娘・ふーみんのアトピー性皮膚炎をきっかけに、医療情報の選び方に悩むようになった青鹿さん。そんな時にインターネット上で出会ったのが、小児アレルギー学を専門にネットでも情報発信している小児科医のほむほむ先生こと堀向健太さんでした。情報の選び方を教えてもらったのですが、その内容はというと……?

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極端な情報には気をつけて

医療情報との付き合い方が少しわかった!

アトピーと診断された娘。夫婦共に様々な医療情報に振り回されていたところ、Twitterで「ほむほむ先生」というアカウントに出会いました。

「ほむほむ先生」とは小児科医で日本アレルギー学会指導医、日本小児科学会指導医の先生です。……といっても、直接診てもらったというわけではなくインターネット上で「医療情報とのひとつの付き合い方」を教えてもらいました。

今まで「アトピー 不安」「アトピー 治し方」「湿疹 〇か月 ひどい」といったワードで検索した結果に不安になったり、あやしい情報を見て不安になっていたのですが、ほむほむ先生が教えてくれた検索や情報の受け取りかたのコツを覚えたところ、劇的にラクになったんです。そこで今回は、私たち夫婦を助けてくれた「医療情報の選び方で大事な5つのこと」をシェアします。

1・標準治療から外れていないか確認

どの分野の医療にも大抵は「標準治療」といって、「科学的根拠に基づき、効果があること、安全であることが検討された、現在利用できる最良の治療」があります。これから大きくはずれてくるということは「科学的根拠は低く、効果があるかは不明で、安全の検討はされていない」ということです。

2・出典のある情報を選ぶ

出典とは、その記事の根拠に至った情報源のことです。ネット記事であれば文中に「※1)〇〇〇.△△.□」といったふうに論文や引用元などがのっています。書籍であれば、巻末に「参考文献一覧」として載っていることが多いです。出典の論文を読めたらいいのですが、もしも読めなくても「その情報に出典(裏付け)はあるか」を確認するだけでもいいとのこと。それでも鵜呑みにしてはいけないのですが、もし出典があれば少し信頼度があがると考えています。これだけでも無限に検索したり、無駄な本を買うことが減りました。

3・ネットの記事などは医療監修のある記事を読むようにする

医療は専門的な分野であり、つねに最新の情報に入れ替わり日々進歩しています。その分野の専門家でないと、情報が古くなっていたり自分の感想や思い込みで記事を書いてしまう恐れもあるので「医療監修」、できれば専門医(医療は専門性が高いのでよりその分野に詳しい医師のこと)の監修がある記事が好ましいです。ただ、医療者と言えど「自分が思う最高の治療」といった標準治療から外れた説を唱える医師もいるので、その記事が多くの医師の賛同を得ているか、医療者から批判が集まっていないかどうかもあわせて確認すると、さらに安心度があがります。

4・極端な情報、脅し、煽りには気をつける

「〇〇(薬や食品の名前)は毒」などといった極端な情報、「△△をしないと病気になる」などといった脅し、「多くの医師は知らないけど選ばれし人のみが知る特別な方法」などといった煽りのある情報は、フェイクである可能性が高いので要注意です。医療には「絶対」はないので「〇〇で絶対治る!」といった言葉にも注意が必要です。これを知るだけで、ネットでバズった方法に振り回されたり、「この商品で治りました!」なんて商法に心揺れることはなくなりました。

5・困ったらかかりつけ医に相談

どんな名医でも、直接患者を診てヒアリングしていなければ「その子の個別の正しい状況」は把握できません。ネットや本の中の症状やアドバイスが我が子にあうかどうかはわからないので、目の前の我が子を診察している医師の言葉を信頼しましょう!

とはいっても、泣き叫ぶ子どもを制御しながら相談したり、漏れなく不安を伝えたりするのが難しい時もありますよね。そこで、メモを持って受診するようにしました。

我が家は夫婦2人だけで「娘の情報共有」のためだけのグループLINEを作り、そこに普段の経過、不安や疑問に思っていること、薬の残数、時に自分自身が直接医師に相談できない場合は聞いて聞いてほしい質問をメモするようにしています。

医師に相談する時は、LINEを見ながらにすると聞き忘れもありません。また治療や症状の経過が残っているので、長く続く湿疹に不安になっても、LINEを確認してみたら3日前からだとわかって安心できたりと、正確に振り返ることもできます。

今や、ネットで調べずにはいられない時代。ほむほむ先生のおかげで、医療情報とどう付き合うかについて知ることができて、とてもありがたかったです。

投稿募集

正確な医療情報を得るために気をつけていることはありますか? 何かあれば、下のハッシュタグと一緒にツイートしてください。私は自分が発信する時やRTする時は、情報のソース(学会のURLなど)がちゃんと添付されているかどうかを確認するようにしています。

#正確な医療情報を得る方法 #ふうふう子育て

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※いただいたエピソードを作品で取り上げてさせていただいたり、出典を明記のもとシェアさせていただくこともあるかもしれません。予めご了承ください。

医療監修:堀向健太(ほむほむ先生)

医師。小児科医。医学博士。日本アレルギー学会専門医・指導医、日本小児科学会専門医・指導医。学会で各種委員。医学雑誌の医療記事を年間10〜20本、一般向けの医療記事を年間30本以上。

マンガでわかる! 子どものアトピー性皮膚炎のケア

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出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%81%A7%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B-%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%94%E3%83%BC%E6%80%A7%E7%9A%AE%E8%86%9A%E7%82%8E%E3%81%AE%E3%82%B1%E3%82%A2-%E5%A0%80%E5%90%91%E5%81%A5%E5%A4%AA/dp/486257517X

『マンガでわかる! 子どものアトピー性皮膚炎のケア』
文・掘向健太 漫画・青鹿ユウ

ほむほむ先生こと堀向健太先生と一緒にアトピーの本を作りました。アトピーの基本的なケアや治療方法などが漫画でサッとわかり、より詳しい内容が堀向先生のコラムでしっかりわかり、ダブルでサポートしてくれる本です。出典もちゃんと入っているので参考になります。ぜひ読んでみてください。

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 次回更新は、12/4(日)の予定です。どうぞお楽しみに!

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青鹿ユウ 漫画家。夫と娘と猫と暮らしている。自分の経験、専門家から学んだことを「気軽に楽しく読めて、ちょっとためになる」漫画にしたいと思っている。著書に『今日から第二の患者さん』(小学館)、共著書に『子どものアトピー性皮膚炎のケア』、『ほむほむ先生のアレルギー教室』がある。

Twitter:@buruban
blog:http://aoshikayu.com/

(編集協力:大西まお)