子育て中は何かとお金がかかる時期。さらに自分たちの老後資金も必要……。そんなお金に悩めるパパママに向け、子育て中の共働き夫婦に「やってよかった!」家計管理術をインタビュー! 今回は貯金ほぼゼロ→1年で300万円を貯めたsakuraさんに、節約のために“しない”と決めていることを教えてもらいました!

お話を聞いた人 sakuraさん 1歳の男の子がいる、20代のママ。現在、育休中。元浪費家。なけなしの貯金を結婚と妊娠・出産に関わる出費で使い尽くすも、一念発起し、家計管理に注力した結果、1年で300万円貯めることに成功。旦那さんはお金まわりのことが苦手で、お小遣いで渡した分以外はsakuraさんが管理をしている。関東地方在住。現在は旦那さんの手取りが月20〜23万円程度で、育休の手当がひと月10万円ほど。
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元浪費家&貯金ゼロから年300万円の貯金を達成!

※写真はイメージです

今回、お話を聞いたsakuraさんは、少し前までは外車に乗り、独身時代はブランドもののバッグやアクセサリーを身につけるのが大好きだった元浪費家。旦那さんはsakuraさんに輪をかけた浪費体質で、以前は夫婦の貯金がほぼゼロでした。

さらに結婚当初はともに手取り10万円台。そんななかで妊娠・出産を迎え、sakuraさんが産休&育休に入り、このままでは家計が危ないと育休中に本気で家計改善に取り組むことに。その結果、世帯収入が下がったにもかかわらず、節約を始めて1年で300万円、1年半ほどたった現在は400万円の資産を築くことができました。

節約を始めるというと、つい「あれもこれもしよう!」と張り切りがちですが、sakuraさんの家計管理の道のりを聞くと、“あえてしないと決めたこと”にこそ役立つヒントが! 今回はそんなsakuraさんの、節約のためにしない7つのことを紹介します。

節約のためにあえてしない、7つのこと

【1】食費はキャッシュレスで支払わない

sakuraさん:

独身時代からクレジットカード払いが基本で、今もほぼキャッシュレス決済。現金はポイントがつかないし、かさばるのであまり持ちたくない派です。だけど、気を抜くと出費がかさみがちな食費だけは別!

以前は私と夫がそれぞれ自分のカードで支払っており、いくら使ったかもわからない状態で……。おそらく2人暮らしで月5〜6万円以上使っていたと思います。しかし、今は月の予算・1万8000円を専用財布に入れて、食費は必ずそこから支払います。

※写真はイメージです

sakuraさん:

あえて現金にしたのは食費の見える化をするため! 私と夫のどちらが買い物に行くにしても、その財布を持参するので、いくら使ったか明確。実際、無駄使いはかなり減りました。買わなくなったものはいろいろありますが、スナック菓子は最たるもの。おかげで妊娠中に増えた体重も落ちて一石二鳥でした!

ちなみに現在は息子が小さいこともあり、外食は最小限です。外で食べるときも貯めている楽天ポイントで支払うなど、お金を使わない工夫をしています。

【2】家賃は収入の30%にしない

sakuraさん:

よく「家賃は家計の30%に抑える」と言いますが、マックス30%の家賃を支払うと、我が家は相当厳しい!

実は新婚で家を探していたとき、いい物件があったんです。おしゃれで広くて設備もよい新築でした。だけど、実際に選んだ家よりも月1万円くらい家賃が高くて……。不動産屋さんも「新婚さんだとこれくらい普通ですよ」とすすめてきましたが、夫が「1万円は大きいよ」と言ったことで、やめることに。

当時の私は「1万円くらいいいじゃない」と思ったけれど、実際は年間12万円もの差が。育休で収入が減った現在、その大きさを身をもって実感しています。選んだ家はおしゃれとは言い難いし、築古ですが、住めば都とよく言ったもので、今は気になりません。あのときの夫の助言のおかげで、今の家を選ぶことができてよかったです。

※写真はイメージです

【3】家計簿に手間をかけない

sakuraさん:

結婚する少し前に家計簿をつけ始めたのですが、当時は100均で買ってきた手書きの家計簿を使っていました。書き出すのは私一人の出費だったので、書く手間も少なく、数カ月継続。だけど、結婚して夫の出費もまとめて管理するようになってからは、記入する項目が多く面倒で、挫折してしまって……!

今は家計簿アプリのマネーフォワードMEを利用しています。サブスク代は安易に払いたくないのですが、これは有料会員。クレカや銀行口座の情報を一元化でき、現金払い以外は情報を読み込んで勝手に記録してくれるので、楽ちんです。

【4】メガバンクは使わない

sakuraさん:

我が家のメインバンクは楽天銀行。貯蓄用があおぞら銀行 BANKで、どちらもメガバンクではありません。

楽天銀行には、自分の分と夫と息子、3人分の口座があります。夫の給料は会社規定で、指定された地方銀行に振り込まれるので、給料日にその口座から全額引き出し、必要な現金を取り分けたら、あとは私の楽天銀行に入金!

楽天銀行の場合、同じ銀行同士なら、振込手数料が無料。回数は限定されますが、他行の口座への振り込み手数料も無料回数があるので、スマホで夫の楽天カードの引き落とし分を彼の楽天銀行、貯蓄分をあおぞら銀行 BANKへ振り込む、ここまでが毎月のルーティンです。

突如、ATMから引き出さないと!というときは、楽天銀行の引き出し手数料無料回数内で行います。

あおぞら銀行 BANKは普通預金の金利が年0.2%とメガバンクなどより高いので、今後のために貯めるお金は基本、こちらに移します。

【5】小さな出費を放っておかない

sakuraさん:

高校生のころから某メーカーのカフェラテが大好きで、コンビニでほぼ毎日2回買って飲んでいましたが、それも今はやめました。ひとつ100円でも毎日100円✖️2で200円。それが1カ月だと、チリツモで月に6000円にもなります。

ATMの手数料だって1回220円もするし、つく金利分よりも高い。サブスクも以前はYouTubeプレミアムに入っていましたが、現在はアマプラとマネーフォワードMEのみ。新しく入るときもよく考えてから、加入します。

【6】見栄をはらない

sakuraさん:

独身時代はセレブなインフルエンサーをインスタでチェックするのが好きでした。見るだけならいいのですが、紹介されたものって欲しくなるんですよね(苦笑)。だから、コスメはデパコスだったし、ブランドもののアクセやバッグを買ったり、外車に乗ったり……。

でも、あるとき、“どうして私はこれが欲しいんだろう?”と考えてみたんです。ブランドの名前は知っているけど、そのブランドがどうして価値があるかはよくわからない。

※写真はイメージです

sakuraさん:

欲しい理由は“自分も買ったことをインスタで紹介したい”など、見栄や承認欲求のためだと気づきました。しかも厄介なことに、これを買ったら次はこれ……と、エンドレスなんですよね。今は生活も価値観も変わり、セレブ系インフルエンサーのフォローも外しました。そうした投稿を見なくなったことで物欲が自然とおさまりましたね。

車も今は軽自動車。子どもを乗り降りさせるには便利だし、ガソリン代も点検費も保険代も税金も以前の3分の1くらい! 外車は修理代が高くつくのでビクビクしてましたが、軽ならそんなこともありません。

【7】合わないものは無理に続けない

sakuraさん:

SNSで流行している封筒貯金を試したことがありますが、私には合いませんでした。現金を封筒に分けるために、まず現金を引き出さないといけないし、その現金も1万円は何枚必要? 1000円は? なんてATMで手間取るうちに、私はなんて無駄な時間を使っているのだろうと嫌になってしまって……。

もちろん、マメな人にはいいと思います! だけど、私のようなズボラにはまったく合わない。そう気づいてからは、すっぱりやめました。

育休中に家計管理に取り組んだことで、月20万円生活が身についた!

「家計管理に取り組んでよかったことは?」と聞くと、こう回答してくれたsakuraさん。

sakuraさん:

家族全員の幸福度をキープしながら節約する方法が身につきました。どこにお金を使いたくて、どの部分は我慢できるか明確になったことが大きかった!

たとえば、我が家には1歳の子どもがいるので光熱費はケチりたくないし、食費の1万8000円もこれ以上はひもじい思いをするとわかったので削れません。

sakuraさん:

私自身の消費で言うと、旅行や推し活は削れないと気づいたので、予算内でやりくりできるよう工夫しています。ただ、その分、スナック菓子やカフェラテ、ブランド品など、今の自分には不要だと判断したものにかけるお金は徹底的にカット! メリハリを意識するようになりました。

また、夫の給料20万円で暮らす生活を育休中に整えられたことは本当によかった!復帰後はもう少し生活費がかかるかと思いますが、この生活に慣れたので、そこまで大きくはみ出すことはないかな。コンパクトに暮らす自信がついたと思います。

(取材・文:江原めぐみ)

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江原めぐみ
この記事の執筆者
江原めぐみ
フリーランスのエディター・ライター。女性生活誌、女性ファッション誌の雑誌編集部を経て、独立。紙媒体・WEB媒体の両分野で編集・ライティングを担当している。担当分野は妊娠・出産、育児、女性のヘルスケア、お金、暮らし、教育、料理、ファッションなど多岐にわたる。4歳男の子の母。
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