館)、共著書に『子どものアトピー性皮膚炎のケア』、『ほむほむ先生のアレルギー教室』がある。

Twitter:@buruban
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(編集協力:大西まお)